いぼ石
長野県上田市下之郷中池西701(生島足島神社・諏訪社)


ネット検索中に長野県上田市にある生島足島神社の境内社の諏訪社にいぼ石があることを知りました。生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は生島神と足島神の二柱の神様を祀る由緒ある神社です。当社は武田信玄所縁の神社でもあり、『風林火山』がテレビ放映中ですので旗などが立ち並び賑わっていました。いぼ石は生島足島神社御本社の真向かいの諏訪神社の境内の中にありました。

石橋から眺めた生島足島神社の御本社 御本社の真向かいにある諏訪神社、神社の前の左側の夫婦欅
石橋から眺めた生島足島神社の御本社 御本社の真向かいにある諏訪神社
神社の前の左側の夫婦欅


諏訪神社の前には樹齢800年といわれる夫婦欅(めおとけやき)があり人気がありましたが、いぼ石は境内の石庭の中にひっそりとありました。いぼ石には磐境(いわさか)とありました。磐境とは日本国語大辞典Aによると「神を祭るための神聖な場所」とありますので傍には行けないのかもしれませんが横の立て札には『いぼ石を拝まれる方は当神社職員にお尋ね下さい(社務所)』とありました。

後日ファックスで神社に祈り方をお尋ねしたところ電話を頂きました。いぼ石の上にある白い小石を石の窪みの水につけていぼを撫でるとのことです。その石を頂いて帰り治るまでイボを撫でながら祈ります。治ったお礼は石を2〜3個お返しします。このいぼ石は言い伝えによると江戸時代に神社の近郊の村に落ちた隕石とのことです。

諏訪神社の前の右側の夫婦欅 この夫婦欅の後ろの境内にいぼ石があります
諏訪神社の前の右側の夫婦欅 この夫婦欅の後ろの境内の中庭に
いぼ石があります
神社境内の向かって右手前にいぼ石 いぼ石には注連縄が飾られています
神社の境内の向かって右手前にいぼ石 いぼ石には注連縄が飾られています


いぼ石は注連縄をつけた岩で、御本社の前にもやはり磐境と書かれた同じような磐座の岩が沢山ありました。下諏訪町の諏訪大社の下社春宮や諏訪市内の3か所のいぼ石があり関係がありそうです。諏訪大社神社の境内社の出早社(いずはやしゃ)は別名いぼ石神社といわれています。また山梨県小淵沢市の諏訪神社静岡県御殿場市諏訪神社にもいぼ石があります。(2007年11月11日記)

                                                              (写真撮影2007年9月24日)


いぼ石へのアクセス→Google Map

マイカーにて

上信越自動車道の上田菅平ICを出て国道144号線(上州街道)を西へ1800mほど走り、中央東交差点で国道18号線に合流し、更に西に2100mほど走って常盤城4丁目交差点で右折して、県道65号線を6kmほど南へ走ると上田市下之郷です。下之郷交差点の手前の右側が生島足島神社です。

列車にて

JR長野新幹線の上田駅で上田交通別所線に乗換え下之郷駅で降りて、県道65号線を400mほど南へ歩くと神社に着きます。

参考サイト

生島足島神社公式ホームページ

上田市ホームページ

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