椿地蔵(いぼ地蔵)
神奈川県鎌倉市手広

神奈川県居住の友人T氏から 椿地蔵(いぼ地蔵) についての記事を掲載した「江ノ電沿線新聞」を送って頂きました。早速新聞の記事を頼りに鎌倉のいぼ地蔵でもある椿地蔵を訪問しました。JR藤沢駅から鎌倉大仏の方に向う県道32号線(通称鎌倉街道)の県道304号線との交差点が手広(てびろ)の交差点です。手広交差点を少し過ぎたところの南側に椿地蔵(つばきじぞう)のお堂がありました。お堂の右側には弘法大師一千年忌供養塔が、左側には右くさり大師・左かまくらの石碑があり、お堂の後方には椿の木が植えられていました。

青い道路標識の後方に椿地蔵あり。 お堂の後方に椿の木
青い道路標識の後方に
椿地蔵のお堂があります。
左側が左かまくら右くさり大師の石碑
右側が弘法大師一千年忌供養塔
お堂後方に椿の木が植えてあります。
椿地蔵のお堂 椿地蔵は別名いぼ地蔵
椿地蔵のお堂 椿地蔵は別名いぼ地蔵

2月27日神奈川県に住む友人が椿が満開の椿地蔵の写真を撮って送ってくれました。椿地蔵には椿の花が似合うようです。お地蔵様の赤い帽子とヨダレカケがありません。椿をきれいに見せるためでしょうか。取材ノートNo.4に大きな椿の木があります。 椿満開の椿地蔵


鎖大師(くさりだいし)で有名な椿地蔵を管理していている青蓮寺(しょうれんじ)に立ち寄ってご住職さんに取材させて頂きました。椿地蔵は現在のところから300mくらい離れた椿の下に江戸時代から安置されていたのですが道路工事で現在のところに移されました。椿地蔵は別名いぼ地蔵といわれ大豆の数珠を供えて祈るといぼが取れるといわれていて、昔は大変賑わっていていぼ地蔵として参拝者も多かったそうです。現在は青蓮寺が主導で毎年8月14日に椿地蔵のお祭を行っています。(2000年11月14日記)

青蓮寺の正門 青蓮寺の本堂・本尊は鎖大師(弘法大師)
高野山真言宗凖別格本山
飯盛山青蓮寺の正門
青蓮寺の本堂
御本尊は有名な鎖大師


飯盛山青蓮寺 鎌倉市手広769 電話0467−31−1352

高野山真言宗凖別格本山で御本尊は弘法大師です。816年(弘仁7年)に弘法大師自ら刻まれたもので鎖で両膝が動くので鎖大師(くさりだいし)とよばれ国重要文化財に指定されています。また青蓮寺は東国へんろ・関東八十八ケ所の第五十九番札所にもなっています。「鎌倉佛めぐり」(京都書院発行)によると青蓮寺所蔵の大日如来坐像は鎌倉国宝館に寄託されています。

椿地蔵へのアクセス→Google Map

列車とバスにて

東海道本線JR藤沢駅下車駅かJR大船駅からバスにて手広バス停下車して徒歩すぐです。

マイカーにて

東名厚木I.Cを出て国道129号線に南下して戸田で左折して県道22号線を東に走って高倉中入口で右折して国道467号線に入り南下して藤沢に向います。JR東海道線のガードを越して左折して県道32号線に入り藤沢病院入口を過ぎて鎌倉市に入るやすぐに手広交差点です。手広交差点を直進してすぐの右側に椿地蔵のお堂があります。

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