音訳・点訳

富士山読み方辞典 ことば追加

2010年3月8日

静岡県・山梨県が中心となり富士山を世界遺産(世界文化遺産)に登録しようと運動しています。→こちら
2月23日は富士山の日となりました。

静岡新聞・山梨日日新聞が中心となり2006年10月に 第一回富士山検定試験 が実施されました。→こちら
音訳の部屋に以前から『富士山読み方辞典』があります。→こちら

静岡市立図書館にて『富士山検定公式テキスト』を借りました。
2006年12月25日初版第一刷発行
編著 特定非営利活動法人・富士山検定協会

富士山関係の用語を調べるのは県外の方は結構大変のようです。
音訳の部屋の富士山読み方辞典にない用語を富士山検定公式テキストより追加しました。

*用語は資料によって違いがあります。*
例えば
忍野八海(おしのはっかい)には八つの湧泉(ゆうせん)がありますが、その一つ底抜池については違う読み方があります。
以前私が調べた資料では(そこぬけいけ)
富士山検定公式テキストでは(そこなしいけ)
WEBでは読みは半々です。
そこで池がある榛の木林資料館(はんのきばやししりょうかん)に電話で聞きました。
「榛の木林民俗資料館」では山梨県教育委員会の案内が(そこぬけいけ)になっています。→こちら
資料館の話ではどちらも言うが榛の木林資料館では(そこぬけいけ)と言うそうです。

    「榛の木林民俗資料館」は有料ですが静かでとても眺めがいいのでオススメです。

友人が音訳で平安時代富士山頂にあった大日寺の読み方を調べて分からず、地元の関係機関に聞いたら(だいにちでら)と言われたそうですが、富士山検定テキストでは(だいにちじ)とありました。
典拠を記載すればどちらでもいいのかもしれません。
あまり細かいことを言うと読めなくなります。調査をすることが大事なのだと思います。

 音訳の部屋内の「富士山読み方辞典」は多くの本を調査して少しずつ足していきましたので探しにくいかもしれません。
   用語の探し方 用語が見つからない時には 編集→このページの検索 (Ctrl+F)から用語を入力して検索してください。

 多くの資料からことばを探してきました。変換違い等、気がつきましたがメールフォームより典拠を記載してお知らせ下さい。

トヨタ自動車と豊田章男社長の読み方

2010年2月26日

トヨタ自動車の大規模リコール問題がニュースにたくさん出てきます。
日本の主要産業ですので良い解決を願っています。

トヨタ自動車関連の読み方を調べました。

◇47ニュースによると→こちら
河北新報のコラム・・・ トヨタ自動車の創業者は豊田喜一郎。姓は「とよだ」と読む。創業当初に作った車は「トヨダ号」であり、工場も「トヨダ自動車工場」。点がなくなって「トヨタ」に変わったのは70年ほど前▼車に付けるマークを公募すると、一番よさそうなのが、片仮名で「トヨタ」となっていた。応募者のミスだが、すっきりしたデザインで字画もいいので1等賞。 (2009年1月15日付「河北春秋」)

◇トヨタ自動車は豊田佐吉が創業した豊田自動織機製作所(現在の豊田自動織機)の自動車部を起源としています。
このころは創業家の豊田家にちなみ、社名の読みも「とよだ」、クルマも「トヨダ号」でした。

トヨタ関係の氏名の読み方

豊田佐吉(とよだ さきち) 日本国語大辞典他 現在の静岡県湖西市山口に生まれる

豊田喜一郎(とよだ きいちろう) 豊田佐吉の長男 トヨタ自動車工業株式会社設立

豊田章一郎(とよだ しょういちろう) 豊田喜一郎の長男

豊田章男(とよだ あきお) 豊田章一郎の長男 現社長

他にトヨタ自動車経営者で血縁関係の豊田(とよだ)姓は多い

◇愛知県豊田市(とよたし)はトヨタ自動車によってクルマの町として発展したので1959年挙母市(ころもし)から改名→こちら

◇豊田佐吉記念館(とよださきちきねんかん)湖西市山口 113-2 *読みは電話で記念館に確認 2月26日→こちら

◇豊田自動織機(とよたじどうしょっき)*読みは電話で会社総務部に聞きました。2月26日 
日経会社情報も(とよたじどうしょっき)
2001年 商号を豊田(とよだ)自動織機製作所から株式会社豊田自動織機(Toyota Industries Corporation)に変更

*参考までに
静岡県には地名として磐田郡豊田町(とよだちょう)がありましたが合併により磐田市になりました。

『光は闇より② 点字の父 ルイ・ブライユ』北川和彦著

北川先生よりKITAGAWA通信 No.40 2010.3 を送っていただきました。
近著を皆様にご紹介します。

KITAGAWA通信 No.40 2010.3 より 紹介
—————————————以下KITAGAWA通信 No.40 TOPページより
光は闇より 第2部
点字の父 ルイ・ブライユ 生誕200年
記念切手(カラー)と写真で構成

