原のいぼとり地蔵
〜横浜市西区宮ケ谷51〜


 横浜市西区役所ホームページの中に原のいぼとり地蔵の記事を見つけ早速訪れて見ました。いぼとり地蔵はJR横浜駅西口から1500mぐらいのところで三ツ沢公園のすぐ近く、県道13号線をはさんで軽井沢中学の反対側にありました。西区役所ホームページによると現在も三ツ沢西町にある豊顕寺に昔三ツ沢壇林という僧侶の学問所がありました。その学問所に通ずる壇林道のこのあたりはきつね坂とげんごろう坂が合流したところだそうです。

浅間下の交差点から車の交通量の多い坂を上り詰め、軽井沢中学前の歩道橋のところで左折して少し歩くと、左手に原のいぼとり地蔵のお堂がありました。
お堂の中のいぼとり地蔵さんは中央の3体の地蔵さんを中心に全部で6体ありました。大きい3体の向かって右側のお地蔵さんには大正4年9月建立となっていました。

原のいぼとり地蔵さんのお堂 3体の向かって右の地蔵は大正4年9月建立。
お堂の中には大きい3体の地蔵さんと
小さな3体の地蔵さん。
3体の向かって右の地蔵さんの背面に
大正4年9月建立と彫られていました。


中央3体の左側の2体は摩滅しているのでかなり古いもののようです。地蔵さんのお向かいにお住まいのTさんのお宅を訪ねて取材させて頂きました。いぼとり地蔵さんのある場所は個人の地所にあり、地蔵さんはいつのことかわからないが古くからあったそうです。お地蔵さんには風車や手毬が沢山奉納してありましたが、Tさん達が年に1回は新しくするそうです。

大きい地蔵の向かって左の2体は摩滅していて古そう。 地蔵の前の石を持ち帰ってイボを擦るとイボが取れます。
大きな地蔵の向かって左の2体は
摩滅してかなり古いもののようです。
地蔵さんの前の石を持ち帰り
イボをこするとイボが取れます。


お地蔵さんは宮ヶ谷にあるのですが、道をはさんだ北軽井沢の住人でお世話をしているとのことです。お堂の前の小石を持ち帰ってイボをこするとイボが取れます。イボが取れたら小石を返して、香華を供えるとのことです。Tさんのお話では諸病に霊験があって、頑固な喘息が治った方がご近所にいるそうです。(2001・7・1公開)

 ネット検索をしていたら原のいぼとり地蔵のブログを見つけました。
地蔵堂が無くなり道路脇に移動されていました。(2018年3月4日)

原のいぼとり地蔵さんへのアクセスGoogle Map

 JR横浜駅西口を出て高島屋の北側の道を西に300mほど歩き、新田間川の一の橋を渡って川に沿って新田間橋の新横浜通りまで250mほど歩きます。右折して新横浜通りを200mほど歩くと浅間下の交差点です。浅間下の交差点から500mほど坂を上り詰めると軽井沢中学前に着きます。軽井沢中学前の陸橋の軽井沢橋のところを左折してすぐの北軽井沢ハイツの北側に原のいぼとり地蔵があります。

陸端中央の桃色建物の右横の樹木が原のいぼとり地蔵 樹木の中に原のいぼとり地蔵
軽井沢中学前で撮影、陸橋中央桃色
の建物が北軽井沢ハイツでその奥の
樹木が原のいぼとり地蔵。
樹木の中に原のいぼとり地蔵
のお堂があります。
参考ホームページ


横浜市西区役所ホームページ

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