香道用語 読み方辞典

最終更新日2010年12月14日
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香道用語の読み方を50音順に作成しました。
香道は参考図書も少ないので読み方辞典作成は難しい分野です。

静岡県立中央図書館で資料を探しましたら『香道の歴史事典』に香道用語集がありましたので、この本をもとにして他の資料も調べました。
香道関連用語も含まれいます。意味を調べたい時には参考文献をお調べ下さい。
参考文献によって読みの違いはありますが出典を記してそのまま記載しました。 (制作 平松陽子)


あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 やらわ行 参考文献



あ行

あい嚢抄 (あいのうしょう) (あい)は土+蓋
塵添あい嚢抄(じんてんあいのうしょう)とも
阿古陀香炉 (あこだこうろ)
朝餉の間 (あさがれいのま) 『香道への招待』
足利義詮 (あしかがよしあきら) 『香道への招待』
足利義稙 (あしかがよしたね) 1466-1523 室町幕府10代将軍
足利義教 (あしかがよしのり) 『香道への招待』
足利義尚 (あしかがよしひさ) 『香道への招待』
足利義政 (あしかがよしまさ) 1436-90 室町幕府8代将軍
足利義視 (あしかがよしみ) 『香道への招待』
足利義満 (あしかがよしみつ) 『香道への招待』
足利義持 (あしかがよしもち) 『香道への招待』
足揃え (あしぞろえ) 『香道への招待』
亜相実種 (あしょうさねたね) 風早実種(かざはやさねたね)
飛鳥井流 (あすかいりゅう) 『香道への招待』
淳明親王 (あつあきらしんのう) →小一条院(こいちじょういん)
阿部一族 (あべいちぞく) 森鴎外作
阿弥号 (あみごう) 『香道への招待』
菖蒲香 (あやめこう) 『香道の作法と組香』外組
淡路島漂着説 (あわじしまひょうちゃくせつ) 『香道への招待』
合香 (あわせこう) →薫物(たきもの)
(ごうこう)とも言う 和香(わこう)とも言う
安座 (あんざ)
安斎随筆 (あんさいずいひつ) 江戸時代中期の幕臣伊勢貞丈(いせさだたけ1717-84・WEB)による随筆
安息香 (あんそくこう) →金顔香(きんがんこう)
安祿山 (あんろくざん) 『香道への招待』
家忠日記増補 (いえただにっきぞうほ) 孫の松平忠冬が『家忠日記』を増補
池田兼直 (いけだかねなお) 生没年不詳 池田左京亮とも
池三位丸 (いけのさんみまる) →香之書(こうのしょ)
池坊 (いけのぼう) 『香道への招待』
池坊専慶 (いけのぼうせんけい) 『香道への招待』
池坊専応 (いけのぼうせんのう) 『香道への招待』
池坊専応花伝書 (いけのぼうせんのうかでんしょ) 『香道への招待』
衣香 (いこう) (えこう)とも読む 薫衣香(くのえこう)に同じ
関連語:移香(うつりが)
異国近年御書草案 (いこくきんねんごしょそうあん) 別名 異国所々御書之草案(いこくしょしょごしょのそうあん)
金地院崇伝(こんちいんすうでん・WEB)の編による外交関係史料
異国渡海御朱印帳 (いこくとかいごしゅいんちょう) 金地院崇伝の手写による控帳
蝟刺香 (いしこう) →沈香(じんこう)
沈香に含まれる香木の一種
医心方 (いしんほう) 隋唐時代の医学を丹波康頼(たんばのやすより)がまとめた最古の医学書(984)
異制庭訓往来 (いせいていきんおうらい) 南北朝時代
伊勢物語 (いせものがたり) 『香道への招待』
異体十ちゅう香 (いたいじっちゅうこう) (ちゅう)は火+主 『香道への招待』
一条兼良 (いちじょうかねよし) 1408-81 →尺素往来(せきそおうらい)
一二三ウ (いちにさんう) 『香道への招待』
一木香 (いちぼくこう) 『香道への招待』
一木三銘香 (いちぼくさんめいこう)
一木四銘 (いちぼくしめい) 『香道への招待』
一味立 (いちみだち)
一陽香 (いちようこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』外組
一揆 (いっき) 『香道への招待』
一休宗純 (いっきゅうそうじゅん) 『香道への招待』
一足 (いっそく) 『香道の作法と組香』一足に立つ
一ちゅう聞 (いっちゅうぎき) (ちゅう)は火+主
一ちゅう開き (いっちゅうびらき) (ちゅう)は火+主 『香道への招待』
糸尻 (いとじり) 香炉の糸尻
猪熊兼繁 (いのくまかねしげ) 『香道への招待』
今井宗久 (いまいそうきゅう) 1520-93 安土桃山時代 堺の豪商 茶人
