もみじ 弘法のいぼとり水
〜神奈川県箱根町〜


箱根町湯本から旧東海道・現在の県道732号線に入り箱根新道須雲川 I.C入口を過ぎると左手が霊泉山鎖雲寺(さうんじ)です。鎖雲寺を過ぎてすぐのところが須雲川橋(すくもがわばし)で箱根寄りの橋の右手のガードレールの外側にひっそりと弘法のいぼとり水の石碑があります。石碑の建っている岩には穴が開けてあり、そこに溜まった水をイボにつけるとイボが取れるといわれています。

須雲川橋の箱根側・写真の左手に弘法のいぼとり水 弘法のいぼとり水
遠くの右手が須雲川橋の箱根側
立ち話をしているのがいぼとり水の地主さん
向って左手のガードレールの外に弘法の碑
弘法のいぼとり水


たまたまお会いしたいぼとり水の地主さんのお話では須雲川橋が新しく架けかえられる以前は現在の橋の下に当たるところにあったそうです。昔の石畳の道の脇の川原に2mぐらいの大きさの平たい大きな石があって弘法の石碑が建っていました。石の中央に深い窪みがあって、そこに溜まった水をイボにつけました。

石の窪みに溜まった水をイボにつけるとイボがおちます。 霊泉山鎖雲寺
石の窪みに溜まった水を
イボにつけるとイボがおちます。
勝五郎と初花で有名な霊泉山鎖雲寺


その大岩のことを神奈川県観光協会から「いぼとり岩」あるいは「弘法のいぼとり石」と言ったとのメールを頂きました。橋の工事で弘法の石碑だけを現在の位置に移転しました。近くに古くからお住まいの方のお話では小田原市内の親戚の方でイボが沢山出来た方のイボが取れたお話をして頂きました。

すぐ近くの霊泉山鎖雲寺は別名初花寺といわれています。歌舞伎第十一番「箱根霊験躄仇討」で知られる足の不自由な主人公勝五郎とその妻の初花の墓があります。(2000年9月22日記)

いぼとり水へのアクセス→Google Map


JRで

JR新幹線小田原駅で箱根登山鉄道に乗り換えて箱根湯本駅下車、畑宿経由元箱根行バス約15分で須雲川に着きます。
バス下車後徒歩10分でいぼ神様です。

マイカーで

東名高速道路御殿場I.Cで出て国道138号線で箱根に入り宮の下で国道1号線に合流し湯本で右折して県道732号線(旧東海道)を箱根へ向えば約15分で須雲川に着きます。

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