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いぼ地蔵さん・立山のイボトリ地蔵
熊本市植木町豊田前田
(2010年7月6日更新) |
ネット検索中に熊本県の旧植木町役場ホームページのいぼ地蔵の民話のページを見つけました。文面から現存しているいぼ地蔵さんと思われるので植木町役場にメールで問い合わせてみたところ、植木町役場植木町教育委員会生涯教育課文化振興班の方からいぼ地蔵は現存するとのことで地蔵に関する資料と4枚の写真を送って頂きました。このページは早速それらの資料をもとに作成したものです。
イボトリ地蔵の地蔵堂は九州自動車道植木インターを出て左折して国道3号線(鹿児島街道・薩摩街道)を1800mほど北に走り豊田交差点で左折します。いぼ地蔵さんの地蔵堂は国道3号線と県道53号線(植木インター菊池線)の豊田交差点から西へ200mほど進んだ豊田北公民館へ分岐するところの南側にあります。
いぼ地蔵さんは立山のイボトリ地蔵ともいいます。YAHOO地図情報のアルプス社のマップによると豊田交差点のあたりが立山との記載がありました。資料には地蔵さんは「石厨子の中に祀る」とありましたが、現在の地蔵堂は屋根と床は木造で三方はブロック製の壁でした。地蔵さんには綺麗なお花も供えてあり地元の皆様に大切にして頂いているようです。
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立山のイボトリ地蔵の地蔵堂 |
地蔵堂の三方の壁はブロック製 |
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正面から見たイボトリ地蔵の石造立像 |
イボトリ地蔵の身高は30cm |
資料の『植木町史』の第四節植木町の石造物(983頁)によると地蔵は蓮華座と舟形光背の石造立像(紀年不明)で総高55cm、身高30cmの大きさです。「疣ができた時に参拝し、治った時のお礼まいりは煎った大豆を齢の数だけお供えすると、炒った豆に芽が出るまで疣が出来ないといわれている」との記載がありました。また次のような記載もありました。「この地蔵は近くの川の中から持って来たそうで、今其処は地蔵淵といっているそうです。」(2007年12月13日)
イボトリ地蔵のアクセス→Google Map(豊田北公民館の50mほど南の長方形がイボトリ地蔵)
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