最終更新日2020年9月8日
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「日本の読み方辞典」の使い方について、ページ最終を始めにご覧下さい
※日本の読み方については報道機関の資料、ニュース、公益法人データベース、四季報などを調査したものです。会社の担当者に確かめたものもあります。広辞苑では<特にニッポンとよみならわしている場合以外はニホンとよませることにした。>との記載があります。
他の辞書や図書館なども同様です。また「ニホン」と読んでいる会社でも外国向けにローマ字表記は(Nippon)の会社もたくさんあります。重要な用件にご使用の場合はご自身で再度ご確認下さい。
日本(にっぽん)が前についている言葉 (にっぽん)+○
にっぽん+(あ行)
(あ)にっぽん+(あ行)
日本アエラ(東京) 日本アカデミー賞 日本アビオニクス 日本アルミ(会社情報/→にほん) 日本アレフ(神奈川) 日本アンテナ(東京)
(い)にっぽん+(あ行)
日本維新の会(2012年9月12日に設立した新党) 日本遺族会 日本板硝子(1900~1901) 日本移動通信(IDO 東京) 日本犬(にっぽんいぬ・にほんけんに同じ) 日本インシュレーション(大阪) 日本インテリア 日本インベストメント&ファイナンス(HP)
(う)にっぽん+(あ行)
日本ウィルソンラーニング 日本ウエルカム(兵庫) 日本海羊歯(うみしだ)
(え)にっぽん+(あ行)
日本衛星放送(WOWOW 東京) 日本永代蔵(NHK・広①・日大辞①/→にほん) 日本エービーエス(神奈川) 日本エヌシーアール 日本エムアイシー(会社情報/→にほん) 日本エルエスアイカード 日本エンヂニヤー・サービス 日本遠征記
(お)にっぽん+(あ行)
日本オーチス・エレベータ 日本折紙協会 日本織物加工 日本オリンピック委員会(通常はにほん) 日本音楽学会
にっぽん+(か行)
(か)にっぽん+(か行)
日本カーバイト工業 日本カーボン 日本海工(兵庫) 日本ガイシ・日本碍子(日本語大辞典) 日本海事協会(登記名 英文社名NIPPON/→にほん *総務課電話03-5226-2011電話での応対は「にほん」で日本航空と似た例 02/6/3) 日本開発銀行(日本語大辞典①/→にほん) 日本化学工業 日本化学肥料(1920~1923) 日本科学未来館
日本科学冶金(四季報/→にほん) 日本学士院(電話問合せ/→にほん) 日本核燃料開発(茨城) 日本加工製紙 日本歌手協会 日本瓦斯 日本ガスケット 日本化成 日本カタン(会社情報/→にほん) 日本楽器製造 日本ガテックス(東京) 日本貨物航空 日本貨物鉄道(JR貨物・四季報未上場会社の読み/→会社への電話ではにほん)
日本化薬(HP/→にほん) 新日本カレンダー株式会社 (日本カレンダー株式会社) 日本勧業銀行
(き)にっぽん+(か行)
日本気化器製作所 日本記者クラブ 日本汽船(1909~1909) 日本教文社(東京) 日本銀行券(日本語大辞典/→にほん) 日本金属 日本金属工業 日本金融通信社 日本銀行については「日本銀行」の読み方について参照
(く)にっぽん+(か行)
日本空調サービス 日本草蜉蝣(日本国語大辞典①にっぽんくさかげろう/→にほん) 日本クライメントシステムズ 日本クラウン(東京) 日本グラクソ 日本グローバル証券
(け)にっぽん+(か行)
日本ケアサプライ(会社四季報2005) 日本軽金属 日本経済団体連合会 (略称は日本経団連) 日本ケーブル 日本ケーブル・システム 日本毛織 日本ケッチェン(東京) 日本ケミコン 日本ケミファ 日本憲政党 日本現代詩人会
(こ)にっぽん+(か行)
日本語(日本国語大辞典・にっぽんご・にほんごに同じ) 日本興亜損害保険(会社四季報2005) 日本興亜福祉財団 日本高圧電気(愛知) 日本工営(会社情報/→にほん) 日本鋼管(NKK 四季報。日本語大辞典①/→にほん) 日本鋼管工事 日本鋼管継手(大阪) 日本鋼管不動産(東京) 日本鋼管ライトスチール 日本工機(東京) 日本鉱業(1929~1992)
