沼久保の疣神さん
静岡県富士宮市沼久保1163


古い資料の中に富士宮市沼久保に疣神さんといういぼ神様があることを見つけました。現存するものかどうか「富士山ふるさと展示室」に問い合わせたところ同展示室のI氏からいぼ神さんに関する資料を送って頂きましたので早速取材に訪れました。静岡からは国道1号線で由比まで走り、由比町寺尾で県道396号線(旧国1)を富士川橋分岐まで利用して県道10号線を逢来橋の見えるところで右折して逢来橋を渡って600mほどで左折してJR沼久保駅へ向かいました。沼久保駅近くで県道25号線に入り沼久保バス停近くの三上技研のところで右折して旧沼久保小学校のあった空き地に駐車してそこから歩きました。

旧沼久保小跡地から細い道を下って最初の道を右折するといぼ神さん 道路わきの異様な石が疣神さん
旧沼久保小跡地から細い道を下って
最初の道を曲がると疣神さん。
道路わきの異様な石が疣神さん


小学校空き地近くにあるお宅で尋ねたところ疣神さんがすぐに分かりました。徒歩で細い道を下ったところで道が分岐するところで右へ登ってすぐの道路右側に独特な雰囲気の大きな穴の開いた岩がありました。その石の背部には観音菩薩の石碑が立っていました。この変わった石がお目当ての沼久保の疣神さんです。観音菩薩には「文化12年(1815年)12月吉日 施主吉右衛門」と刻されている。

穴の開いた石の中に溜まる水を疣につけて祈る 穴あき石の後部に観音菩薩の石碑
穴の開いた石の中に溜まる水を
疣につけて祈る。
穴あき石の後部に観音菩薩の石碑

この石の穴に溜まった水を疣につけて、疣取りを祈願して振り返らずに帰ると疣が取れると言われている。昔はどんな日照りの時でも水が切れることがなかったが、道路拡張で少し動かして以来水が溜まらなくなったそうです。(2004年3月4日記)(写真撮影は2004年2月26日)

沼久保の疣神さんへのアクセスGoogle Map

JRにて

新幹線JR静岡駅かJR三島駅で東海道線に乗り、JR富士駅で身延線に乗り換えてJR沼久保駅に下車します。JR沼久保駅から東方へ向い県道25号線(富士宮芝川線)の下を通過して電話ボックスの前で横断歩道を渡り細い道を50mほど下って道が分岐するところの道路の左側に沼久保の疣神さんがあります。

JR沼久保駅近くの電話ボックス前からちょっと下ると疣神さんです JR沼久保駅近くの電話ボックス前から
ちょっと下ると疣神さんです。


マイカーにて

東名高速道路富士ICで有料の西富士道路に入り、富士宮市小泉で左折して国道139号を400mほど走り右折して県道76号線に入り、富士宮市の西町から県道25号線を道なりに利用して沼久保駅近くまで走ります。JR沼久保駅のすぐ近くが疣神さんです。

富士宮市と富士山について知りたい方は下記サイトを御覧下さい

富士宮市立郷土資料館

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