<還暦記念のホームページ万歳>

平松 洋

*1996年6月某日 

 時代の流れには逆らえず、医院に医療用パソコン・メディコムを導入しました。パソコンアレルギーであった私のパソコンとの始めての出会いでした。職員全員が初心者でしたので私達夫婦も習ってどうやらこうやらキーボードを扱えるようになりました。

*1997年6月某日 

 医院の顧問税理士から会計用のパソコン導入の話がありました。とりあえず家内がパソコンを習うことになり、すぐご近所にお住まいのマスコミ出身のA氏にパソコンを習い始めました。家内にパソコンが向いていたようで、すぐに熱中してインターネットの話、Eメールの話などたえず熱心に話題にしました。話を聴いているうちに私もやらなきゃ損のような気になってきて、「僕もパソコンをやる」と家内に宣言しました。

*1997年7月某日 

 とりあえず私がマウスに慣れるために麻雀・トランプ・花札・将棋・囲碁のソフトを購入しました。2か月の間ゲームに熱中した結果パソコンアレルギーを完全に克服できました。熟年にとっては若い頃に慣れ親しんだゲームから入るのが良い方法ですよ。家内が習ったことを私が教えてもらう。私に教えなければならないので真剣に習います。教える家内にとっても、忙しくて習う暇のない私にとってもこの方法は最良の選択でした。かくして私はネットサーフィンが出来るようになり、Eメールも送れるようになりました。

*1997年10月某日

 パソコン恩師のA氏の「パソコンは個人から世界への情報発信の最高手段」の言葉に乗ってしまい、とことんまでやってしまう性格の私達夫婦はホームページを作成してみようということになりました。丁度1998年2月が私の還暦でしたので還暦記念にホームページを開設することを決めました。かくして夫婦協力してのホームページ制作が始まりました。

*1998年2月4日

 ポピュラーな皮膚病のお話のサイトと医療保険のお話のサイトと音訳ボランティアのサイトと山歩きのサイトの4つのテーマでホームページをスタートしました。今思うにお堅い医療保険と音訳のサイト、一般向けの皮膚病の話しと肩の凝らない夫婦の山歩きのサイトがお互いに補完しあってくれたものと思います。


*1998年3月11日


 ヤフー登録1か月目に私達夫婦のホームページをヤフーが「今日のおすすめ」に推薦してくれました。嬉しいことだがこりゃ大変だ。いい加減なことは出来ないぞ、間違ったことも出来ないぞと二人でホームページの充実を誓いました。

*1998年7月21日

 恒例の山歩きから帰ったらパソコンのソフト部分が全て消滅していました。ホームページは勿論全て消えていました。一瞬真っ青大変慌てましたが、パソコンの欠陥によるものとのことでNEC修理工場に緊急入院させました。元に復するのに3週間もかかりました。

*1999年3月某日

 東海道400年祭企画に参加のホームページ「夢出会い旅サイバー五十三次」の取材のためのにA氏と私達夫婦の3人旅を始めました。家内がドライバーで、私は地図を片手にナビゲーターです。東京の日本橋から取材の開始です。初日は東海道第1番目の品川宿(東京都品川区)から5番目の戸塚宿(横浜市戸塚区)まで取材しました。その後何回かの取材を行い、現在は第45番目の宿場の庄野宿(三重県鈴鹿市)まで進んでいます。新年までにはゴールの京都の三条大橋に到着出来るものと思います。

*1999年11月某日

 家内が管理して私が協力している医学用語中心のボランテアページの「音訳の部屋」が(財)AVCC(高度映像情報センター)の公共ホームページ[good site]に選定されました。まさに快挙バンザイです!

*2000年8月6日

 新しいサイト「いぼとり神様・仏様」を立ち上げました。思うに最近の医療は薬物の薬理作用の効果と外科的技術にのみ頼りすぎているのではないでしょうか。 心の面からの治療も重視して治ろうとする気持ちを強く持たせることが必要です。 特にウイルス性イボすなわち伝染するいぼの治療には心の面からの治療が特に大切です。心の面からの治療とは具体的に暗示療法で、いぼとり地蔵様などによるいぼ取りもその一つです。言いかえれば最近ブームの代替療法なのです。

東海道宿場の取材中にA氏の取材術のノウハウを門前の小僧よろしくちゃっかり頂いて、いぼとり神様・仏様の取材を夫婦2人で始めました。現在のところ静岡県・東京都・愛知県の13か所を訪問取材し公開しています。さらに山梨県と神奈川県のいぼ取りさんに近々訪問の予定です。

現在「平松皮膚科医院の部屋」がモテモテです。Eメールでの医療相談が沢山寄せられます。北は北海道から沖縄まで日本全国は勿論、日本人が世界に雄飛していることをひしひしと感じます。ヨーロッパ大陸・南北アメリカ大陸・中国、韓国のアジア大陸からも医療相談のメールが寄せられます。真面目な質問には全て返事をするようにしています。

始めてパソコンに触れてから4年、ホームページを公開してから2年半があっというまに過ぎました。今やパソコンのない生活などとても考えられないほどにパソコンライフが私達夫婦の生活の一部に同化してしまったこの頃です。パソコンに慣れ親しむようになった現在、つくづくパソコンがあって良かったと思っています。これからの老後生活の生き甲斐にパソコンライフがきっと何かの役にたつであろうと自負しています。

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