堂の前地蔵尊・疣取地蔵
静岡県藤枝市横内堂の前

 国道1号線が志太郡岡部町から藤枝市に入ったところが藤枝市横内で、朝比奈川に掛かる旧国道1号線の橋が新横内橋、県道81号線(焼津森線)の橋が横内橋です。横内橋上流の左岸を堂の前といいます。自動車を止めるところがないので横内橋を渡ったすぐの御家の方にいぼとり地蔵のことを尋ねて、その方の家の前の空き地に駐車させてもらいました。

横内橋佐岸の橋の袂 堂の前地蔵尊(1711年) 疣取地蔵・川除地蔵と書いてありました。
横内橋左岸の橋の袂 堂の前地蔵尊(1711年)
疣取地蔵、川除地蔵と書いてありました。

 そこから歩いて戻ると横内橋の右袂に川除け地蔵があり、橋を渡った横内橋の左袂にも川除け地蔵1体と馬頭観音1体がありました。左折して堤防の道を少しゆくと地蔵さんなど石仏が8体並んでいました。これがお目当ての堂の前地蔵尊です。お参りしてイボがとれたお礼は土の団子を供えるそうです。堂の前地蔵尊〜正徳元年(1712年)の説明がありました。

八体の石仏が並んでいました。 朝比奈川を見張っているように見えました。
八体の石仏が並んでいました。 朝比奈川を見張っているように見えました。

 この地蔵さんも先ほどの橋の袂のお地蔵さんと同様川除け地蔵でもあります。昔はこの地帯にはさぞ洪水が多かったのでしょう。堂の前と地名も堂が慈眼寺のことで、やはり洪水と無関係ではないようです。旧国道1号線の新横内橋の右岸の袂に私と同じ名前の平松観世音があったのでお参りさせてもらいました。(2007年11月12日記)    (写真は2007年10月8日撮影)
 2014年9月14日開催のさわやかウオーキング〜オータムフェストand岡部宿大旅籠「柏屋」、若宮八幡宮大祭巡り〜で7年ぶりに再訪問出来ました。コースの藤枝バイパスの下を通過してすぐの朝比奈川堤防脇に変わらぬ姿のいぼとり地蔵の堂の前地蔵さまに再会出来ました。(2014年9月18日記)

                                                         
いぼとり地蔵に向かって左前方から眺めた堂の前のいぼとり地蔵 いぼとり地蔵に向かって左前方から眺めた堂の前のいぼとり地蔵
いぼとり地蔵に向って右前方から眺めた地蔵〜正徳元年(1711年)と記載 いぼとり地蔵に向って右前方から眺めた地蔵〜正徳元年(1711年)と記載


堂の前地蔵尊へのアクセスGoogle Map

マイカーにて

東名高速焼津ICで降りて左折して県道81号線(焼津森線)を2kmほど北西に走って仮宿交差点で右折してすぐが横内橋です。横内橋を渡った朝比奈川の左岸に堂の前地蔵尊があります。

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