アレルギー皮膚疾患治療剤(2)
2006年4月1日改正
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D皮膚科医院を再受診したAさんが初診の際に投薬を受けたアレルギーの内用薬が効いたので30日分を処方調剤してもらいました。
Q(T).
一番高い薬価の新薬のアレジオン錠10を1日2錠で30日分投薬された場合の窓口支払はいくらでしょうか。
3割負担、2割負担、1割負担の場合を計算してみましょう。
1錠の薬価は141.10円です。
Q(U).
一番新しい新薬のアレロック錠2.5mgを1日4錠で30日分投薬された場合はいくらでしょうか。
1錠の薬価は57.30円です。
Q(V).
旧い新薬のアゼプチン錠1mgを1日2錠で30日分投薬された場合はいくらでしょうか。
1錠の薬価は50.60円です。
Q(W).
アゼプチン錠のジエネリツク(後発品)のアゼン錠を1日2錠で30日分投薬された場合はいくらでしょうか。
1錠の薬価は8.50円です。
Q(X).
タベジール錠のジエネリツク(後発品)のピロラール錠を1日2錠で30日分投薬された場合はいくらでしょうか。
1錠の薬価は5.70円です。
Q(T).からQ(X).を解いてみてじっくり考えてみましょう。
薬剤の文書をもっての説明があったものとして薬剤情報提供料10点を入れて下さい。
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A(T).
再診料 71点(710円)
外来管理加算 52点(520円)
処方料 42点(420円)
調剤料 9点(90円)
薬剤情報提供料 10点(100円)
薬剤料 アレジオン錠10は1錠141.10円
1日分は141.10×2=282.20円。
1点+(282.20円−15円)/10点=1点+267.20円/10点
=1点+26.72点(1点未満切り上げ)
=1点+27点
=28点
30日分だから28点×30日=840点(8400円)
保険点数合計 71点+52点+42点+9点+10点+840点=1024点(10240円)
1割窓口負担 10240円×0.1=1024円
2割窓口負担 10240円×0.2=2048円
3割窓口負担 10240円×0.3=3072円
A(U).
薬剤料 アレロック錠2.5mgは1錠57.30円
1日分は57.30×4=229.20円です。
1点+(229.20円−15円)/10点=1点+214.20円/10点
=1点+21.42点(1点未満切り上げ)
=1点+22点
=23点
30日分だから23点×30日=690点(6900円)
保険点数合計 71点+52点+42点+9点+10点+690点=874点(8740円)
1割窓口負担 8740円×0.1=874円
2割窓口負担 8740円×0.2=1748円
3割窓口負担 8740円×0.3=2622円
A(V).
薬剤料 アゼプチン錠1mgは1錠が50.60円ですから
1日分は50.60×2=101.20円です。
1点+(101.20円−15円)/10点=1点+86.20円/10点
=1点+8.62点(1点未満切り上げ)
=1点+19点
=10点
30日分だから10点×30日=300点(3000円)
保険点数合計 71点+52点+42点+9点+10点+300点=484点(4840円)
1割窓口負担 4840円×0.1=484円
2割窓口負担 4840円×0・2=968円
3割窓口負担 4840円×0.3=1452円
A(W).
薬剤料 アゼプチン1mgのジエネリツクの1錠は8.50円ですから
1日分は 17.00円です。
1点+(17円−15円)/10点=1点+2円/10点
=1点+1点(1点未満切り上げ)
=1点+1点
=2点
30日分だから2点×30日=60点(600円)
保険点数合計 71点+52点+42点+9点+10点+60点=244点(2440円)
1割窓口負担 2440円×0.1=244円
2割窓口負担 2440円×0.2=488円
3割窓口負担 2440円×0.3=732円
A(X).
薬剤料 タベジール錠のジエネリツクは1錠が5.70円ですから
1日分は11.40円です。
15円以下の場合は1点
30日分だから1点×30日=30点(300円)
保険点数合計 71点+52点+42点+9点+10点+30点=214点(2140円)
1割窓口負担 2140円×0.1=214円
2割窓口負担 2140円×0.2=428円
3割窓口負担 2140円×0.3=642円
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問題(T)から問題(X)の例えば保険家族の窓口負担で比べてみるとアレジオン錠10の最高3072円からタベジール錠のジェネリックの最安642円と窓口負担が2430円もの開きがあります。
それを保険全額で比較するとアレジオン錠10を使用した場合はタベジール錠のジェネリックを使用した場合の4.8倍の負担になります。
アレルギー疾患治療剤は薬価の高い新薬が特に効果がよいわけではありません。
薬価の安い旧い薬剤のほうが新しい薬剤よりも効果のよいこともしばしばあります。
旧い薬剤にはジエネリツクが必ず出ています。
私の治療経験から先発品とジエネリツクの薬効は全く同じです。
ユーザーの立場から高い薬が効き目がよく安い薬が効き目が悪いという偏見を捨てましょう。
副作用の面から考えても臨床経験の豊富な旧い薬のほうが安全です。
2006医療薬日本医薬品集 じほう発行
薬効別薬価基準保健薬辞典 (平成18年4月版)薬業研究会編 じほう発行
診療報酬点数と早見表(平成18年4月改正) 医療保険業務研究協会発行
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