青見の疣石・大中里の疣石
富士宮市大中里1683


古い資料の中に富士宮市青見に青見の疣石といういぼ神様があることを見つけました。現存するものかどうか「富士山ふるさと展示室」に問い合わせたところ同展示室のI氏から疣石に関する資料を送って頂きましたので早速取材に訪れました。頂いた資料の「大中里区誌」によると青見の疣石は大中里の疣石とありました。西富士宮駅から県道182号線を西へ1kmほどのJR身延線の西山踏み切り渡ってすぐの遠藤宅北側の道路沿いにお目当ての疣石がありました。

青見の疣石の北川、石の背部が石の持主の遠藤宅 青見の疣石の西側(道路側)、石の左が遠藤宅
青見の疣石の北側
石の背部が石の持主の遠藤宅
青見の疣石の西側(道路側)
石の左が遠藤宅


疣石は遠藤さん宅個人所有のものだそうで、疣石は縦横約2m高さ1mくらいの大きな石で表面にはいぼ状のぶつぶつが沢山ありました。富士山噴火の時に空から降ってきた石と言われています。疣に悩む人が自分の疣を撫でた紙を紙縒(こより)にして疣石の表面のいぼいぼに結んでお願いするといぼが治ると言われています。最近は肌が美しくなるようにとお願いに来る人もいるそうです。(2004年3月14日記)(写真撮影は2004年2月26日)

遠藤さんとご近所の方から疣石のお話を伺いました。 疣石の表面の無数のいぼいぼ、いぼに紙縒りを結んでいぼとりを祈ります。
遠藤さんとご近所の方から
疣石のお話を伺いました。
疣石の表面の無数のいぼいぼ
いぼに紙縒を結んで疣取りを祈る


疣石へのアクセスGoogle Map

JRにて

新幹線JR三島駅かJR静岡駅で東海道線に乗り換え、JR富士駅からJR身延線でJR西富士宮駅下車して県道182号線を西へ1km歩き西山踏み切りを渡ればすぐです。

マイカーにて

東名高速道路富士ICを出て有料西富士道路を北に走り小泉で左折して139号線に入り、権現で右折して県道414号線を走り十字街の交差点で左折してJR西富士宮駅方向に向かい、西富士宮駅を過ぎてすぐ県道182号線に入ります。1kmでJR身延線西山踏切で、踏切をわたれば疣石はすぐです。

富士宮市と富士山について知りたい方は下記サイトを御覧下さい

富士宮市立郷土資料館

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