癜風(でんぷう=くろなまず)

chromophytosis
pityriasisi versicolor
tinea versicolor
当院での癜風の新患数
月/年 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012年
1月 1人 2人 1人 0人 0人 1人 1人 1人 0人 0人 0人 2人 0人 1人 1人
2月 1人 0人 0人 1人 0人 1人 0人 1人 2人 0人 0人 0人 1人 0人 0人
3月 1人 0人 1人 3人 6人 2人 4人 1人 2人 1人 2人 1人 1人 0人 0人
4月 9人 4人 1人 3人 1人 4人 5人 1人 0人 6人 3人 1人 1人 0人 1人
5月 8人 7人 5人 7人 9人 7人 4人 2人 3人 6人 2人 0人 1人 5人 2人
6月 3人 6人 3人 6人 2人 6人 0人 5人 3人 5人 3人 5人 4人 6人 4人
7月 9人 1人 4人 0人 5人 5人 2人 8人 9人 2人 4人 6人 3人 2人 3人
8月 3人 5人 4人 4人 5人 2人 3人 7人 5人 2人 2人 5人 2人 0人 1人
9月 4人 1人 4人 4人 2人 4人 3人 4人 1人 0人 0人 1人 1人 0人 0人
10月 4人 0人 3人 0人 2人 2人 4人 0人 0人 1人 2人 1人 1人 1人 0人
11月 0人 3人 1人 0人 0人 1人 1人 1人 0人 1人 0人 0人 0人 0人 *
12月 1人 1人 0人 1人 0人 2人 1人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 0人 *
年間合計 44人 30人 27人 29人 32人 37人 28人 31人 25人 24人 18人 22人 15人 15人 *


上半身の主として胸・背中・頚部に円形か楕円形の淡褐色斑か脱色素斑が見られたら癜風です。
淡褐色のものを黒色癜風といい脱色素のものを白色癜風といいます。
どちらかといえば何年も経過をしているケースに白色癜風が多いように思います。

黒色癜風
(1999・8・19撮影)
白色癜風
(1999・11・6撮影)


上の表は当院へ受診された癜風の新患の患者さんの数です。
癜風は教科書には多湿の春から夏に悪化し乾燥の冬には軽快すると記載されています。
当院の3年間のデーターでは4月から9月までの間に多く受診されました。

癜風はかびの1種の癜風菌(マラセチア・フルフル)が増殖すると発症します。
マラセチア・フルフルは皮膚常在の真菌(かび)でピチロスポルム・オルビクラーレともいいます。
最近はにきび・脂漏性湿疹・アトピー性皮膚炎の発症にも関与しているといわれています。

癜風は年令的には青年から中年に多く性別では男女ともに同程度に発病します。
かゆみは普通ありませんが稀にかゆいことがあります。

治療によく反応して抗真菌剤を外用すれば簡単に発疹は消失します。
しかし再発しやすく何年も悩まされる患者さんがいます。
癜風は昔は伝染するといわれていましたが伝染はしないようです。

癜風の診断は癜風菌を顕微鏡検査で確認します。
時にウッドランプの助けを借りることがあります。
癜風菌の発疹はウッドランプの長波長紫外線を照射して黄褐色の蛍光を発したら癜風菌が陽性です。

癜風菌は湿疹特に脂漏性湿疹の原因菌として注目されており抗真菌剤のニゾラールクリームは保険適応になっています。
またアトピー性皮膚炎とかその他の湿疹の発症にも関与しているようです。
さらに尋常性ざ瘡および毛包炎の発症にも関与していて癜風菌が検出されるものをマラセチア毛包炎といいます。

当院での治療を紹介します。


(1)抗真菌剤を発疹が消えるまで外用して頂き、駄目押しにその外用薬を発疹消失後約1か月間続けます。

(2)難治の場合はイトリゾールカプセルを内服させることが認められていますが私はそのようなケースに出会ったことがありません。

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