蕁麻疹(じんましん)

urticaria

当院の蕁麻疹の新患数
月/年 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012年
1月 7人 7人 7人 12人 15人 11人 9人 13人 6人 7人 10人 9人 6人 8人 7人
2月 9人 10人 13人 8人 8人 9人 16人 14人 8人 10人 11人 7人 10人 6人 6人
3月 14人 13人 13人 12人 9人 6人 6人 14人 12人 5人 10人 10人 16人 6人 5人
4月 15人 8人 11人 12人 16人 6人 11人 13人 12人 8人 10人 10人 7人 20人 13人
5月 14人 23人 22人 16人 15人 18人 15人 19人 21人 11人 11人 18人 17人 13人 16人
6月 17人 17人 16人 11人 20人 21人 17人 20人 15人 14人 20人 12人 17人 9人 10人
7月 15人 13人 17人 18人 22人 22人 24人 15人 13人 14人 24人 16人 13人 13人 6人
8月 13人 9人 14人 13人 13人 17人 22人 14人 11人 17人 19人 7人 12人 11人 12人
9月 14人 11人 16人 19人 12人 14人 16人 13人 15人 12人 9人 6人 12人 17人 9人
10月 13人 15人 13人 14人 15人 9人 13人 12人 8人 14人 12人 6人 7人 6人 14人
11月 11人 10人 16人 6人 8人 17人 11人 8人 11人 10人 15人 5人 10人 5人 *
12月 8人 7人 11人 3人 12人 13人 7人 6人 5人 11人 11人 8人 6人 8人 *
年間合計 150人 143人 169人 144人 165人 163人 167人 161人 137人 133人 162人 114人 133人 122人 *



i蚊に刺されたあとが盛り上がりますがそんなムードの発疹が出来て3時間ほどで消えてしまいそれを繰り返す場合は蕁麻疹です。
1週間以内に治癒する蕁麻疹急性蕁麻疹、1週間以上1か月未満で治癒するものを亜急性蕁麻疹、1か月以上かかるものを慢性蕁麻疹とされています。
急性蕁麻疹はかゆみが強い場合が殆どですが慢性蕁麻疹の場合はかゆみが軽いケースあるいはかゆみが無い場合もあります。

じんましん
(1999・8・7撮影)
じんましん
(1999・9・18撮影)


蕁麻疹はアレルギー性ということが一般に定着していますがアレルギーの原因を確定出来る症例は先ず少ないようです。
原因が何であったか判明しないうちに治癒してしまうケースが殆どで、アレルギー性でないケースの方が多いように思います。

急性蕁麻疹は古くなった食物(特に動物性の蛋白)を食べた場合にしばしばを起こりますが軽い食中毒と考えて良いと思います。
また食品添加物も急性蕁麻疹の原因になると考えられています。
食物を食べて運動すると蕁麻疹が発症するケースもあります。

慢性蕁麻疹の殆どは心身に加わるストレスによって起こるとされていますがストレスを特定することは困難です。
皮膚に加わるストレスとして温度刺激・機械的刺激・日光などがあります。

温熱刺激で発症するものを汎発性温熱蕁麻疹あるいはコリン性蕁麻疹といい発汗現象も関与しているようです。
寒冷刺激で発症するものを寒冷蕁麻疹といいます。

圧迫・摩擦の刺激で発症するものを人工蕁麻疹あるいは皮膚描記症といいます。
日光照射によって発症するものを日光蕁麻疹といいます。

心に加わったストレスによって発症したものを心因性蕁麻疹といいます。
顔面のみの蕁麻疹としてクインケ浮腫があります。

普通蕁麻疹は2時間から3時間すれば消えてしまいますのでつらくなければ治療の必要がありません。
痒みが強い時、蕁麻疹反応が派手に出来て気になる時、蕁麻疹発作が頻繁に出て煩わしい時には治療しましょう。

当院での治療を紹介します。


蕁麻疹が痒い時には皮膚にはレスタミンコーワ軟膏を何回でも外用して頂きます。

急性蕁麻疹

(1)軽症の場合は漢方薬の五苓散(ごれいさん)あるいは香蘇散(こうそさん)と抗ヒスタミン剤か抗アレルギー剤を内用して頂きます。

(2)中等症の場合は軽症の場合に加えて抗プラスミン剤(トランサミンなど)を内用して頂きます。

(3)重症の場合は中等症の場合に加えてステロイド剤も内用して頂きます。

(4)鮮度の落ちた食物(特に蛋白性食品)を食べた時に急性蕁麻疹を発症することが多いように思います。
初診から4日から5日は魚介類・肉類・卵類・牛乳を食べないように指導しています。

慢性蕁麻疹

漢方薬の柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、酸棗仁湯(さんそうにんとう)あるいは十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)と塩酸ヒドロキシジン(ジスロン錠)あるいは抗アレルギー剤(アレグラ錠、ジルテック錠など)を内用して頂きます。

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