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上条水分神社・上条弁財天
愛知県安城市上条町千度8 |
東名高速道路の岡崎ICを出て国道1号線を名古屋方面に向かいました。矢作川を渡り1200mほどの安城街道入口交差点を左折して県道47号線に入り、西へ3kmほどの大岡町荒古交差点で県道286号線に左折してすぐの交差点が上条町千度の交差点です。上条水分神社は上乗町千度交差点のすぐ西側、東海道本線のJR西岡崎駅とJR安城駅の間で安城駅から1200mほどの場所の北側にありました。ネット検索をしてみると水分神社は全国に18か所ありましたがいぼ神様はここだけでした。社前には5台ほどの駐車場がありました。
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水分神社前の駐車場 |
正面から見た神社の鳥居と石灯籠 |
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鳥居は社前の池の中に立っています |
堀に囲まれた水分神社の社殿 |
社前の上条弁財天由緒には以下のごとく記載されていました。
〜仁安元年(西暦1166年)後白河上皇は、高姫高倉三条女御の料荘として、碧海の庄を新設し、その荘園の経済交流のために現上青野町に市場を開き市場神として弁財天を祭祀された。
慶長6年(1601年)岡崎城主本多豊後守康重公は、旧友の米津盛円大僧都が上条白山媛神社の神宮寺(神光寺)の別当職に内定したのを喜ばれて、福の神を贈ろうといって青野弁財天を贈られた。その勧請の時たくさんの石に経文を書き写して敷きならべその上に社堂を建立したという。その後不思議なことに地下より清水がこんこんと泉の如く涌きいでそれ以後いかなる旱魃時にも絶えることなくあまねく田畑をうるおし豊穣の恵みを村民にもたらし病めるものはこれを癒し、悩めるのには神霊により苦悩を解かれたという。
泉より涌き出る清水は、田方250石(625俵)の豊かな稔りを村民にもたらしたという。御霊水は昔から「おでき」「いぼ」「眼病」が速やかに治るといわれ又音曲、芸能の神、子宝を授かる神として、信仰する方が多く、近年事業の繁栄、進学、良縁、長寿、交通安全等の祈願する人が多くなって参りました。
例祭は毎月3日です。 平成13年5月、御開帳記念〜
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神社管理の方が説明して下さいました |
社殿左側から眺めた裏側のお堀 |
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神社裏の左隅から湧き水が出ています |
湧き水お供え用の湯のみ茶碗 |
丁度訪問した時、男性が一人でお社の周りにあるお堀の掃除をされていました。水分神社をボランテア管理されているメンバーのお一人で、仕事を中断して弁財天を案内説明して下さいました。涌き水は弁天堂の向って左後ろの池の底から涌き出ていて、お堂の左側から、社前の池に流れて来て、深さ10cmほどの池になっているとのことです。社前の池の前寄りに鳥居が立っています。お堂の右手に沢山の湯のみが置いてあり、湯のみに水を注いでお供えした後で、「二礼・二拍手・一礼」でお参りします。
弁天さんがいぼ神様なのはここ以外に4か所あります。同じ愛知県にもう1か所 、お隣の碧南市伏見町1の弁財天です。千葉県には3か所あります。千葉県柏市東山町のお多福弁天と船橋市東船橋の池之端弁天と松戸市大谷口の平戸弁天です。最後の平戸弁天は市川市のS先生から頂いた写真で頂いたいぼ神様の中に公開しています。
ブログ「いぼとり神様・仏様」も御覧下さい。
安城市ホームページ
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