伊与田勝由 (いよだかつよし) 生没年不詳 伊与田宗茂とも
岩田信安 (いわたのぶやす) →大枝流芳(おおえだりゅうほう)
印香 (いんこう) 棒状のものは線香となる
蔭凉軒日録 (いんりょうけんにちろく) 室町時代中後期、鹿苑僧録(ろくおんそうろく・WEB)を補佐した蔭凉職の日記
浮世袋 (うきよぶくろ) →匂袋(においぶくろ)
(うぐいす) →火道具(ひどうぐ)
鶯香 (うぐいすこう) 『香道の作法と組香』三十組 関連語:歳寒の三友(さいかんのさんゆう)
春告鳥(はるつげどり)
ウ香 (うこう) →客香(きゃくこう)
鬱金 (うこん)
鬱金香 (うこんこう) (うっこんこう)とも 異名に草麝香(そうじゃこう)がある
雨言雑秘記 (うごんぞうひき) 別名『雨言秘記』仏教書
宇治山香 (うじやまこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』内十組
宇治山拾遺香 (うじやましゅういこう) 『香道への招待』
優尸羅 (うしら) →茅根香(ぼうこんこう)
烏尸羅・憂尸羅(うしら) 烏施ら(らは口+羅)・烏施藍(うせら)とも書く
歌合せ (うたあわせ) 『香道への招待』
打敷 (うちしき) →地敷(じしき)
(うちじき)とも読む 『香道への招待』は(うちじき)
空蝉香 (うつせみこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』四十組
宇津保物語 (うつほものがたり) 平安時代の物語 作者不詳
移香 (うつりが)
卯花香 (うのはなこう) 『香道の作法と組香』四十組
苜蓿 (うまごやし) 『香道への招待』
日本国語大辞典 「うまごやし(馬肥・苜蓿)」
「もくしゅく(苜蓿)」の項には「うまごやし(馬肥)」の誤用漢名とある
芸香 (うんこう) WEB
運歩色葉集 (うんぽいろはしゅう) 作者不詳 天文17年(1548)に成立した辞典
関連語・速香(そこう)
栄花物語・栄華物語 (えいがものがたり) 平安時代の歴史物語
栄松香之記 (えいしょうこうのき) 『栄松記』『栄松之記』ともいわれる
栄松筆記 (えいしょうひっき)
柄香炉 (えこうろ) (えごうろ)とも読む
衛士籠 (えじかご)
江田世恭 (えだせいきょう) 生没年不詳 18世紀後半の国学者で香人 通称・富田屋八郎右衛門
江戸砂子 (えどすなご) 江戸の地誌 俗諺(ぞくげん)
江戸の女御 (えどのにょうご)
江戸真砂六十帖 (えどまさごろくじゅうじょう) 『江戸真砂』とも呼ばれる
え衣香 (えびこう) 『香道の歴史事典』
  (え)は上から(亠+邑+衣の下の部分) →薫衣香(くのえこう)
大辞林では(えびこう)(えいこう)にある 漢字参照
日本国語大辞典では え被香(えびこう・えいこう)え衣香(えいこう)
広辞苑では(えいこう)にあり 日本語大辞典にはなし
延喜式 (えんぎしき) 法典
閻立本 (えんりつほん) ?-673 当代初期の官僚で画家
『香道への招待』では(えんりっぽん)
延暦寺 (えんりゃくじ) 『香道への招待』
御家流 (おいえりゅう) 香道の流派で三条西流とも 三条西実隆(さんじょうにしさねたか・WEB)が創始
御家流香道掟書 (おいえりゅうこうどうおきてがき) 師匠より受けた口伝をまとめたもの
御家流香道百ヶ条口授伝 (おいえりゅうこうどうひゃっかじょうくじゅでん)
御家流香道要略集 (おいえりゅうこうどうようりゃくしゅう) 『要略集』ともいう
追風 (おいかぜ)
扇争香 (おうぎあらそいこう) 『香道への招待』
王元宝 (おうげんぽう) 『香道への招待』
黄金 (おうごん) 『香道への招待』
黄熟香 (おうじゅくこう) 蘭奢侍とも、東大寺とも呼ばれる →蘭奢侍(らんじゃたい)
正倉院に伝わる香木 足利義政・織田信長・明治天皇の截香を示す紙が貼付
応仁・文明の乱 (おうにんぶんめいのらん) 『香道への招待』
大枝流芳 (おおえだりゅうほう) 生没年不詳 江戸時代中期の文人 岩田信安とも
大鏡 (おおかがみ) 平安時代の歴史物語
大口保高 (おおぐちやすたか) 生没年不詳 大口含翠(がんすい)とも 江戸時代、石州流の茶人、御家流の香人
大外組聞書 (おおそとぐみききがき) 藤野春淳(朴翁)が著した香伝書
小河御所并東山殿御飾記 (おがわごしょならびにひがしやまどのおかざりき) 足利義政邸内の小河御所と東山御所に飾られた調度品を記録した書
興津弥五右衛門の遺書 (おきつやごえもんのいしょ) 森鴎外によって書かれた歴史小説
翁草 (おきなぐさ) 神沢杜口(かんざわとこう)が書き記した随筆
