抜居地蔵(いぼとり地蔵様)
兵庫県神崎郡神河町上小田


 同県の豊岡市にお住いのSさんから頂いた資料をそのまま掲載させて頂きました。
~姫路から北に向かって、生野峠そして天空の城・朝来竹田城跡へと通じる国道312号線。神河町福本東交差点を左折、
県道8号(加美山崎線)を西北方向、峰山高原を目指して進むこと約13~14キロ。
 
 県道脇右に神河町コミュニテイバスの平野口バス停、左に『抜居地蔵・いぼとり地蔵様 100m』の小さな案内標識がある。
標識に従い坂道を下り、小田原川に架かる赤い鉄製の橋を渡った先に、目指す抜居地蔵の祠がある。
祠は、間口 90cm、奥行 120cm、高さ 155cmで、正面に「ぬくい地蔵」の表示が掛かっている。
地蔵は、高さ70cmの石造の立像である。

 祠前の踏石の下からかなりの量の綺麗な清水が流れ出ている。
隣村からこの村に嫁いで来たという70才前の婦人に話を聞くことが出来た。子供の頃にイボが出来たので、この地蔵さんに
お参りし、流れ出ている清水を瓶に入れて持ち帰り、いぼにつけてお願いしたところ、きれいにイボがとれたとのことでした。

 また清水の成分にホウ酸の成分が含まれているとの話を聞いたことがあるとのことだった。県道脇の案内標識は、この御婦人
が設置されたとのことです。もっともっと地蔵様を宣伝出来たら良いと思っているとのことでした。

上小田(かみおだ)は集落、抜居とはこの村に現に抜居姓があり、地蔵を抜居姓の者が設置したものか、抜居姓の屋敷跡に存在
したものか、その由来は定かではない。~
 サイト検索によると地蔵さんの台石に享保12年の字が見て取れるとのことです。西暦1727年ですので289年前に作られたことに
なります。(2016年10月1日記)

国道312号線の神河町福本東交差点を左折
県道8号線を峰山高原を目指して進む
上小田への県道8号線、坂道を分岐する右道路脇
にバス停、左坂道の分岐点に抜居地蔵の案内板
神河町コミュニテイバスの平野口バス停 抜居地蔵の案内板・ここから100m
橋を渡った写真上部のほぼ中央に地蔵祠 正面から眺めた抜居地蔵(いぼとり地蔵様)の祠
ぬくい地蔵尊の表示 抜居地蔵尊(いぼとり地蔵様)
地蔵祠の下から流れ出るきれいな湧き水 地蔵祠の後方から眺めた上小田の集落


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