日本興業銀行(日本語大辞典①/→にほん) 日本工業大学 日本航空(四季報・会社情報/→にほん*日本航空からのメールでは普通 にほん) 日本公庫 日本航空電器(1944~1945) 日本航空輸送(1928~1938) 日本高周波鋼業 日本合成化学工業(会社情報2008) 日本高速通信(1984~1998) 日本交通技術(東京)
日本香堂(東京) 日本コーリン(愛知) 日本興亜福祉財団 日本国(日本国語大辞典・にっぽんこく・にっぽんごくとも・にほんこくに同じ) 日本国憲法 日本国民 日本国有鉄道(日本国語大辞典) 日本コムシス 日本コロムビア 日本コンクリート工業(日本コンクリートとは別企業) 日本コンピュータシステム(東京) 日本コンピューターシステム(大阪 会社四季報2005) 日本コンピューター・ダイナミックス(HP) 日本コンベア 日本コンベンションセンター 日本梱包運輸倉庫 日本コンラックス 日本航空については文末の参考を見て下さい。
にっぽん+(さ行)
(さ)にっぽん+(さ行)
日本サーモスタット(東京) 日本債権信用銀行(ダイヤモンド社 会社職員録・NHK・日大辞①/→にほん) 日本左衛門(日本国語大辞典・にっぽんざえもん) 日本酢酸製造(1902~1941) 日本サルヴェージ(にほん、にっぽん両方可。ローマ字はNippon) 日本酸素(旧 太陽東洋酸素) 日本財団・日本船舶振興会
(し)にっぽん+(さ行)
日本シイエムケイ(CMK) 日本システムウェア(NSW)(東京) 日本システム開発(東京) 日本システム開発(宝塚) 日本システム技術 日本システムディベロップメント 日本自動車(1907~1907) 日本耳鼻咽喉科学会 日本事務器(東京) 日本シャーウッド 日本ジャイアントタイヤ(兵庫) 日本シャフト 日本社会党(日本語大辞典①・NHK/→にほん) 日本写真芸術専門学校 日本シャフト(神奈川) 日本車輌製造 日本中(日本国語大辞典・にっぽんじゅう・にほんじゅうに同じ) 日本熟皮会社(1887~1892)
日本出版販売(NIPPON SHUPPAN HANBAI INC) 日本出版貿易(四季報/→にほん)(東京) 日本賞(NHK主催) 日本証券 日本商事 日本情報産業(東京) 日本情報通信 日本乗員組合連絡協議 日本触媒 日本食品 日本シリーズ(日本野球機構オフィシャルサイト NIPPON・多くの放送局/→にほん プロ野球・ゴルフ)
日本シリカ工業(東京) 日本人(日本国語大辞典・にっぽんじん・にほんじんに同じ) 日本信号 日本人造肥料(1912~1920) 日本信販(05.4からUFJニコス) 日本新薬
(す)にっぽん+(さ行)
日本水産 (公益社団法人)日本水産学会 日本スタデオ(東京) 日本ステンレス工材(新潟)
(せ)にっぽん+(さ行)
日本精化 日本精機 日本精工 日本聖公会 日本製鋼所 日本政策金融公庫(日本公庫) 日本政策投資銀行(電話で確認) 日本製紙グループ本社(会社四季報2005) 日本精製糖(1895~1906) 日本精線 日本製鉄(1934~1950) 日本精糖(1895~1906) 日本青年会議所 日本青年館(→にほん) 日本製粉 日本製帽会社(1889~1892)
日本製麻(1903~1907) 日本舎密製造(にっぽんせいみせいぞう・1889~1919) 日本舎密肥料(にっぽんせいみひりょう・1919~1920) 日本製錬(1915~1944) 日本赤十字社 日本赤十字看護大学(にっぽん・にほんともに可) 日本石油加工 日本ゼオン 日本ゼニスパイプ(会社情報/→にほん) 日本セラミック(四季報/→にほん) 日本セラミックス協会
日本セレン(HP) 日本セルロイド人造絹糸(1908~1919) 日本選手団(オリンピック・にほんでもよい) 日本洗浄機(東京) 日本専売公社(日本語大辞典/→にほん) 日本船舶振興会 日本船舶通信 日本染料製造(1916~1944) 日本赤十字社については文末の参考を見て下さい。
(そ)にっぽん+(さ行)
日本倉庫統制(1944~1946) 日本臓器製薬
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にっぽん+(た)
