わたしいぼとり神様・仏様 取材ノート NO.4

 椿地蔵〜やっと椿が満開です。〜 (神奈川県鎌倉市手広)

神奈川県居住の竹内さんから「仕事の帰り、駅で見つけました。」と 江ノ電沿線新聞 を送っていただき、椿地蔵の取材に鎌倉を訪れたのは秋でした。お地蔵様を守っている青蓮寺に菊の花がたくさん咲いていたのを思い出します。

お堂の回りには椿の大木があり「椿地蔵」と言う名前の由来が椿の花にあるのは明らかです。「きっと満開になったらきれいでしょうね。」と竹内さんと電話で話していました。

竹内さん御夫妻はその後、何回も手広に行ってくださり椿の満開になるのを待っていて下さいました。
昨日、「撮れましたよ。」とデジカメの写真をメールで送ってくださいました。2月27日 竹内夫人の冨美子さん、始めてのデジカメ写真です。大きく載せられないのが残念。その年の気候によっても違うでしょうが2月末から3月始めが椿の花の美しい頃のようです。近くに椿の名にちなんだお店もあるようで昔は椿が多かったのでしょうね。


 
 冨美子さん、「椿は 木へんに春 なんですね!」

 やぶ椿の花はなかなか一度にたくさん見られません。
 清楚な花でひっそりと咲くからです。



左が秋、右が椿の季節の写真です。
椿を綺麗に見せようと近くの方がお地蔵さんの帽子とヨダレカケをはずしたのでしょうか。

椿地蔵を管理していている青蓮寺(しょうれんじ)は鎖大師(くさりだいし)で有名で東国へんろ・関東八十八ケ所の第五十九番札所にもなっています。今年はNHK大河ドラマで北條時宗を見て鎌倉へお出かけになられる方も多いでしょう。青蓮寺は賑やかな八幡宮に続く若宮大路や小町通りからかなり離れており、藤沢に近いところですが沢山の野仏がありますので、ちょっと足をのばしてみたらいかがでしょうか。いぼでお悩みの方、お地蔵さまにお祈りして下さい。

青蓮寺に掲げてある
お大師様のお言葉

咲くもよし
散るもよし
花は歎かず
今を生きる



青蓮寺は梅も満開

いぼとり神様・仏様の取材も多くの方から情報を頂き、協力して頂いて出来上がります。取材先では和尚さんや奥様にお世話になりいろいろなお話を聞かせていただき神社・お寺に対して親しみがわくようになりました。皆様に感謝です。

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