 2009年はルイ・ブライユ生誕200年の年で、世界各国で盛大な記念行事が開催されました。記念切手も各国から発行されましたので、これをカラーで収録し、私が1982年にパリを訪れた時訪問した、ルイ・ブライユ関係施設の思い出の記を写真とともに紹介し、「光は闇より」の第2部として発行します。
(内容)
○世界各国のルイ・ブライユ生誕記念切手(5頁)
○ルイ・ブライユ博物館訪問記
○ヴァランタン・アユイ協会(ルイ・ブライユ図書館)訪問記(沿革・組織予算・図書館サービス)
○ルイ・ブライユ関係文献目録(邦文)
○石川倉次生誕150年(ブライユ点字の翻案)
○点字の文化展(1990 東京)
B5判 28頁(カラー5頁) 850円
発行 2010年3月 200部限定
お申込みはFAXまたは葉書で氏名・送付先住所・部数を明記の上お申込みください。

ルイ・ブライユの業績について、天声人語(2009.1.4)からその一部を抜粋して紹介します。
「点字を考案したルイ・ブライユがフランスに生れて、今日で200年になる。▼3歳で失明、盲学校にいた15歳の時、軍の夜間伝令を参考に3×2で並ぶ点字をあみ出した。6つの点で字や記号を表す方式はやがて世界に広がる。目に見えなくても、読み書きを学び、主張し、創作できるようになった。▼面識のない人と、見えない世界を一部でも共有できるのは、19世紀の偉人のお陰である。点字、手話、外国語。伝え合う手段は、人生と社会をずっと豊かにする。」

(申し込み先)KITAGAWA通信 No.40 最終ページより
〒262-0019 千葉市花見川区朝日ヶ丘2-2-23-301 北川和彦(葉書またはFAXで)

—————————————以上KITAGAWA通信 No.40 より

FAX番号・送料については「音訳の部屋」内のページ参照 →こちら

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北川先生よりKITAGAWA通信 No.40 2010.3 を送っていただきました。
以上ご紹介です。

「朝三暮四(ちょうさんぼし)」と「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」

2010年1月22日

衆院予算委員会の質問:「朝三暮四」「朝令暮改」の四字熟語が話題になっています。

日本国語大辞典より

「朝三暮四(ちょうさんぼし)」

中国の狙公(そこう)が手飼いの猿に芧(とち)の実を与えるのに朝三つ暮れに四つとしたところ、少ないと猿が怒ったので、朝四つ暮れに三つとしたら喜んだという「荘子ー斉物論」などの故事。

眼前の差別にだけとらわれて、結局は同じであることを知らないこと、詐術をもって人を欺き愚弄すること、当座しのぎに適当にあしらうことの意などに用いられる。
朝四暮三(ちょうしぼさん)も同じ。

「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」

朝に命令を下し、その日の夕方になるとそれを改めること。命令がひんぱんに変わって一定しないこと。
朝改暮変(ちょうかいぼへん) 朝出暮改(ちょうしゅつぼかい) 朝立暮廃(ちょうりつぼはい)も同じ。

 難しいですね~~

 

いけばな用語読み方辞典 制作

2010年1月21日

「いけばな用語読み方辞典」を50音順で制作しました。→こちら

茶道用語、煎茶用語に続いていけばな用語もUPしました。
公共図書館にあった書籍を参考に作りましたが、書籍によりまた流派により読みに多少の違いはあります。
またいけばなに直接関係なくても関連語は拾ってあります。
読んでいる本に応じて辞書・参考書・WEB等も更に調査して下さい。

私ができる範囲で調査しましたが、辞書など全てを調べたわけではありません。
音訳・点訳時の参考になれば幸いです。

いけばなはひらがなで書きましたが

私が読んだ いけばなの本 によると(いけばな)は生花・活花・挿花とも書き
生花 (せいか) (しょうか)(いけばな)
活花(いけばな)
挿花(いけばな)
と記載されていることがあります。

「日本国語大辞典」によると
生花(いきばな)(いくはな)(いけばな)(しょうか)(せいか)(なまばな)
活花(いけばな)
挿花(さしばな)(そうか)

歴史的な記載のある本(たとえば書籍名など)では
活花(いけはな)  活花図大成 (いけはなずたいせい) 寛政元年刊
挿花(いけはな)  挿花株要記 (いけはなかぶようき)
 (いけはな)と読みを書いてある場合もあります。
Webcatからしらべると挿花は(そうか~~)と書籍の名前にかなをふってあることも多いようです。
sign02
書籍の内容、年代、流派、著者により読み方に違いがあるようですので承知してお使い下さい。

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