(た)にっぽん+(た)
日本体育大学(平成24年4月1日名称変更 WEB) 日本滞在記 日本タイプライター 日本タイムシェア(会社四季報2005) 日本平ホテル(日本平のみ→にほん) 日本ダービー 日本タングステン 日本鍛工(四季報/→にほん) 日本炭鉱(1934~1937) 日本炭酸瓦斯(東京) 日本団体生命保険(四季報/→にほん)
(ち)にっぽん+(た)
日本チバカイギー 日本中央競馬会 日本中央製錬(1907~?) 日本鋳造 日本鋳鉄管 日本長期信用銀行(ダイヤモンド社 会社職員録・NHK・日本語大辞典①/→にほん)
(つ)にっぽん+(た)
日本通運(四季報/→にほん)
(て)にっぽん+(た)
日本テキサス・インスツルメンツ(東京・四季報未上場会社の読み/→会社への電話ではにほん) 日本デザイン専門学校 日本鉄道(1893~1906) 日本鉄道会社(1881~1893) 日本鉄塔工業 日本テトラポッド 日本テレコム 日本甜菜製糖 日本電気(電話・NEC) 日本電気硝子 日本電機工業会 日本電気システム建設(NECシステム建設) 日本電気精器 日本電気制御機器工業会 日本電気ソフトウェア(東京) 日本電気ホームエレクトロニクス(東京) 日本電気リース(東京)
日本電工 日本甜菜製糖 日本電子開発(東京) 日本電子計算 日本電子専門学校 日本点字図書館(以前の日本点字図書館のWEBにはにっぽんの表記がありました/→にほん) 日本電信電話会社(NTT 日本語大辞典他資料*民営化後にっぽん
となる/→にほん) 日本電設工業 日本電装 日本電素工業 日本電池 日本電通建設 日本電灯会社(1889~1890) 日本電波塔(東京) 日本電力(1919~1942) 日本電炉
(と)にっぽん+(た)
日本刀(日本国語大辞典・にっぽんとう・にほんとうに同じ) 日本統計センター 日本道路 日本トーター 日本陶料(1911~) 日本特殊陶業 日本土木(1920~1924) 日本土木会社(1887~1893) 日本トムソン 日本ドライケミカル 日本ドレーク・ビーム・モリン(東京) 日本トレーディング(東京)
にっぽん+(な行)
(な)
(に)
日本ニユ-クリア・フエニル
(ぬ)
(ね)
日本年金機構
(の)
日本農業賞(NHKテレビ)
にっぽん+(は行)
(は)にっぽん+(は行)
日本ハイパック 日本パイプ製造 日本ハウジングロ-ン 日本橋(大坂・地名) 日本発条(ニッパツ) 日本発送電(1939~1951) 日本バドミントン協会 日本ハム 日本薔薇タナゴ(タナゴは嶼の山が魚) 日本バルカー工業 日本晴(広辞苑②/→にほん/→にほんにっぽん両方) 日本晴伊賀報讐(日本国語大辞典・にっぽんばれいがのあだうち) 日本パレットプール(大阪) 日本パワーステアリング(岐阜)
(ひ)にっぽん+(は行)
日本ビー・ケミカル 日本PTA全国協議会 日本ピーマック(神奈川) 日本麦酒(1893~1906 1949~1963) 日本麦酒醸造会社(1887~1893) 日本皮革(1907~1974) 日本ビクター 日本ピグメント 日本飛行機 日本ビジネス専門学校 日本美術院 日本ピストンリング 日本ビューホテル 日本ヒューム(会社四季報2005) 日本標準 日本評論社(日本図書コード管理センター登録読み) 日本ピラー工業
(ふ)にっぽん+(は行)
日本ファーネス工業(四季報/→にほん) 日本フイツシヤ(東京) 日本風(日本国語大辞典・にっぽんふう・にほんふうに同じ) 日本フェイウイック(東京) 日本フード 日本武道館 日本ブランズウィック 日本プレイディ(神奈川) 日本プロ野球組織 日本粉末合金 日本文理大学(電話)
(へ)にっぽん+(は行)
日本ベアリング 日本ペイント 日本ペイント販売北海道(北海道) 日本ペイントマリン(兵庫) 日本ベーリンガーインゲルハイム(兵庫) 日本ヘラルド映画 日本ヘリコプター
(ほ)にっぽん+(は行)
日本貿易保険*電話問合せ(通称は にほん と読むことあり) 日本防火協会 ニッポン放送 日本放送(出版)協会(日本語大辞典①・NHK/→にほん) 日本放送協会については文末の参考を見て下さい。