小草香 (おぐさこう) 『香道の作法と組香』内十組
奥の橘 (おくのたちばな) 大同楼維休著
押板 (おしいた)
白粉 (おしろい)
織田有楽斎 (おだうらくさい) 1547-1621 織田信長の弟
織田信長 (おだのぶなが) 1534-82
落穂集追加 (おちぼしゅうついか) 大道寺重祐(友山)著
御手水の間 (おちょうずのま) 『香道への招待』
御内儀 (おないぎ) 『香道への招待』
御成飾 (おなりかざり)
鬼の間 (おにのま) 『香道への招待』
思羽 (おもいば) →志野折(しのおり)総包(そうづつみ)
(おもて) 『香道への招待』
親硯 (おやすずり) 香元硯(こうもとすずり・WEB)ともいう
御湯殿 (おゆどの)
御湯殿上日記 (おゆどののうえにっき) 文明9年から文政9年までの約350年にわたって書き記されてきた宮廷日次記
折居・折据 (おりすえ) 香札を入れるためのもの
女鑑 (おんなかがみ) 『女鑑秘伝書』ともいう
女実語教こがね嚢 (おんなじつごきょうこがねぶくろ) (こがね)は金+黄 享和2年刊行の女子用教科書
女大学 (おんなだいがく) 著者未詳
女中庸瑪瑙箱 (おんなちゅうようめのうばこ)
女重宝記 (おんなちょうほうき) 『女重宝記大成』とも
女日用大全 (おんなにちようたいぜん)

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か行

(かい) →全(ぜん)
貝おほひ (かいおおい) 松尾芭蕉がまだ宗房(そうぼう)と名乗っていた時期の処女撰集
槐記 (かいき) 近衛家煕(このえいえひろ)述、山科道安(やましなどうあん)編
(かいこ)
貝香 (かいこう) →薫衣香(くのえこう)
甲香・甲煎ともいう
崖香 (がいこう) 沈香に含まれる香木の一種
開香莚 (かいこうえん) 香席と同じ意味
会昌薫衣 (かいしょうくんい) 『香道への招待』
改正香道秘伝 (かいせいこうどうひでん) 『香道秘伝書校正』とも
懐中香箱 (かいちゅうこうばこ)
艾納香 (がいのうこう)
外蕃通書 (がいばんつうしょ) 近藤重蔵編集
関連語:占城国(チャンパ)
海狸香 (かいりこう) 動物性の香料 海狸はビーバーのこと
替十ちゅう香 (かえじっちゅうこう) 『香道への招待』
(ちゅう)は火+主
替十組之聞 (かえとくみのきき) 『香道への招待』
過海大師東征伝 (かかいたいしとうせいでん) →鑑真(がんじん)
正式名『唐大和上東征伝(とうだいわじょうとうせいでん)』別称多い
下学集 (かがくしゅう) 室町時代の漢和辞書
火浣布略説 (かかんぷりゃくせつ) 平賀源内
杜若香 (かきつばたこう) 『香道の作法と組香』外組
家業 (かぎょう) 『香道への招待』
掛香 (かけこう) (かけごう)とも読み、薬玉(くすだま)ともいった
→薬玉(くすだま)・香嚢(こうのう)・匂袋(においぶくろ)
花月香 (かげつこう) 『香道への招待』
花月香二人手前 (かげつこうににんでまえ) 『香道への招待』
懸物香・掛物香 (かけものこう) 『香道への招待』
風早実種 (かざはやさねたね) 1632-1710 江戸時代前期の公家
風早流 (かざはやりゅう) 風早実種が創設した御家流の一派
迦湿弥り香 (かしみりこう) 塗香(ずこう)に用いる (り)は口+栗 『香道の歴史事典』では迦の左、点が一つ
(かた) 『香道への招待』
片桐石州 (かたぎりせきしゅう) 1605-73 片桐且元(かたぎりかつもと)の甥
かっ香 (かっこう) (かっ)は上から廾+雨+隹 香料
桂離宮 (かつらのりきゅう) 『香道への招待』
賈嶋香 (かとうこう) 『香道の作法と組香』五十組
蚊取線香 (かとりせんこう) →線香(せんこう)
(かなう) (かのう)とも読む →線香(せんこう)
金平亮三 (かなひらりょうぞう) 『香道への招待』
金森宗和 (かなもりそうわ) 1584-1656 江戸時代前期の茶人
伽楠香・茄楠香 (かなんこう) →伽羅(きゃら)
上賀茂神社 (かみがもじんじゃ) 『香道への招待』
上座 (かみざ)
烏丸光広 (からすまるみつひろ) 1579-1638 御家流の香道家
唐物 (からもの)
仮銘 (かりめい) →正銘(しょうめい)
訶梨勒 (かりろく) ①香嚢 ②香料
蛙香 (かわずこう) 『香道の作法と組香』三十組
厠香 (かわやこう) →空薫物(そらだきもの)
玩貨名物記 (がんかめいぶつき) 『御飾記』とも
閑吟集 (かんぎんしゅう) 『香道への招待』
菅家文草 (かんけぶんそう) 菅原道真による漢詩集
丸香 (がんこう) 練香(ねりこう)の一つ
