石 イボ神様・宝篋印塔
長野県諏訪郡富士見町富士見横吹


ネット検索中に天文年間に甲斐の武田氏が諏訪・小笠原・木曾の連合軍と瀬沢で戦った時の戦死者を埋めた九ツ塚は今は一つだけ諏訪郡富士見町横吹に残っていて、近くにイボ神様の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があることを見つけました。そのサイトには『宝篋印塔は100年ほど前までは甲斐の祖先の墓としてお参りされていたが近頃はイボ神様としてお参りに来る方が多い』とのお話が掲載されていました。

信濃精工の道を挟んで向かいに九つ塚とその説明板があります 九つ塚前のちょっと東の民宿あららぎ荘の向かいの墓地入口にイボ神様があります
信濃精工の道を挟んで向かいに
九つ塚とその説明板があります
九つ塚前のちょっと東の民宿あららぎ荘の
向かいの墓地入口にイボ神様があります


中央自動車道諏訪南ICを出て国道20号線に入り6kmほど南に下り、瀬沢古戦場近くの瀬沢大橋の手前で右折し、直ぐに右折し瀬沢郵便局に立ち寄り横吹への道を教えてもらいました。郵便局前から道なりに坂を登ってしらかば園を過ぎて横吹部落に入り、ある民家に寄って九つ塚といぼ神様が民宿あららぎ荘の近くにあることを教えてもらいました。

真中の前にイボ神様の宝篋印塔があります 後側から見たいぼ神様の宝篋印塔
真中の前にイボ神様の宝篋印塔があります 後側から見たいぼ神様の宝篋印塔


九つ塚は武智川に掛かる武智川大橋西袂近くの信濃精工の向かいにあり、富士見町教育委員会の説明板に九ツ塚の近くに宝篋印塔の相輪と笠があるとの記載がありました。そのとおりでそこから西に50mくらいの民宿あららぎ荘のお向かいの墓地入口に宝篋印塔のいぼ神様がありました。掲示板の説明どうりで石の相輪と笠だけが残っていました。

笠から相輪がはずれます 笠の窪みに溜まった雨水をイボにつけます
笠から相輪がはずれます 笠の窪みに溜まった雨水をイボにつけます


たまたまお参りに来ていた女性の方にそれがいぼ神様であることを教えて頂き、昔からイボ神様はこの場所にあって、その方が子供の頃にイボが出来た時にお母さんに連れて来られて、イボ神様にいぼとり祈願をしてから相輪の下の笠の窪みに溜まった雨水をつけたら見事にイボがとれたというお話をしてくれました。そこで石の笠の上の相輪を抜き取ってみると雨水が溜まったと思われる深い窪みがありました。

                                                          (写真撮影は2007年8月16日)

イボ神様の地図Google Map

参考サイト

富士見町役場のホームページ

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