にっぽん+(ま行)
(ま)
日本マイヤー(福井) 日本丸(電話/→にほん) 日本マンパワー出版
(み)
日本道(日本国語大辞典) 日本ミルクコミュニティ(メグミルク)
(む)
日本無線電信(1923~1938)
(め)
日本メカトロン(大阪) 日本メクトロン(東京)
(も)
日本盲導犬協会(2016/11/5訂正)
にっぽん+(や行)
(や)
日本冶金工業 日本薬剤師会(にっぽん・にほんともに可・電話)
(ゆ)
日本郵政(株式)会社(NHKニュース06/01/23では日本郵政会社)日本郵政公社(電話問合せ)日本郵政グループ<07/10/01日本郵政グループフリーコールオペレータ・NHKでは(にっぽん)/
読売オンラインでは(にほん)> 日本郵政退職者連盟 日本郵船(四季報/→にほん) 日本郵便(会社の報道担当に確認) 日本油脂(1937~1945/→にほん) 日本輸出米商社(1887~1889) 日本輸送機 日本油槽船(1944~1964) 日本輸出入銀行(日本語大辞典①/→にほん) 日本ユニカー
(よ)
にっぽん+(ら行)
(ら)
日本ライトハウス 日本ライトハウス点字情報技術センター 日本ライトハウスリハビリセンター*日本ライトハウスへの電話では慣用的には(にほん)ともいっているそうです。 日本ラッド(会社四季報2005) 日本ランコ(東京) 日本ランディック
(り)
日本リ-バ 日本理化学薬品(東京) 日本リサーチセンター(日本図書コード管理センター登録読み) 日本竜 日本流(日本国語大辞典・にっぽんりゅう・にほんりゅうに同じ)
(る)
(れ)
日本冷蔵 日本レース 日本レストランシステム 日本レダリー 日本煉瓦製造(1893~2006) 日本煉瓦製造会社(1887~1893) 日本錬水(東京)
(ろ)
日本労働組合総連合会(連合) 日本ロジステック(東京) 日本ロシュ(東京)
にっぽん+(わ行)
(わ)
日本ワイパブレード
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日本(にっぽん)が後についている言葉 ○+(にっぽん)
(あ行)+にっぽん
RFラジオ日本(アール・エフ・ラジオ)日本 エアニッポン
(か行)+にっぽん
北日本銀行 北日本新聞 北日本新聞社 近畿日本ツーリスト 近畿日本鉄道
(さ行)+にっぽん
在日本朝鮮人総連合会 新党日本 新日本空調 新日本交響楽団 新日本工機 新日本製鐡 新日本造機 新日本法規出版 新日本紡績 全日本アマチュア野球連盟 全日本海員組合 全日本空輸(ANA) 全日本建設交運一般労働組合 全日本トラック協会 全日本軟式野球連盟 全日本法規出版部
(た行)+にっぽん
大日本(広辞苑 日本国の美称 にほんのところと同じ書き方/→にほん) 大日本インキ化学工業 大日本印刷 大日本運輸 大日本コンサルタント 大日本紙業 大日本商事 大日本水産会 大日本スクリーン製造 大日本住友製薬株式会社 大日本製糖(1906~1943)(1950~1984)(1984~1996) 大日本製薬 大日本セルロイド(1919~1966) 大日本帝国 大日本帝国憲法
大日本電力(1934~1942) 大日本図書 大日本土木 大日本塗料 大日本麦酒(1906~1949) 大日本仏眼協会 大日本仏教慈善会財団
大日本報徳社(だいにっぽんほうとくしゃ・公益社団法人大日本報徳社・掛川市役所教育委員会社会教育課文化財係・NHK静岡放送局に聞く/各図書館・文化庁では
だいにほんほうとくしゃ あり)
大日本明治製糖(1996~) 大日本有限責任東京電灯会社(1890~1891) 大日本猟友会 中部日本放送 鉄道日本社 テレビ西日本
(な行)+にっぽん
中日本鋳工 西日本銀行 西日本工業大学(HP・電話) 西日本小型自動車競走会 西日本国際財団 西日本システム建設 西日本新聞 西日本新聞社 西日本鉄道 西日本電線 西日本プラント工業 西日本放送(香川) ネスレ日本
(は行)+にっぽん
東日本銀行 東日本国際大学(HP・電話) 東日本放送
(ま行)+にっぽん