玩香 (がんこう) 翫香とも書く 沈香の用法
含嚼荷香 (がんしゃくかこう) 『香道への招待』
甘松香 (かんしょうこう) →薫衣香(くのえこう) 別名ナルド
鑑真 (がんじん) →過海大師東往伝
漢武帝 (かんのぶてい) 『香道への招待』
看聞御記 (かんもんぎょき) 正式には『看聞日記』
後崇光院伏見宮貞成親王(ごすこういん ふしみのみや さだふさしんのう)の日記
記紙 (きがみ) →名乗紙(なのりがみ)
記紙差 (きがみさし) 名乗紙刺とも
志野流の香席で、組香の答えを記す記紙(名乗紙)を配る際に用いる記紙を入れる袋
記紙台 (きがみだい) 志野流で用いる記紙を集める際に使用する重硯箱
奇気 (きき) 五味以外の特異な味 古い上等な伽羅に感じられる香り
聞口 (ききぐち) →聞筋(ききすじ)
聞香 (ききこう) (ぶんこう)(もんこう)とも 聞き香
聞香炉 (ききごうろ) (もんこうろ)とも 『香道の作法と組香』では(ききこうろ)
聞書 (ききしょ) 組香の解説書
雉子香 (きぎすこう) 『香道の作法と組香』四十香
聞筋 (ききすじ) 聞口とも 香を聞く場所指定のため香炉の灰に火じ(こじ)で押型をつける (じは竹冠+助)
聞きの名目 (ききのみょうもく) 『香道への招待』
聞く (きく) 香道
菊合香 (きくあわせこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』四十組
菊岡沾凉 (きくおかせんりょう) 1680-1747 香道蘭之園(こうどうらんのその)の編者 江戸時代中期の俳人
肌香 (きこう) 『香道への招待』
木香箸 (きこうばし) →香じ(きょうじ・じは竹冠+助)
記者 (きしゃ) 志野流・香会で記録紙を書く人 →執筆(しっぴつ)・御家流
起請文 (きしょうもん) 『香道への招待』
競香 (きそいこう) →競馬香(けいばこう)
徴宗 (きそう) 1082-1135 北宗8代皇帝
北畠親房 (きたばたけちかふさ) 『香道への招待』
喫茶往来 (きっさおうらい) 『香道への招待』
喫茶養生記 (きっさようじょうき) 明庵栄西(みょうあんようさい)が著した
明庵(みょうあん・みんなん)栄西(ようさい・えいさい)など
木所 (きどころ) 木処とも書く →六国五味(りっこくごみ)
木所銘 (きどころめい)  →香銘(こうめい)
奇楠香 (きなんこう) 気楠香とも書く →伽羅(きゃら)
絹の道 (きぬのみち) 『香道への招待』
帰牧庵玄清 (きぼくあんげんせい) 1443-1521
木村重成 (きむらしげなり) ?-1615 豊臣家に仕えた武将
(きゃく) →連衆(れんじゅう)
客香 (きゃくこう) 組香で試(こころみ)のない香のこと 「ウ」と略す
伽羅 (きゃら) 六国五味の一つで「多伽羅」の略称 →六国五味(りっこくごみ)
関連語:伽羅平(きゃらへい)伽羅容れ(きゃらいれ)
嬉遊笑覧 (きゆうしょうらん) 喜多村信節(きたむらのぶよ・WEB)による江戸時代の風俗百科辞典
宮廷の香 (きゅうていのこう) 『香道への招待』
(ぎょう) 香をたく際、聞香炉内の灰に聞筋をつける箸目の一形態 →行灰(ぎょうはい)
狂雲集 (きょううんしゅう) 『香道への招待』
供香 (きょうこう) (くこう)(そなえこう)とも読む もともと仏教用語
京極四坊香 (きょうごくしぼうこう) 『香道への招待』
香じ・香筋 (きょうじ) (じ)は竹冠+助 →火道具(ひどうぐ) 
香箸(こうばし)志野流では木香箸(きこうばし)
香じ建 (きょうじたて) (じ)は竹冠+助 →火道具 香筋建(きょうじたて)とも
驚精香 (きょうしょうこう) →反魂香(はんごんこう)
行灰 (ぎょうはい) →行(ぎょう)
清押 (きよおさえ) 羽箒で掃き終わった灰を再び丁寧に押さえること
玉海集 (ぎょっかいしゅう) 俳諧集
切紙 (きりがみ) 『香道への招待』
記録 (きろく)
記録紙 (きろくし) 料紙とも
記録扇 (きろくせん) 『香道への招待』
金顔香 (きんがんこう) →安息香(あんそくこう) カンボジア周辺に産する樹木の樹脂
琴玉香 (きんぎょくこう) 『香道の作法と組香』四十組
禁中並公家諸法度 (きんちゅうならびにくげしょはっと) 『香道への招待』
銀葉 (ぎんよう) 香木を間接的に加熱する隔火具
銀葉入 (ぎんよういれ) 銀葉箱とも →重香合(じゅうこうごう)
銀葉台 (ぎんようだい) →銀葉盤(ぎんようばん)
銀葉包 (ぎんようづつみ) 銀葉を入れておくための小さな畳紙(たとう)
銀葉箱 (ぎんようばこ) →銀葉入
銀葉挟 (ぎんようばさみ) →火道具(ひどうぐ)
