虫刺症(ちゅうししょう=虫さされ)
当院の虫刺症の新患数
月/年 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012年
1月 1人 0人 2人 0人 0人 0人 1人 0人 0人 4人 2人 0人 0人 0人 0人
2月 0人 0人 2人 0人 0人 1人 2人 1人 1人 1人 1人 0人 0人 1人 1人
3月 3人 1人 0人 0人 4人 1人 4人 0人 2人 2人 2人 0人 1人 0人 0人
4月 10人 3人 2人 6人 7人 5人 10人 6人 2人 6人 6人 0人 4人 5人 0人
5月 30人 9人 17人 14人 12人 12人 13人 19人 9人 28人 10人 15人 9人 6人 13人
6月 42人 26人 17人 22人 27人 22人 22人 34人 20人 22人 26人 22人 19人 26人 18人
7月 38人 37人 38人 45人 43人 57人 21人 45人 31人 46人 25人 32人 29人 29人 29人
8月 39人 20人 36人 32人 27人 31人 26人 40人 15人 41人 12人 27人 25人 21人 26人
9月 38人 27人 20人 23人 26人 24人 21人 15人 16人 17人 14人 20人 13人 13人 14人
10月 20人 12人 16人 18人 14人 25人 5人 11人 8人 13人 8人 12人 8人 10人 10人
11月 10人 7人 11人 10人 4人 18人 9人 8人 17人 14人 8人 9人 8人 16人 *
12月 3人 0人 3人 2人 4人 9人 6人 0人 6人 5人 6人 4人 3人 3人 *
年間合計 234人 142人 169人 172人 168人 205人 140人 179人 127人 199人 120人 141人 119人 130人 *



虫刺症(虫さされ)の急性痒疹
(1998・8・10撮影)
虫刺症(虫さされ)の結節性痒疹
(2000・8・19撮影)


虫に刺されたために起こった皮膚病変を虫刺症といいます。
季節的には夏季を中心に発生します。
毎年5月中旬から10月中旬までの半年間に集中して受診します。
虫の活躍時期には年間新患数から計算すると毎日1人から2人の新患があります。
虫の発生情況はその年の気候に多いに関係し、雨の多い年は少ないようです。

虫刺症の皮疹はじっくり観察するとその中心に刺し口が必ず見つかります。
そして皮疹のばらつきが気まぐれであることが特徴です。

刺されたばかりのもので炎症の強い場合を急性痒疹ということがあります。
急性痒疹が以前子供に出来たケースを小児ストロフルスといいました。
慢性化して苔の生えたようになって治りにくいケースを結節性痒疹(けっせつせいようしん)あるいは固定蕁麻疹(こていじんましん)といいます。

原因の虫は普通昆虫類ですが一般には蜘蛛類によるものも含まれます。
よく見られるのは蚊・ブユ・蜂・ツメダニ・ネコノミ・イラガによる虫刺症です。
蚊刺症ブユ刺症蜂刺症ダニ刺症ネコノミ刺症イラガ刺症といいます。

最も多いのが蚊刺症虫刺症の殆どを占めます。
その他は少なくブユ刺症、蜂刺症、ダニ刺症ネコノミ刺症、イラガ刺症などは年間に10人以下しかみられません。

その他に刺す虫ではムカデ,アブ,ヌカカ,クモ,サシガメ,マツモムシ,ナンキンムシ,ヒルなどがいます。
この2年間ではムカデとヒルに刺されて受診された方が数件みられました。
しかしそれ以外の虫による受診患者は全くありませんでした。

当院での虫刺症の治療を紹介します

(1)軽症の場合はステロイド剤を外用させます。

(2)中等症の場合はトラネキサム酸(トランサミン錠)および抗アレルギー剤もしくは抗ヒスタミン剤を併用します。
そして腫脹の強い場合は漢方薬の五苓散などを併用します。
結節性痒疹の場合はステロイドの貼付剤(インファナルとかトクダームなど)を使用します。

(3)重症の場合はステロイド剤を内用させることがあります。
ショック状態を起こす蜂刺症のケースでは救命施設でないと無理の場合があります。

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