ミス日本グランプリ 南日本銀行 南日本新聞(同社 経営企画局企画経理部メール問合せ・平成6年以前は読み方が混在 2006/05/26) 南日本製糖(1912~1916)
(や行)+にっぽん
読売日本交響楽団
(ら行)+にっぽん
(わ行)+にっぽん
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日本(にほん・にっぽん)両方を認める言葉
日本一 日本記録 日本犬 日本語 日本三景 日本製 日本時間 日本男子 日本刀 日本晴れ 全日本
(NHK編 日本語発音アクセント辞典 改訂新版(第9刷発行)昭和63年 コラム5より) 本文中には 日本 もある。
(NHK放送文化研究所編 日本語発音アクセント辞典 新版(第3刷発行)1998年/(第16刷発行)2001年)ではコラムはありませんが本文中に上記と同様の記載があります。 日本男子が 日本男児 に代わりさらに 日本式 日本人 日本文学 日本列島 が新たに加わっています。
日本(にほん)を第一とし日本(にっぽん)を第二とする言葉
日本アルプス
日本銀行については「日本銀行」の読み方について参照
参考
*市況放送に出る銘柄の場合は原則として[にほん]
(NHK編 日本語発音アクセント辞典 改訂新版(第9刷発行)昭和63年 コラム5より)
国号 「日本」の読み方について
「日本」の読み方は複雑です。国号の読み方がはっきり定まっていないのは日本だけでしょうね。
参考に辞書を三冊開いてみます。
広辞苑第五版(岩波書店)による にほん[日本] のところを見てみます。
わが国の国号。神武天皇建国の地とする大和やまとを国号とし、「やまと」「おほやまと」といい、古く中国では「倭」と呼んだ。中国と修交した大化改新頃、東方すなわち日の本の意から「日本」と書いて「やまと」とよみ、奈良時代以降、ニホン・ニッポンと音読するようになった。現在も、よみ方については法的な根拠はないが、本辞典においては、特にニッポンとよみならわしている場合以外はニホンとよませることにした。---以下略
*にっぽん[日本]のところには
古来ニッポン・ニホンと両様によまれる。ニッポンの方が古いが、本辞典では、特にニッポンとのみよむもの以外は、便宜上、ニホンとよむことにした。①わが国の国号。---以下略
日本国語大辞典第二版⑩による にほん[日本] のところを見てみます。
---わが国の国号。---大化改新の頃、正式の国号として定められたものと考えられるが、以降、しだいに「ニホン」「ニッポン」と音読するようになった。---その読み方については国家的統一はなく、対外的に多く「にっぽん」を用いる以外は「ニホン」「ニッポン」が厳密に使いわけられることはなく併用されている。本辞典では、文献上明らかに「ニッポン」と記されている場合以外は、すべて「ニホン」として扱った。---以下略
*にっぽん[日本]のところには
わが国の呼び名。→にほん
日本語大辞典第ニ刷(講談社)による にっぽん「日本」 のところを見てみます。
(Japan)アジア大陸東縁に弧状に連なる日本列島とその付属諸島からなる国。象徴としての天皇を持つ国民主権国家。首都東京。---中略---にほん。正称日本国。
*にほん[日本]のところには
→にっぽん(日本)---以下略
辞書三冊をみても、扱いが「にほん」「にっぽん」のどちらを主とするか違います。
NHK編 日本語発音アクセント辞典 改訂新版(第9刷発行)昭和63年 を開いてみます。
コラム5「日本」(ニッポン・ニホン)に次のように記載されています。
(1)「ニホン」の発音
正式の国号として使う場合は、[ニッポン]と言う。そのほかの場合には[ニホン]と言ってもよい。
NHK放送文化研究所編 NHK日本語発音アクセント辞典 新版(第3刷発行)1998年
NHK放送文化研究所編 NHK日本語発音アクセント辞典 新版(第16刷発行)2001年
はコラムの記載がありません。
*調べた三冊の日本語発音アクセント辞典はともに 本文中には ニッポン、ニホン (日本) / ニホン、ニッポン (日本) と記載されています。
*童心にかえってちょっと覗いてみてください。
子供インターネット相談室 「日本」の正式な読み方は「ニホン」?「ニッポン」?