銀葉盤 (ぎんようばん) 本香盤(銀葉台とも)および試香盤(試台とも)を含めた総称
空華庵忍愷 (くうかあんにんがい) →香会余談(こうかいよだん) 生没年不詳米川流の香人
(くうげあんにんがい・大辞林・空華庵忍鎧)著
空香 (くうこう) WEB
くぐ (くぐ) (く)は草冠+弓 (ぐ)は草冠+窮 (おんなぐさ・せんきゅう)(きゅうきゅう)とも読む
公家 (くげ)
口訣伝授 (くけつでんじゅ) 『香道への招待』
公家人疲労 (くげにんひろう) 『香道への招待』
草木香 (くさきこう) 『香道への招待』
草香 (くさのこう) (くさのか)とも読む 芸香(うんこう)ともいわれる
串扇 (くしおうぎ) 記録紙の代わりに用いられる扇のこと 
五明香(ごめいこう)や扇争香(おうぎあらそいこう)に用いられる
九条家 (くじょうけ) 『香道への招待』
薬玉 (くすだま) 端午の節句の際、邪気を払うために飾られたもの
薬玉之考 (くすだまのこう) 江戸後期の故実家である大塚嘉樹(おおつかよしき)の著書
百済 (くだら)
口香 (くちこう) 身体香の一つ
口向 (くちむけ) 『香道への招待』
口伝 (くでん)
宮内庁書陵部 (くないちょうしょりょうぶ) 『香道への招待』
薫衣香 (くのえこう) (くぬえこう)(くんえこう)とも読む
組香 (くみこう) 数種の香を組み合わせ、一定の主題を表現する玩香の様式
組香構造式 (くみこうこうぞうしき) 『香道への招待』
組付 (くみつけ)
雲井香 (くもいこう) 『香道の作法と組香』外組
栗本穏置 (くりもとおんち) →香道蘭之園(こうどうらんのその) 宝永頃の香人
胡桃 (くるみ)
群花百人一首和歌薗 (ぐんかひゃくにんいっしゅわかのその) 編者は池田東籬(いけだとうり)画は渓斎英泉(けいさいえいせん)
薫集類抄 (くんじゅうるいしょう) 藤原定長(寂連法師)の撰ともいわれる
薫ずる (くんずる)
君台観左右帳記 (くんだいかんそうちょうき) 足利将軍家秘蔵の名器書
薫嚢 (くんのう) →香嚢(こうのう)
薫佩の香 (くんばいのこう) 『香道への招待』
薫炉 (くんろ) →伏籠(ふせご)
薫陸 (くんろく) (くりく)(くんりく)とも読む →乳香(にゅうこう)薫物の材料のひとつ
芸阿弥 (げいあみ) 『香道への招待』
荊花 (けいか) 五香湯を作るための香木のひとつ →五香湯(ごこうゆ)
桂花花香 (けいかかこう) 『香道への招待』
慶賀香 (けいがこう) 『香道の作法と組香』五十組
鶏骨香 (けいこつこう) →降真香(こうしんこう)
卦算 (けいさん) 『香道の作法と組香』文鎮
桂心 (けいしん) →桂皮(けいひ)
系図香 (けいずこう) 『香道への招待』
鶏舌香 (けいぜつこう) (けいぜちこう)とも呼ばれる 丁子の蕾が乾燥すると鶏の舌に形が似る
→丁子(ちょうじ)
競馬香 (けいばこう) 志野流における十組香のひとつ
桂皮 (けいひ) →桂心(けいしん)
下克上 (げこくじょう)
血脈 (けちみゃく) 香の系譜
化度寺百和香 (けどじひゃくわこう) 『香道への招待』
(けん) 組香の中の盤物に使用される盤上の一マス
献香 (けんこう) 神前・仏前などでたかれる香
源語梯 (げんごてい) 大阪懐徳堂(かいとくどう)の儒学者・五井純禎(ごいとしさだ)による源氏物語の注釈書=五井蘭州(ごいらんしゅう)
源氏香 (げんじこう) 組香の一種
源氏香之図 (げんじこうのず) 源氏香の52の図柄が源氏物語のどの巻の図であるかをまとめたもの
源氏千草香 (げんじちぐさこう)
源氏物語 (げんじものがたり)
遣隋使 (けんずいし)
玄宗 (げんそう)
遣唐使 (けんとうし)
源平香 (げんぺいこう) 『香道への招待』
源平盛衰記 (げんぺいじょうすいき) (げんぺいせいすいき)とも
建武記 (けんむき) 『建武年間記』とも
小一条院 (こいちじょういん) 994-1051
香味 (こうあじ) 香木を五味で表現 甘(かん)酸(さん)辛(しん)苦(く)鹹(かん・・しおからい)
香網台 (こうあみだい) 銀葉台の一種
香合 (こうあわせ) 香の優劣を決める遊び
香合覚書 (こうあわせおぼえがき) 尾張徳川家に伝わる家康自筆の薫物作製に用いた香料調合に関する覚書
香印 (こういん) 抹香を複雑な文様や梵字の形に固めたもの
香印座 (こういんざ) 香印をたくための台座
香雲 (こううん) 大辞林
香会 (こうえ) 大辞林「香道の会 香合わせの会・こうかい」とある
香莚 (こうえん) →香席(こうせき)
香煙 (こうえん) 大辞林
香火 (こうか) 仏前 大辞林
