下瀬加の庚申さん 兵庫県神崎郡市川町下瀬加 |
同県の豊岡市にお住いのSさんから頂いた資料をそのまま掲載させて頂きました。
~姫路から北に向かって、生野峠・天空の城の朝来竹田城跡へと通じる国道312号線を市川町に入ってすぐ、
岡部川に架かる落合橋手前の落合橋東詰の信号を右折、兵庫県道34号西脇八千代市川線を北東に約2キロ
ばかりのところにあるのが下瀬加(しもせか)の集落です。
県道の左脇、四国化成の横に小さな案内標識があります。この標識手前の狭い、6~70m先の山裾、石段を
登った広場に庚申堂があります。
立派なお堂で、堂の右前に『下瀬加の庚申さん』の説明板、神殿正面をはじめ天井等には大小無数の色とりどり
のくくりざるが奉納されているに併せ、お堂の外壁に寄付・寄進の沢山の古い木札が沢山掛かっていることから、
広範なこの地域でのこの庚申さんへの信仰の篤さが伺われる。~(2016年10月2日記)
説明板には次のように記載されていました。
・・・・・市川町指定重要民俗文化財
下瀬加庚申堂のくくりザル
庚申さんは百姓や養蚕の神様として
知られています。 ここ下瀬加の庚申
さんは {イボの神さん」 として有名
で天井にはさまざまな色の幾万とも
知れぬくくりザルガ揺れています。
この庚申堂の縁起は今から約四〇〇
年前薩摩の住職快辯法師が全国を行
脚の途中下瀬加の佐伯次郎太夫方に
立ち寄りました。
佐伯氏は師に厚く帰依し草庵を造り
居住させたのが今の庚申堂であると
伝えられ、その後享保年間一七一六
年頃よりこの地において小林氏が代
々奉祀し現在に至っています。
市川町教育委員会・・・・・
四国化成の前の庚申堂の案内板 手前の道を左方向に6~70m進む |
民家の右横の山裾に向かう細い道が 下瀬加庚申堂への道 |
石段を登った広場に庚申堂がある | 左手前から眺めた下瀬加庚申堂 |
庚申堂の正面の鈴の周りにくくりザル | お堂正面の扉の上に大きなくくりザル |
お堂の天井に無数のくくりザルが ぶらさがっていた |
入れ物の中にくくりザル 「ご自由にお持ち帰り下さい」とある |
お堂の外壁の寄付・寄進の木札 が沢山掛かっている |
庚申堂前の階段の右横の庚申堂の 説明版の拡大 |