栃谷のイボ地蔵尊 京都府京丹後市久美浜町栃谷 |
久美浜町のお隣の兵庫県豊岡市内に住むSさんから頂いた資料をもとに作成しました。
栃谷(とちだに)のイボ地蔵尊は国道312号線東の荒神下の農道の路傍の地蔵堂に居られます。
イボ地蔵尊の地蔵堂の向かって左側には感じの良いタブノキがそびえています。
イボ地蔵尊は六角の石柱の各面に一体づつ仏像が彫られた高さ30cmほどの石像です。(2015年2月24日記)
タブノキの下に イボ地蔵尊の地蔵堂 |
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栃谷のイボ地蔵尊 | |
高さ30cmほどの六面の石像 沢山のワラ縄が奉納されています |
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地蔵堂に向かって左横 タブノキの下に イボ地蔵尊の由来の説明板 |
イボ地蔵尊の由来の説明版には次のように書かれています。
イボ地蔵尊の由来
~◆栃谷 荒神下にある通称イボ地蔵尊は六面の石に六体地蔵が
刻まれている石造物で 石屋弥陀六(いしやみだろく)の作と伝えられ
、最も古い尊像と言われている。
◆この地蔵尊付近に元和(げんな)年代(1615年頃)には
大阪城落城による落武者の子孫が 住んだ十戸余の村があり、
その村の辻堂に成ったものと言われている。
明治初期には小字名に ちなんで「ヲイカケ地蔵」と呼ばれたこともあったが、
霊験あらたかで祈願すれば、イボをとったり、 マラリヤを治す奇瑞があり、
多くの人々がお供えしお蔭を受けたので「イボ地蔵尊」と呼称されている。
◆とかく心労の多い現世の中で、医学だけでは治し難いことでお悩みの方は、
是非お参りをすすめたいお地蔵さんと言われています。
祈願の作法
お参の作法は、先ず礼拝し、その場でワラ縄をなって石造仏に結いつけて祈願し、
お帰りには、後ろを振り向かない。これが祈願成就の作法と伝えれています。
お蔭を受けた後は、ワラ縄を取り外し「イボ地蔵尊祈願御礼、えと、男女別」を
印した布旗を供えることも作法のうちと言われています。
平成ニ年十月吉日 管理者 栃谷区