香会 (こうかい) 大辞林「香をたき、その香りを観賞する集まり。組香の会など。こうえ」とある
香会余談 (こうかいよだん) 空華庵忍愷(くうかあんにんがい)著
(くうげあんにんがい・大辞林・空華庵忍鎧)著
香花会 (こうかかい) 連衆が二手に分かれ十ちゅう香を行い、勝った方が花を生けていく
香が走る (こうがはしる)
香気 (こうき) 大辞林
香巾 (こうきん) 『香道への招待』
香組 (こうぐみ)
香華 (こうげ) 仏壇に供える 大辞林 (こうばな)とも
香語 (こうご) 禅宗で香をたく際に唱える言葉
香壺 (こうご)
光香 (こうこう) 沈香に含まれる香木の一種 →沈香(じんこう)
甲香 (こうこう) →貝香(かいこう)
香膏 (こうこう) 塗香の際に用いる香気を含ませた油脂状のもの
膠香 (こうこう) (きょうこう)とも 香木の樹脂などの煮汁を精製して作った香料の総称
香合 (こうごう) 香盒(こうごう)とも書く →重香合(じゅうこうごう)
康国 (こうこく) 『香道への招待』サマルカンド
香拵 (こうこしらえ) 『香道への招待』では(こうごしらえ)
合こん樹 (ごうこんじゅ) (こん)は民の下に日 ねむの木のこと 梵語でいう尸利沙(しりしゃ)
香差 (こうさし) 懐中持香包入
香匙 (こうさじ) (こうすくい)ともいう →火道具(ひどうぐ)
大辞林では(きょうじ)が主 
香志 (こうし)
香司 (こうし) 淡路島等で最近言われる言葉 香りのマイスター
静岡新聞10/9/1 読みはWEBより
香紙 (こうし) 丁子または沈香の粉末をすき込んだ紙
香紙切(こうしぎれ)
香敷 (こうじき) →銀葉(ぎんよう)
大辞林では(こうしき)
香字抄 (こうじしょう) 平安時代後期
香事むさし野 (こうじむさしの) 上・下二巻
香樹分建之書 (こうじゅぶんけんのしょ) 野田金鈴斎の著書
香乗 (こうじょう) 明の周嘉冑(しゅうかちゅう・WEB)編による香書
好色一代男 (こうしょくいちだいおとこ) 井原西鶴
紅塵 (こうじん) 紅沈とも 正倉院宝物
降真香 (こうしんこう) 別名・紫藤香(しとうこう)
紅沈香 (こうじんこう) 『香道への招待』
香図帖 (こうずちょう) 回答が図案化される組香で確認するための図帖 
源氏香・三種香・系図香など
校正十ちゅう香之記 (こうせいじゅっちゅうこうのき) (ちゅう)は火+主
香席 (こうせき) 香莚(こうえん)ともいう 聞香おもに組香を行うために催される席
香席法度 (こうせきはっと)
香染 (こうせん) →丁子(ちょうじ)
香象 (こうぞう) 仏具のひとつ
構造式 (こうぞうしき) 組香における煩雑な香の組み合わせを簡単な数式で表記
香台 (こうだい)
香畳 (こうだたみ) (こうたとう)とも 志野流では香差
香立 (こうだて) 煎茶席で線香を立てる道具
香炭団 (こうだどん) 香炉で香木をたく際に用いる炭団
香棚 (こうだな) →四季棚(しきだな)志野棚(しのだな)
香玉 (こうだま) →毬香炉(まりごうろ)
香箪笥 (こうだんす)
香机 (こうづくえ) 香案(こうあん)とも呼ばれる香炉をのせるための机
香槌 (こうづち) 香椎(こうづち)とも →香割道具(こうわりどうぐ)
香筒 (こうづつ) 線香筒とも
香包 (こうづつみ) 竹紙また和紙を畳紙(たとうがみ)にしたもの
香篆 (こうてん) →香印(こういん)
香童 (こうどう) 『香道への招待』
香道 (こうどう)
香道秋の光 (こうどうあきのひかり) 大枝流芳の著
香道打聞 (こうどううちぎき) 正式には『藤野ト翁香道打聞』藤野春淳
香道奥のしほり (こうどうおくのしおり) →改正香道秘伝(かいせいこうどうひでん)
香道家伊藤重香古希記念香会記録 (こうどうかいとうじゅうこうこききねんこうかいきろく) 和綴文書
香道箇条 (こうどうかじょう) 香道における学習内容を整備・体系化したもの
香道箇条目録 (こうどうかじょうもくろく)
香道軌範 (こうどうきはん) 蜂谷宗悟輯録(はちやそうごしゅうろく・WEB)
香道具 (こうどうぐ)
香道賤家梅 (こうどうしずがやのうめ) 牧文龍識書
香道拾玉 (こうどうしゅうぎょく) 大枝流芳著作
香道真伝 (こうどうしんでん) 1776刊 関親郷(せきちかさと)著
香道袖の橘 (こうどうそでのたちばな) 1774年刊行 上野宗吟著
香道大意 (こうどうたいい) 細谷松男著
香道滝之糸 (こうどうたきのいと) 1734年刊 大枝流芳著
香道千代の秋 (こうどうちよのあき) 1733年刊 大枝流芳著
香道軒の玉水 (こうどうのきのたまみず) 1736年刊 大枝流芳著
