いぼ神様・いぼ地蔵(龍眠寺) 静岡県掛川市西大渕5659 |
2年ほど前にたまたま立ち寄った袋井市図書館で見た旧大須賀町の大須賀町誌の第十章第一節民俗信仰(605頁)のページで龍眠寺のいぼ地蔵を見つけました。大須賀町は平成大合併により2005年(平成17年4月1日)より掛川市になっています。御前崎方面に行ったついでに曹洞宗平等山龍眠寺に寄らせて頂きました。山門から入ると正面に本堂があり本堂に向かって左側の社殿にいぼ地蔵が沢山の仏様とともに祀られていました。ご住職さんにお尋ねしたところ10体の石仏を祀る仏殿の向って左側の左から3番目の石仏がいぼ地蔵とのことでした。大須賀町誌によると〜いぼ地蔵はいぼ神様ともいわれる〜との記載がありました。見たところ如意輪観音の石仏とおもわれますが、地蔵以外の像をいぼ地蔵とかいぼ神様と呼ぶことは時々見られることです。
正面から眺めた竜眠寺入口 | 竜眠寺の山門 |
竜眠寺の本堂 | 旧大須賀町の掲示板 |
山門左方に石仏を集めた仏殿 | 地蔵菩薩像を中心に10体の石仏 |
向って左から3つ目の石仏がいぼ地蔵(神様) | 中央がいぼ地蔵(神様) |
(写真撮影 2014年7月6日)
旧大須賀町の掲示板によると龍眠寺は明応5年(1496年)の開創で、今川義元の建立ともいわれていて、横須賀六代城主の松平忠次(1607〜1615)により西の樹木ケ谷から現在地に移されたとのことです。天和2年(1682年)には西尾忠成が信州小諸より第13代城主になり、以来幕末まで約180年間安定した時代の庇護のもとに栄えたお寺とのことです。(2014年7月13日記)
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