大沢地蔵尊・疣とり地蔵
静岡県伊豆の国市浮橋


伊豆の大仁町浮橋の県道135号線沿いの西側にいぼ取り地蔵の大沢地蔵尊(おおさわじぞうそん)のお堂があります。大仁町教育委員会の掲示には大沢地蔵尊について次のようないわれが書いてありました。1743年(寛保3年)に浮橋一帯に大洪水の災害があり壊滅的な被害を蒙りました。大沢地蔵尊は当時の本道寺(ほんどうじ)の住職の発案で災害復旧に献身的に働いてこの地で亡くなった武州生まれの男の人の冥福を祈って作られたそうです。

大沢地蔵尊のお堂 大沢地蔵尊
大沢地蔵尊のお堂 大沢地蔵尊
地蔵尊には両手がありません 軽石でイボをこするとイボが取れる
地蔵尊には両手がありません 軽石を借りてイボをこすると
イボが取れます。


後に地蔵尊がいろいろの願い事が叶うことで有名になり参拝する人で賑わいました。ところで大沢地蔵尊には両手がありません、それは後に泥棒が入って壊したからです。大沢地蔵尊は別名疣とり地蔵と呼ばれ、地蔵さんに供えてある軽石を借りていぼをこするとイボが取れるといわれています。イボが取れたらお礼に軽石を2個にして返します。

本道寺の山門 本道寺の本堂
本道寺の山門 本道寺の本堂


大沢地蔵尊に縁のある日蓮宗の本道寺を訪れて奥様から取材させて頂きました。後に地蔵尊を同地区の本道寺に移転しようとしたことがあったそうですが重くてどうしても移動出来なかったとのことです。昔は地蔵さんのお祭が盛んでしたが、最近は地蔵を信仰する村の方々が本道寺に集まってお祈りをされるそうです。(2000年11月10日記)

大沢地蔵へのアクセスGoogle Map

マイカーにて

東名沼津I.Cを出て沼津インター線、国道246号線経由で国道1号線に合流して三島市南二日町で右折して国道136号を南下します。函南入口交差点で右折して伊豆中央道経由で三橋インターで県道19号線に入って東へ走ります。さつきが丘公園で左折して県道135号線を北上すると大仁町浮橋に着きます。浮橋の加茂神社を右に見て北上し町民の森方面に向うと左手に大沢地蔵の祠が見えます。

鉄道とバスにて

東海道新幹線JR三島駅で伊豆箱根鉄道修善寺線に乗り換え大仁駅から東海バス約25分で浮橋下車し徒歩約20分で大沢地蔵に着きます。

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