いぼとり地蔵(洞雲寺)
静岡県浜松市西区神ケ谷町4273


 サイト検索中に静岡県浜松市西区神ケ谷町にある天龍山洞雲寺にいぼとり地蔵があることを知りました。5月の連休中遠くに出かけるのも大変なので県内の同寺を訪問させて頂きました。神ケ谷町は佐鳴湖の西方で洞雲寺は県道325号線の遠州鉄道のJA神久呂前のバス停を北へ300mほどのところにあります。洞雲寺の駐車場の西側が入り口で石段を登ると正門があり、正門をくぐった正面が御本堂です。御本堂に向かって左方向に観音堂があり、観音堂の左手前にいぼとり地蔵のお堂がありました。

洞雲寺御本堂、向かって左に観音堂 観音堂の左手前に地蔵のお堂
洞雲寺御本堂、向かって左に観音堂 観音堂の左手前に地蔵のお堂
いぼとり地蔵と歯痛止め地蔵のお堂 向かって左がいぼとり地蔵
いぼとり地蔵と歯痛止め地蔵のお堂 向かって左がいぼとり地蔵


小さなお堂の中にお地蔵様が2体あり、右側が歯痛を治す歯痛地蔵で、左側がいぼとり地蔵さんです。御住職さんのお話では地蔵の前のお線香の灰をイボにつけていぼとり祈願をするとのことです。地蔵さんの肩には松かさのネックレスがかけてありました。いぼが取れたお礼に松かさを奉納するとのことです。同じような風習は最近訪れた県内東部の富士市宮島の五貫島の庚申さまと 山梨県富士河口湖町の白山神社にもありました。北は岩手県一関市山目館の日吉神社、隣県の豊橋市石巻本町にある春興院、四国の徳島県三好郡東みよし町東二件茶屋にもあります。

お礼の松傘の首飾り 鐘楼前の行持の石碑
お礼の松傘の首飾り 鐘楼前の行持の石碑


お寺に訪問すると心が洗われる名言にお目にかかることがあります。仏道の修行に関する『行持の十来』の石碑が鐘楼前にありました。

富貴は慈悲より来る
福徳は善根より来る
無病は信心より来る
愛敬は忍辱より来る
知恵は精進より来る
高位は礼拝より来る
短命は殺生より来る
病身は不浄より来る
貧窮は慳貪より来る
愚蒙は破戒より来る

ブログ「いぼとり神様・仏様」〜洞雲寺正門の写真があります。御覧下さい。(2008年5月15日記)

洞雲寺へのアクセス→GoogleMap

天龍山洞雲寺

臨済宗大本山奥山方広寺の直末寺で応永11年(1404年)に開創されました。東海四十九薬師霊場の40番札所で、観音堂は遠江33観音霊場の第7番札所、また大師堂は浜名湖岸新四国88か所霊場で三弘法第1番の札所です。            (写真撮影2008年5月4日)

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