汗疹(あせも)・多発性汗腺膿瘍(あせものより)

miliaria
sudamina

汗疹の新患数
月/年 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012
1月 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人
2月 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人
3月 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人
4月 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人
5月 0人 0人 6人 3人 0人 1人 2人 2人 0人 0人 4人 1人 0人 0人 0人
6月 10人 13人 57人 64人 6人 46人 49人 18人 0人 5人 1人 4人 0人 22人 8人
7月 144人 60人 156人 208人 177人 85人 253人 200人 108人 62人 142人 99人 115人 138人 78人
8月 88人 50人 136人 91人 156人 225人 129人 169人 154人 194人 235人 108人 155人 94人 115人
9月 6人 86人 97人 15人 78人 212人 75人 34人 73人 116人 136人 37人 65人 30人 79人
10月 0人 41人 0人 0人 2人 4人 0人 4人 1人 13人 16人 1人 4人 3人 4人
11月 0人 0人 0人 0人 0人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 *
12月 0人 0人 0人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 *
年間合計 248人 251人 452人 381人 420人 573人 509人 427人 336人 392人 534人 250人 339人 287人 *

8月の新患数235人は1998年以来の新記録です。8月としては最多です。(2008年8月31日)
2008年7月第2週から9月第3週まで皮膚病週間ランク第1位が10週間続きました。(2008年9月30日)
9月の新患数136人は2003年の212人に次ぐ二番目に多い人数、年間も同年の573人に次ぐ人数です。(2008年9月30日)
あせもの季節です。皮膚病週間ランクあるいは皮膚病毎日ランクを参考に御覧下さい。


紅色汗疹(1)
(1999・8・25撮影)
紅色汗疹(2)
(1999・8・25撮影)
汗疹性湿疹
(2000・8・2撮影)


皮膚の汗腺から大量に汗が出た時に汗管の通りが悪く皮膚表面への汗の排出が阻害されると汗管の周囲に炎症が起こり普通かゆみを伴う赤いぶつぶつが皮膚に発生します。
この状態を汗疹(かんしん)あるいは紅色汗疹(こうしょくかんしん)といいます。
汗疹は俗にあせもといわれているもので赤いぶつぶつが出来てそのまわりにびまん性の赤みを伴っています。

湿疹になっているものが殆どでその場合は汗疹性湿疹(かんしんせいしっしん)といいます。
従って汗疹は普通かゆみを伴います。
汗疹
は体および四肢の衣服と摩擦する部位とか肘・膝・脇・頸・股などの間擦部(かんさつぶ)に多く出来ます。

汗疹は季節的には6月から9月の夏季に多く発生します。
汗疹
は高温多湿の環境で働いたり運動した場合、発熱性の病気で大量に汗が出た場合、ギプスをした場合あるいは通気性の悪い衣服を着用した場合などにも多く発生します。

あせもの発疹がダニによる虫さされに似ているので、テレビなどでダニ駆除の宣伝が多いからでしょうか。あせもの診断を信じない患者さんが多いのには困ります。最近は刺すダニの新患は殆どみられません。

なおアトピー性皮膚炎が夏季に悪化することが知られています。
アトピー体質の人は汗の刺激に反応しやすく汗疹が出来やすいためと考えられます。

季節的に細菌感染を併発することが多く汗腺のおできとも言える汗腺炎(かんせんえん)を起します。
毛包炎(もうほうえん)にそっくりの汗孔周囲炎(かんこうしゅういえん)起すことがあります。
特に子供のケースでは多発性汗腺膿瘍(たはつせいかんせんのうよう=あせものより)になりますが最近は昔のようなドラマチックなものが無くなりました

多発性汗腺膿瘍(あせものより)
(2001・7・11撮影)

また皮膚の表面に細菌感染を起こすと伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん=とびひ)あるいは膿痂疹性湿疹(のうかしんせいしっしん)になったりします。

当院での治療紹介します。


(1)汗疹
湿疹・皮膚炎の仲間で治療は湿疹の治療に準じます。
一般に軽いステロイド外用薬を使用すれば良くなります。
かゆみの強い場合は抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めを内用させます。

(2)汗腺炎(汗孔周囲炎・多発性汗腺膿瘍)、伝染性膿痂疹、膿痂疹性湿疹
これらの場合は抗菌剤を内用あるいは外用します。

あせもにならないための注意


(1)1日に何回もシャワーを使って汗分を流すか、冷たい気持のよい濡れたタオルで汗分をふき取りましょう。
(2)乾いたタオルなどで汗をふきとる時には軽くぬぐうようにして、摩擦しないようにしましょう。
(3)クーラー、除湿器を有効に使って湿度と温度を適度に調節しましょう。

                                        

湿疹・皮膚炎の仲間へ戻る
皮膚病50音順総索引