香道之雑書 (こうどうのざっしょ) 江戸時代の香伝書
勾当内侍 (こうとうのないし) 『香道への招待』
香道秘伝書 (こうどうひでんしょ) 翠竹庵道三(曲直瀬道三・まなせどうざん)著
香道麓の里 (こうどうふもとのさと) 米川流香人・叢香舎春龍(そうこうしゃしゅんりゅう)著
香道宿の梅 (こうどうやねのうめ) 上野宗吟が著した組香集
香道濫觴伝書 (こうどうらんしょうでんしょ) 江戸時代中期の香伝書
香道蘭之園 (こうどうらんのその) 菊岡沾凉(きくおかせんりょう)著ならびに監修
香鉈 (こうなた) →香割道具(こうわりどうぐ)
広南 (こうなん) 『香道への招待』
香嚢 (こうのう) →掛香(かけこう)匂袋(においぶくろ) 薫嚢とも
香之記 (こうのき) →米川龍香之書(よねかわりゅうこうのしょ)
香之記序 (こうのきじょ) 細川幽斎が書いたといわれる香道書
香の矩模 (こうのきまり)
香鋸 (こうのこ) →香割道具(こうわりどうぐ)
香の十徳 (こうのじっとく) 香の効能を10あげたもの
香之書 (こうのしょ) 池三位丸が1603年に書き記した香書
香之図 (こうのず) 『香道への招待』
香の茶湯 (こうのちゃのゆ) 『香道への招待』
香之茶湯三十六段 (こうのちゃのゆさんじゅうろくだん) 1780年志野流の香人藤野昌章が孫の春淳に授け、春淳が識したもの
香鑿 (こうのみ) →香割道具(こうわりどうぐ)
香箱 (こうばこ) →十種香箱(じゅっしゅこうばこ)懐中香箱(かいちゅうこうばこ)
香箸 (こうばし) →香じ(きょうじ・じは竹冠+助)火道具(ひどうぐ)
香花 (こうばな) 仏に供える香と花 大辞林 (こうげ)とも
香盤 (こうばん) 大辞林
香屏風 (こうびょうぶ)
香譜 (こうふ) 宋代の香書
香帛紗 (こうふくさ) 香巾(こうきん)とも
香袋 (こうぶくろ) →匂袋(においぶくろ)
香附子 (こうぶし) 雀頭香(じゃくとうこう)とも
香札 (こうふだ) 関連語:小札(こふだ)『香道の作法と組香』
香札包 (こうふだつつみ)
香札箱 (こうふだばこ) 『香道への招待』
香札を打つ (こうふだをうつ) 香札を折居(おりすえ)に入れる動作
香粉 (こうふん) 塗香(ずこう)の一種
香剥 (こうへぎ) →香割道具(こうわりどうぐ)
香木 (こうぼく)
香木達味考 (こうぼくたちあじこう) →名香目録(めいこうもくろく)
香木の渡来 (こうぼくのとらい) 『香道への招待』
香盆 (こうぼん)
香幕 (こうまく)
香枕 (こうまくら)
香毬 (こうまり) →毬香炉(まりごうろ)
香満ちる (こうみちる) 組香終了し香元の挨拶
香銘 (こうめい) 香名とも書く
香名総論 (こうめいそうろん) →名香目録(めいこうもくろく)1751~1771頃の香書
江田世恭(えだながやす)の香銘集および考証
香名の探題 (こうめいのたんだい) 『香道への招待』
香元 (こうもと) 古くは火元
香元座 (こうもとざ) 『香道への招待』
香元硯 (こうもとすずり) →親硯(おやすずり)
香元台 (こうもとだい) →香台(こうだい)
香薬抄 (こうやくしょう) 著者不詳
香要抄 (こうようしょう) 1077-80頃
香奩 (こうれん) 大辞林 香箱
香炉 (こうろ) →聞香炉(ききごうろ) 襷(たすき)香炉 簀(すのこ)香炉
香炉図説品彙 (こうろずせつひんい)
香炉之巻 (こうろのまき)
香割手前 (こうわりてまえ) 『香道への招待』
香割道具 (こうわりどうぐ) 香鉈・香鑿・香槌・香鋸・香剥・香割盤の六種類
香割盤 (こうわりばん) →香割道具(こうわりどうぐ)
香を焼く (こうをたく)
後柏原天皇 (ごかしわばらてんのう) 『香道への招待』
胡姫 (こき) 『香道への招待』
弘徽殿上御局 (こきでんのうえのおつぼね) 『香道への招待』
小記録 (こぎろく) 組香名と香組、出香者名を記した小さな紙 御家流が使用
古今香 (こきんこう) 『香道の作法と組香』三十組
古今伝授 (こきんでんじゅ)
古今和歌集 (こきんわかしゅう)
五香水 (ごこうすい) 真言密教の儀式に使われる香水
古香徴説別集 (ここうちょうせつべっしゅう) 1787年江田世恭(えだながやす)の編による香書
御香所 (ごこうどころ) 宮中に設置
五香湯 (ごこうゆ) 道教において沐浴に用いる
後小松天皇 (ごこまつてんのう) 1377-1433
試香 (こころみこう) (ためしこう)とも読む 試とのみ書いて(こころみ)(ためし)とも
試香盤 (こころみこうばん) 『香道への招待』
古今香鑑 (ここんこうかがみ) 江戸時代に書かれた香道伝書