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「日本銀行」の読み方について
日本銀行は 「ニッポンギンコウ」、それとも「ニホンギンコウ」?
以前「日本銀行の公式ホームページ」に記載がありました。
日銀の名称を「ニッポンギンコウ」と読むか「ニホンギンコウ」と読むかについては、日本の国名をどのように読むかと同様の問題があると思われます。私どもでは、銀行券の裏面に、ローマ字で「NIPPON GINKO」と印刷されていることもあり、なるべく「ニッポンギンコウ」と呼ぶように努めております。
資料を調べていると次のようなことが分かりました。
日本銀行への電話口での応対では「にほんぎんこうです。」と言いました。調べてくださいとお願いすると(にっぽん)と読んで下さいという返事。
はっきり統一されている訳ではないようですし、電話に出られる方で言い方が違うこともあるのでしょう。
NHK編 日本語発音アクセント辞典 改訂新版(第9刷発行)昭和63年 コラム5 では(にほん)を第一とし(にっぽん)を第二とするとなっています。その後発行された NHK放送文化研究所編
日本語発音アクセント辞典 新版(第3刷発行)1998年/(第16刷発行)2001年では本文中に ニホンギンコウ (ニッポンギンコウ) というように(にっぽん)に( )がついています。
放送を聞いていると日銀(にちぎん)と言っていることが多いようです。
最近は銀行内部でも ニッポン に統一するようにつとめているそうです。
◇2004年11月新札発行にあたってNHKを聞いていましたら(にっぽんぎんこう)と言っていました。
ダイヤモンド社 会社職員録には(にほんぎんこう)、対談集
物語と夢 井上ひさし著によると国語審議会の説として日本銀行(にほんぎんこう)となっています。
広辞苑は(にほんぎんこう)、日本語大辞典は(第一に
にっぽんぎんこう 第二に にほんぎんこう)となっています。
四季報・会社情報では(にっぽんぎんこう)となっています。
日本開発銀行・日本興業銀行・日本債権信用銀行・日本長期信用銀行。日本輸出入銀行なども広辞苑・日本語大辞典では上記と同様です。
日本勧業銀行は 広辞苑・日本語大辞典ともに(にほん)と読んでいます。
新しく出来た日本政策投資銀行は電話で確認したところ(にっぽん)と読んで下さい---と言っていました。
参考 (日本赤十字社・日本放送協会・日本航空)
*日本赤十字社も辞書では広辞苑・日本語大辞典 両方が にほん
に入っています。 にほん ということが多いようですがはっきり統一されている訳ではないようです。以前電話で問い合わせた時にはどちらでも良いと言う返事でした。NHKでは にっぽん (にほん も可)のようです。民放では にっぽん のようです。
◇2004年新潟中越地震のNHKニュースでの義援金先の説明が全て(にっぽんせきじゅうじしゃ)でした。
*日本放送協会(NHK) NHKでは にっぽん のみです。辞書では日本語大辞典が①に にっぽん
②に にほん 広辞苑が にほん で記載してあります。日本放送出版協会も同じく
にっぽん と読むようにNHKでは言っています。2010/9/30確認
*日本航空(JAL) 日本航空からのメールでは にほん と読んでいると返事が来ました。NHKのニュースでも
にほん と言っています(最近では2006/3/2 朝のニュース)。 辞書では日本語大辞典が
にほん で記載してあります。広辞苑には記載がありません。四季報・会社情報では
にっぽん とふり仮名がふってあります。会社登記と一般での読み方の違いの一つで、許容範囲なのでしょう。
JALは( ジャル )と読むそうです。
※2012/9/19日本航空は再上場します。朝のNHKニュースでは(にほんこうくう)と言っていました。
参考 ( 日本 のつく姓について)
1)第三版 『難読稀姓辞典』高信幸男編(法務局勤務)苗字研究家
日本加除出版 平成16年6月15日第三版発行 による
日本 (にっぽん・にほん・ひのもと・やまと)
2)『日本名字家系大事典』森岡浩著
東京堂出版
2002年7月10日初版 による
日本 (にっぽん) 鹿児島県肝属郡内之浦町(*現在は肝属郡肝付町)にある姓 もとは小幡姓だったが、善作が藩主島津氏から日本姓をあたえられた
