いぼ取り神さん・阿弥陀如来石像(知足院)
京都府与謝郡伊根町野村571


 隣県の豊岡市内に住むSさんから頂いた資料をもとに作成しました。
京都府北部の丹後半島の東側に船宿で知られた伊根町があります。
京都府道57号線(弥栄本庄線)の伊根町西部にある戸数10戸ほどの集落が野村集落です。
村はずれの府道の北側の小さな丘の上に曹洞宗少欲山知足院があります。

京都府道57号線の南側から眺めた知足院
写真のやや中央に参道


 当院の開山は延宝4年(1676年)ですが、貞享3年(1686年)2月28日に火事で焼失しました。
その後元禄6年(1693年)に再建されました。
曹洞宗大本山永平寺の末寺の少欲山知足院になったのは元文4年(1739年)です。

曹洞宗少欲山知足院の石塔
参道を上った左側に
いぼ取り神さん(阿弥陀如来石像)があります
知足院の境内・正面中央に本堂が見えます
境内はきれいに清掃されていました


知足院は住職が遷化されてから無住で、現在は檀家の方が管理されています。
いぼ取り神さんと呼ばれている阿弥陀如来石像は参道の石段を上がった左側にあります。
阿弥陀如来石像は宝永元年(1704年)に作られました。
 阿弥陀如来石像は坐像で高さは65cmです。
礎石に四段の台座です。
台座の一番上は蓮弁台座で高さは25cm、以下上から高さは15cm、30cm、15cmです。(2015年10月28日記)

左側が阿弥陀如来石像(いぼ取り神さん)
向かって右前方から眺めた阿弥陀如来石像
法界定印の手掌にお賽銭が供えられています


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