接触性皮膚炎(せっしょくせいひふえん=かぶれ)

contact dermatitis

当院のかぶれの新患数
月/年 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012年
1月 40人 31人 27人 5人 10人 21人 14人 18人 11人 18人 9人 14人 13人 15人 8人
2月 44人 37人 21人 12人 5人 14人 12人 27人 12人 6人 13人 8人 10人 9人 13人
3月 62人 41人 16人 12人 21人 18人 13人 22人 21人 28人 17人 23人 11人 8人 17人
4月 59人 34人 17人 21人 28人 19人 35人 24人 20人 29人 22人 17人 8人 17人 18人
5月 73人 35人 29人 30人 15人 39人 26人 29人 26人 28人 30人 41人 20人 25人 23人
6月 78人 45人 39人 30人 24人 45人 20人 42人 21人 34人 27人 21人 31人 30人 23人
7月 44人 33人 29人 25人 31人 42人 24人 20人 26人 41人 33人 27人 19人 20人 21人
8月 40人 34人 30人 24人 30人 46人 19人 32人 25人 28人 21人 20人 28人 23人 24人
9月 34人 14人 23人 28人 22人 32人 41人 32人 21人 18人 18人 16人 30人 22人 19人
10月 41人 46人 23人 23人 30人 22人 22人 23人 11人 25人 21人 15人 16人 22人 14人
11月 40人 33人 21人 12人 13人 24人 19人 13人 14人 18人 13人 12人 17人 13人 *
12月 42人 19人 10人 13人 13人 14人 18人 7人 11人 10人 13人 8人 14人 12人 *
年間合計 597人 402人 285人 235人 242人 336人 263人 289人 219人 283人 237人 222人 217人 216人 *

皮膚に接触したいろいろの物が原因で発生した湿疹のことを接触性皮膚炎(せっしょくせいひふえん)といいます。
接触性皮膚炎は俗にかぶれといわれているものです。

接触性皮膚炎は接触したものの刺激による場合とアレルギーによる場合の二つが考えられます。
どちらであるかは慢性で再発性の接触性皮膚炎でない場合は治療の立場からはそう神経質になる必要がないと思います。

かぶれを引き起こす原因の物質は様々です。
以下よく見られるものを紹介します。

(1)化粧品類によるかぶれ化粧品皮膚炎(化粧かぶれ)といいます。
白髪染めかぶれが有名です。

アイシャドー皮膚炎
(2000・7・14撮影)

(2)植物によるかぶれ植物皮膚炎(草かぶれ)といいます。
うるしかぶれ・ぎんなんかぶれ・桜草かぶれが知られています。

(3)ゴムによるかぶれゴム皮膚炎(ゴムかぶれ)といいます。
ゴーグルかぶれ・ゴム手かぶれなどです。

(4)金属によるかぶれ金属皮膚炎(金属かぶれ)といいます。
ネツクレス・イアリング・指輪・時計バンド・眼鏡によるものが多く見られます。
皮革によるものもナメシの工程で金属を使用しますので金属皮膚炎です


(5)衣類によるかぶれ衣類皮膚炎(布かぶれ)といいます。
上着の襟によるもの・下着によるものがよく見れます。

(6)医薬品によるかぶれがしばしば見られます。
バンソウコウによるかぶれ(バンソウコウ皮膚炎)、テーピングかぶれ(テーピング皮膚炎)および付け薬によるかぶれです。
付け薬によるかぶれを外用薬皮膚炎といい、市販のつけぐすりによるかぶれが多く見られます。

バンソウコウ皮膚炎
(2000・5・19撮影)
バンソウコウ皮膚炎
(2000・7・17撮影)


(7)唾液・涙・食べ物の付着による接触性皮膚炎/舌なめずり皮膚炎(なめかん)もその一つです。。

(8)うんちによる接触性皮膚炎/おむつかぶれもその一つです。

(9)土や砂による接触性皮膚炎/すなかぶれとかセメント皮膚炎もその一つです。

セメント皮膚炎 セメント皮膚炎
(2001・5・16撮影)


(10)その他;農薬・化学薬品・石油類など

体の部位によっていろいろの原因が考えられます。
部位によって考えられるものを紹介します。

(1)頭部:ヘアケア製品・毛染め・パーマ液。

(2)顔面:化粧品・シャンプー・涙・唾液。

(3)耳:イヤリング・眼鏡のつる。

(4)頸部:衣類の襟・ネックレス・ペンダント。

(5)脇の下:汗止め。

(6)女性乳房部:ブラジヤー。

(7)腰部:下着のゴム・フアスナーなどの金属。

(8)陰部・股部:生理用品・下着。

(9)大腿部・足首:ストツキング、ソックスのゴム。

(10)手くび:時計のバンド。

(11)手および指:洗剤・指輪。

(12)足:履き物のゴム・水虫などの外用薬。

かぶれは皮膚の置かれた環境によって発生しやすくなります。
冬期に皮膚が乾燥する時・夏に向って皮膚の脂が多く分泌される時・汗が大量に出る時あるいは皮膚が摩擦を頻繁に受ける時などにかぶれやすくなります。

当院での治療を紹介します。


軽症には軽いステロイド剤を外用します。

中等症以上の場合は中等度以上のステロイド剤を外用し抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤含む)を内服させます。

重症の場合には短期間ですがステロイド剤を内服させることがあります。

慢性で再発性の場合にはパツチテストで原因物質を検索することがありますがなかなか簡単には見つけれないのが現状です。

原因がはっきり特定出来る場合はその原因物質を出来るだけ回避するように指導しています。

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