カンジダ症

candidosis
candidiasis

カンジダ症の新患数
月/年 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012年
1月 1人 0人 1人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 2人 0人 0人 0人
2月 0人 0人 1人 1人 0人 0人 1人 0人 1人 2人 1人 3人 0人 0人 1人
3月 0人 1人 0人 0人 0人 0人 2人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人
4月 1人 1人 2人 0人 1人 0人 0人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 0人 1人
5月 2人 2人 2人 1人 2人 2人 0人 1人 3人 0人 2人 0人 0人 1人 0人
6月 0人 3人 1人 0人 0人 1人 1人 0人 3人 0人 0人 0人 0人 2人 0人
7月 4人 6人 3人 3人 1人 5人 3人 4人 0人 1人 2人 1人 1人 0人 0人
8月 7人 2人 3人 0人 4人 1人 2人 1人 3人 4人 0人 2人 0人 0人 1人
9月 7人 11人 3人 3人 1人 2人 1人 2人 5人 2人 1人 0人 0人 1人 1人
10月 9人 2人 0人 1人 2人 1人 1人 3人 3人 0人 1人 0人 0人 0人 0人
11月 0人 4人 1人 1人 1人 1人 1人 2人 1人 1人 1人 1人 0人 0人 *
12月 0人 0人 0人 0人 1人 1人 0人 1人 2人 0人 0人 0人 0人 0人 *
年間合計 31人 32人 17人 10人 14人 14人 12人 14人 22人 10人 8人 9人 1人 4人 *


カンジダ アルビカンスというかびが皮膚や粘膜に増殖すると皮膚粘膜病変が起こります。
カンジダ アルビカンスは皮膚の常在かびです。

よく見られるカンジダ症


(1)カンジダ性間擦疹

陰部と股・脇の下・女性の大きい乳房の下・乳児の頸部前面は発汗も多くじめじめしています。

すなわちカンジダの増殖に都合のよい適温多湿の状況にあります。
しかも身体の動きに連動して摩擦をうけるので摩擦による湿疹がしばしば起きます。

そこにカンジダが増殖してびらんとか強い発赤を起こしたものがカンジダ性間擦疹です。
発生状況からみて湿疹とカンジダ症の併発しているものが殆どです。

男性の陰部の粘膜と皮膚に出来たものがカンジダ性包皮亀頭炎で、女性の陰部の粘膜と皮膚に出来たものがカンジダ性外陰炎です。
ともに粘膜部が赤くただれたり白い糟のようなものが付着します。

(2)カンジダ性指間びらん

水仕事の多い人に起こりやすい手のカンジダ症です。
手の第3指間すなわち手の中指(第3指)と薬指(第4指)の間にしばしば見られます。

カンジダ性指間びらん+細菌感染
(1999・8・16撮影)
カンジダ性指間びらん
(1999・8・25撮影)


手は発汗が多く第3指間は静止時には合わさっています。
そのためしばしばふやけた状態になりカンジダが増殖します。
びらんと赤みを伴った状態でカンジダ性指間びらんといいます。

(3)カンジダ性ひょう疽・カンジダ性爪囲炎

慢性のひょう疽にはしばしばカンジダが増殖します。
カンジダが関与したひょう疽をカンジダ性ひょう疽といいます。

しかし単独のカンジダ症であることは稀なことです。
湿疹も併発していることが多く細菌とカンジダと湿疹の三者に対しての治療を必要とすることが多いのが現実です。

(4)カンジダ性おむつ皮膚炎

おむつ皮膚炎とはおむつかぶれのことです。おむつをしている乳児の腹部・臀部・陰部・股部・大腿部にはおむつかぶれが時々みられます。

おむつかぶれの治療をしていてなかなか治らなかったりかえって悪化して赤みが強くびらんを伴う場合は大抵はカンジダ性おむつ皮膚炎です。

(5)カンジダ性口角炎・口唇炎

口角・口唇の皮膚と粘膜にカンジダが増殖してびらんとか亀裂が出来たものをカンジダ性口角炎・口唇炎といいます。

口角炎・口唇炎がなかなか治りにくい場合はカンジダ症を併発していることがあります。
その場合は舌粘膜や口腔粘膜にもカンジダ症があることが多いようです。

カンジダ性口唇炎
(2000・6.23撮影)

(6)カンジダ性臍炎

臍の窪みに起きた湿疹反応あるいは細菌感染を臍炎といい、これにしばしばカンジダが増殖することがありカンジダ性臍炎といいます。

私の医院の治療を紹介します。


カンジダ アルビカンスは弱いかびです。
カンジダ症は大抵は治療によく反応して簡単に治ります。

治療はかびをやっつける抗真菌剤を外用します。
以前は抗真菌外用剤でよくかぶれをおこしましたが最近はかぶれることがほとんどありません。

軽い場合は塩化ベンゼトニウムなどの消毒液を外用するだけでも治癒します。

湿疹を併発している場合は湿疹の外用薬(ステロイド剤)も使用します。

ひょう疽の場合は抗菌剤も使います。
このカンジダ性ひょう疽は難治で治療に苦労させられます。


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