当院のスタッフのAさんが金沢への職員旅行の時に兼六公園のいぼとり石を撮影してプレゼントしてくれました。このいぼとり石は能登鹿島郡町屋村(現七尾市中島町町屋)にあったものを真龍院(前田家12代藩主斎広公の夫人)が馬見所のあったところ(現梅林付近)に移したものです。それをさらに現在のところに移されました。このいぼとり石と初めて出合ったのは昭和40年(1965年)頃で、大学の皮膚科教室に入局したばかりの新米皮膚科医の頃に金沢市で開催された学会に参加の折の昼休みでした。平たい丸い石がいぼ神様でそれに触れて祈るとイボが取れるというのです。生まれて始めてのいぼ神様との出合いの説明しがたい感動をまざまざと記憶しています。
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