「日本の読み方辞典」の使い方について:始めにご覧下さい。
にほん にっぽん等で項目を分類してあります。目次の項目をクリックして検索してください。各項目内は50音順になっています。
「読み方辞典」を書き換え時に追加したもので
記載しておいた方が良いと判断したものについては、典拠 読み方 所在地 など( )に記しました。
典拠により違っているものについてはそれぞれの典拠を書き→(そこも見て下さいとの案内です。)をつけましたが、気が付いた言葉だけです。
広辞苑・日本語大辞典等で①②とあるのは①を第一とし②を第二とすることを意味しています。
例 日本永代蔵
(A)にほん+あ行の(え) 日本永代蔵(広辞苑②・日本語大辞典②/→にっぽん)
(B)にっぽん+あ行の(え) 日本永代蔵(NHK・広①・日大辞①/→にほん) |
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例の説明
(A)広辞苑・日本語大辞典では第二に(にほん~)と読む。(にっぽん)も見て下さい。
(B)NHK及び広辞苑・日本語大辞典では第一に(にっぽん~)と読む。(にほん)も見て下さい。 |
HPとかいてあるのはインターネット検索で仮名がふってあるか(Nihon Nippon)と書いてあるものです。HPでは便宜上(Nihon Nippon)と書いてある場合もあるようですので承知していて下さい。
いろいろな資料をもとに随時追加していますので( )の参考記載は一律ではありません。
他の資料を調べるとまた違う読み方になっていることもあると思います。ここでの記載は下記の参考図書等の調査によるものです。辞書を広辞苑と日本語大辞典で調べたのは
てもと にあったからです。2006年日本国語大辞典も追加しました。
広辞苑第五版(岩波書店)の にほん[日本] のところを見ると 「本辞典においては、特にニッポンとよみならわしている場合以外はニホンとよませることにした。」と記載してあります。図書館・書物・ホームページなどでも特にこだわらずに「ニホン」と読んでいる場合があるようです。
音訳を目的としていますので、重要な用件にご使用の場合はご自身で再度、他の文献などでご確認下さい。
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(終りに)
国号をはじめとする「日本の読み方」は、音訳をする上で非常に気になります。日本銀行が公式のHPに読み方を出すくらいですから音訳以外でも質問が多いのかもしれません。
調べてみるとはっきり断定できないことも多く 「両方の読み方があるということを知った上で読む」 のが大切なのではと思います。
インターネットを検索しても会社の名前に仮名がふってなかったり、ローマ字表記をしていない会社は、Japan Japaneseで外国に発信しているところが多く、問い合わせにはどちらでも良いと言うところが多いようです。
企業も国際化が進み(にほん)といっていた会社が(にっぽん)にすることもあり日本の読み方は複雑です。
電話で問い合わせても出てくる人で違う言い方をする所もありはっきりしないのが現状です。また会社がなくなったり、社名を変更しているところもありますが、音訳を目的としていますのでそのまま書いておきます。
尚、出版社に関しては出版社名1のところもご覧下さい。読み方が分かります。(制作 平松陽子)
参考図書等
NHK編 日本語発音アクセント辞典 改訂新版(第9刷発行)昭和63年・NHK放送文化研究所編
NHK日本語発音アクセント辞典 新版(第3刷発行)1998年・NHK放送文化研究所編
NHK日本語発音アクセント辞典 新版(第16刷発行)2001年
会社四季報・日経会社情報・静岡大百科・広辞苑第五版(岩波書店)・逆引き広辞苑第三刷(岩波書店)・日本国語大辞典第二版第十巻(小学館)・日本語大辞典第二刷(講談社)・大辞林第二版(三省堂)・逆引き熟語林第1版第3刷(日外アソシエーツ)・日本近代文学大辞典・出版年鑑・NHK・民放・電話での問合せ・テレビCM・ダイヤモンド社
会社職員録・インターネットでの検索
第三版 『難読稀姓辞典』高信幸男編(日本加除出版)・『日本名字家系大事典』森岡浩著(東京堂出版)
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