平成19年度栄区生涯学級「ゆうゆうネット・栄」
第8回 ホームページ「音訳の部屋-読み方辞典」を制作・発信して
ホームページ「音訳の部屋」制作者 平松陽子(静岡市)
「音訳」をご存じですか!
普通に書いたり印刷したりした文字を墨字(すみじ)と言います。
点訳は墨字を点字にかえること、音訳は墨字を音声にかえることです。
視覚障害者がみな点字を読めるわけではありません。
最近は交通事故や病気で大人になってから障害を持つ人が多くなりました。大人になってから点字を覚えるのは大変なのです。
そこで音訳による本が必要になります。 音訳で作る本を録音図書と言います。
録音図書が出来るまでを記載したページ→こちら
音訳には多くの作業がありますが原本の調査・処理も大きな部分をしめています。→「音訳の部屋」制作につながる。
*1986年(昭和61年)から音訳にかかわっています。21年間(ホームページは10年間)
我が家の現在のホームページ →こちら
HOME 「平松皮膚科医院&音訳」 http://hiramatu-hifuka.com/
- 平松皮膚科医院
- 保険点数ABC
- いぼとり神様・仏様
- 音訳の部屋
- 夫婦で登った山々
- 付録 東海道サイバー五十三次
ホームページが出来るまで(出会いは大切!)
- 小さな医院の経理事務をパソコン入力するように税理士に言われた。(ワープロもやらない人間だった。)
- 良い先生に出会う・・・ホームページを以前より作っていた。 1997/6
- 入力の練習が面白くなく、それなら練習がてら「読み方辞典」を作ってしまおう。
- 私が楽しそうにしているのを見て夫も「ぼくもパソコンをやる」と宣言
- 人が訪問してくれるサイトを作ろうと決意
- 夫の還暦記念にホームページ発信 1998/2/4
節目でおだてられ、10周年
- 1998/2/4(平成10年) 平松皮膚科医院&音訳(ヒロシとヨウコのホームページ)公開
- 1998/3/11 1ヶ月目にヤフーの「今日のおすすめ」に掲載
- 1999/11 公共ホームページ「good site」に選定 →こちら(1999年)
- 2002/11 国立国会図書館のDnavi 辞典に登録 →こちら(言語→日本語→辞典)
- 2003/11/28 全国図書館大会で「音訳の部屋」の事例発表
- 各地で「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」をするようになる。
- 全国図書館大会に来た人が「全国音訳ボランティアネットワーク」を立ち上げる。
- 2006/10 独自ドメインをとってホームページお引越し
- ブログ「音訳の部屋」リビングルーム発信 →こちら
東海道サイバー五十三次」を2年がかりで取材
東海道400年祭参加サイト →こちら
- 元テレビ局に勤めていた先生と取材し、取材のノウハウを覚える。
- 「いぼとり神様・仏様」の取材につながる。
「いぼとり神様・仏様」のサイトを立ち上げる。 →こちら
- 取材のノウハウを利用して静岡県を中心に千葉県から京都まで取材
- 読者からの送付資料を含めると全国に及ぶ。
- サイトを纏めて書籍出版
「音訳の部屋ー読み方辞典」 →こちら
- 始めは医学・科学関係の読み方辞典を制作
- 現在は要望に応えて60種以上
- 音訳・点訳の他、大学・研究所でも使われている。
- ネットを通して「音訳の部屋」はたくさんの専門家が校正、報道機関等の協力もある。
- 各地で「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」開催
- 一生を通して今、夫婦ともいちばん実のある勉強をしている。人に役立つことが嬉しい!
- これからも作りたい「読み方辞典」が数多くあるので出来るだけ長く作り続けたい。
- 最近は読上げソフトにデータの利用がある。
- 誤入力が心配 気づいた人はメールフォームより教えて欲しい。
インターネットから活動の広がり・・・ネットが好きな人はオタク?
- 「江戸歴史散歩の会」 東京を案内してもらう。6年間参加 →こちら
- 「全国音訳ボランティアネットワーク」参加で全国に友人が出来る。 →こちら
- 「日本石仏協会」に入会して親交を深める。 →こちら
- 「静岡県立中央図書館 情報ボランティア」として活動 ボランティアをしながら勉強 →図書館 →講座(PDF)
ブログの講座の準備でブログを始める。パワーポイントの講座でグループ学習のやり方を学ぶ。
- ブログを見てコメントをくれる人と知り合うのも楽しみ →和傘屋 →ブログ
付録(時間があったら!)
- ネットの活用(ネットから横浜の夜景のきれいな格安のホテルを探す。)
- コメントを書いてみる。
- メールフォームを使う練習
またネットでお会いしましょう!
ホームページを作ってきて感じたこと
○継続の大切さ
○集中することがあると精神的に苦しい時にものりきれる。
○仕事とボランティアの切り替えで張り合いを持てる。
○メールなど要件を伝えるには便利だが手書きの手紙の良さを再認識
音訳に興味がある方は各地の点字図書館や福祉協議会、「全国音訳ボランティアネットワーク」に問い合わせて下さい。 →こちら
朗読以外にデイジーなどパソコン編集の作業も必要です。 デイジー横浜 →こちら
外国にいる日本人にも「平松皮膚科医院」や「音訳の部屋」は使われています。
現在、平日は毎日5000名、80000〜100000件のアクセスがあります。(データ機能があるためと思われます)
メールを公開していて迷惑メールが多く悩んだので、現在はSSLの暗号化を利用したメールフォームを利用しています。
インターネットは上手に利用すれば楽しく便利。(研究機関が作っても隣の小学生が作っても平等の世界であることを忘れずに!)
ブログはすぐにできるので自分で得意な分野を特化して作ると楽しい。ブログ「音訳の部屋」リビングルーム (ブログコメントの書き方)
講座の感想などメールフォームを利用して教えて下さい。 →こちら
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