葉 弥藤観音(いぼとり)
〜静岡県磐田市弥藤太島(旧豊田町)〜

                                                            2014年5月21日更新

豊田町町役場の東側交差点から東へ200mほどのところにいぼ取り観音として有名な弥藤観音があります。弥藤観音は150年程前に廃寺になった観福寺のものでした。現在は旧観福寺跡に建てられた弥藤太島公会堂の入口の北側にあるお堂に祭られています。

豊田町の資料によると弥藤観音の高さは78cm、幅は43cm、台の高さが35cmの如意輪観音です。弥藤観音についての取材のためにお向かいのお宅を訪れ、ご主人から弥藤観音についていろいろとお聞きしました。いぼ取りをお願いする時には手をイボに触れてから観音様の額に触って祈ります。イボが落ちたお礼は年令の数の大豆をふやかして糸に通してネックレス様にしたものを弥藤観音のくびにかけ、よだれかけも奉納します。

お堂には幸せを呼ぶ3つの呪文が奉納してありました。「おかげさまで、おかげさまで。もったいない、もったいない。ありがたい、ありがたい。」このお言葉を唱えて祈ると良いとのことでした。毎年10月下旬には弥藤太島地区の皆様が集まって甘酒・おでんなどを作ってお観音祭の祭礼を行っています。(2000年8月28日記)

弥藤観音のお堂 弥藤観音のお堂
弥藤観音 弥藤観音
弥藤太島公会堂 右奥が弥藤太島公会堂
掲示板の後の木の下が
弥藤観音のお堂です。


2014年4月26日(土曜)に行われたjR東海のさわやかウォーキング〜熊野(ゆや)の長藤と天竜川を渡り金原明善翁軌跡を訪ねて〜に参加した時に若宮八幡宮と熊野の長藤の中ほどで寄り道をさせて頂き、いぼとり観音の弥藤観音を訪問しました。14年ぶりの訪問ですが、ほとんど変わらぬ姿のいぼとり観音さまに逢うことがことが出来ました。変わったところは弥藤の観音様の説明板が立てられていたことです。〜享保年間(1716〜1736)見付を中心とした豊田35か所巡礼の大23番札所であった、願いこと何でもきいてくれるという如意輪観音像で特にいぼとり観音として遠方からの参詣者も多く、供え物が絶えない観音様です。〜とありました。(2014年5月21日記)

14年前と変わらぬ姿のいぼとり観音様 上記の説明に写させて頂きました お堂に向って右横から眺めた弥藤観音のお堂 お堂後方から眺めた弥藤観音のお堂
14年前と変わらぬ姿のいぼとり観音様 上記の説明に写させて頂きました お堂に向って右横から眺めた弥藤観音のお堂 お堂後方から眺めた弥藤観音のお堂


弥藤観音へのアクセスGoogle Map

JRと徒歩

JR新幹線浜松駅で東海道線に乗り換えてJR豊田町駅下車徒歩2kmで豊田町役場前に着きます。そこから右折して4つめの細い道を入ると弥藤観音です。

JRとバスと徒歩

JR新幹線浜松駅で東海道線に乗り換えてJR磐田駅下車し遠鉄バスで役場入口下車し徒歩約500mで弥藤観音です。

マイカーで

東名高速道路袋井ICで下りて、右折して県道61号線に入り、国道1号線で浜松方面に走る。国道1号線の磐田バイパスの森岡ICで降りて豊田町役場の信号機で左折して4つめの細い道を右折すると弥藤観音です。(2000年8月28日記)

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