古今著聞集 (ここんちょもんしゅう) 橘成季(たちばなのなりすえ・WEB)が著した説話集
関連語:草香(くさのこう)
後座 (ござ) 『香道への招待』
後西天皇 (ごさいてんのう) 1637-85
五山 (ござん) 『香道への招待』
五山文学 (ござんぶんがく) 『香道への招待』
火じ (こじ) (じ)は竹冠に助 →火道具 『香道への招待』では火筋 火箸と書くこともある
五色香 (ごしきこう) 『香道の作法と組香』三十組
五色香嚢 (ごしきこうのう) 『香道への招待』
小地敷 (こじしき) 一ちゅう聞や初座で木拵えに使う小型の地敷紙
火じ建 (こじたて) →香じ建(きょうじたて) (じ)は竹冠に助
故実銘 (こじつめい) →香銘(こうめい)
五事伝書 (ごじのでんしょ) 『香道への招待』
後拾遺和歌集 (ごしゅういわかしゅう) →百和香(ひゃくわこう)
五種香 (ごしゅこう) 焼香の別名 沈香・白檀香・丁香・鬱金香・龍脳香
胡椒 (こしょう)
小筋 (こすじ)
胡蝶香 (こちょうこう) 『香道への招待』
古十組 (ことくみ) 基本的な組香
古十組香秘考 (ことくみこうひこう) 大枝流芳著
小鳥香 (ことりこう) 『香道の作法と組香』内十組
後二条関白記 (ごにじょうかんぱくき) 後二条師通記(ごにじょうもろみちき)とも
近衛家熙 (このえいえひろ) →槐記(かいき)
近衛信尋 (このえのぶひろ) →伊達政宗(だてまさむね)
近衛文麿 (このえふみまろ) (あやまろ)『香道への招待』
小林弥一 (こばやしやいち) 『香道への招待』
御伏見院宸翰薫物方 (ごふしみいんしんかんたきものほう) 後伏見天皇(1288-1336)の著作とされる香書
WEBには「後伏見院宸翰薫物方」(ごふしみいんしんかんたきものがた)があり
小札箱 (こふだばこ) 『香道への招待』
後法興院政家記 (ごほうこういんまさいえき) (のちのほうこういんまさいえき)とも読む
近衛政家が記した日記
古法十ちゅう香 (こほうじゅっちゅうこう) (ちゅう)は火+主
小堀遠州 (こぼりえんしゅう) 1579-1647 →一木三銘香(いちぼくさんめいこう)
胡麻 (ごま)
後松日記 (ごまつにっき) 松岡行義(まつおかゆきよし・1794-1848)による随筆
駒止香 (こまどめこう) 『香道の作法と組香』外組
五味 (ごみ) 十種五味
甘:浅間(せんげん)先鉾(さきほこ)
酸:京極(きょうごく)赤栴檀(しゃくせんだん)
辛:薫風(くんぷう)孟荀(もうじゅん)
苦:面白(おもしろ)志(こころざし)
鹹:白鷺(しらさぎ)遠里(えんり)
後水尾天皇 (ごみずのおてんのう) 1596-1680 →一木三銘香(いちぼくさんめいこう)
関連語:立舞袖(たちまうそで)
五明香 (ごめいこう) 『香道への招待』
五夜香印 (ごやこういん) →百刻香(ひゃっこくこう)
後陽成天皇 (ごようぜいてんのう) 1571-1617
是澤恭三 (これさわきょうぞう) 『香道への招待』
古老茶話 (ころうちゃわ)
衣山靭負丞宗秀 (ころもやまゆげいのじょうむねひで) 姓は(いやま)(きぬやま)とも読める『香道の歴史事典』
→香道蘭之園(こうどうらんのその)
混効験集 (こんこうけんしゅう) 琉球における古語辞典
崑山集 (こんざんしゅう)
金春禅竹 (こんぱるぜんちく) 『香道への招待』
婚礼道具諸器形寸法書 (こんれいどうぐしょきかたすんぽうがき)

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さ行
西域 (さいいき) (せいいき)とも 『香道への招待』
材内篩部 (ざいないしぶ) 『香道への招待』 植物の組織
坂内宗拾 (さかうちそうじゅう) 生没年不詳
桜香 (さくらこう) 『香道の作法と組香』四十組
桜町天皇 (さくらまちてんのう) 1720-50
佐々木道誉 (ささきどうよ) 1296-1373 南北朝期の武将
挿枝袋 (さしえだぶくろ) 香袋
差札 (さしふだ) 一枚札のこと
猿嶋家胤 (さしまいえたね) 生没年不詳 江戸時代前期御家流の香道家 
猿嶋帯刀(さしまたてわき)のこと
佐曾羅 (さそら) 六国五味(りっこくごみ)のひとつ
佐尊羅・採蘇羅とも書く 『香道への招待』では佐曽羅
薩戒記 (さっかいき)(さつかいき) 権大納言中山定親(なかやまさだちか・WEB )の日記
五月香 (さつきこう) 『香道の作法と組香』四十組
茶道と香道 (さどうとこうどう) 『香道の歴史事典』 水原翠香(みずはらすいこう・Webcat)著
Webcatでは(ちゃどうとこうどう)
里見流 (さとみりゅう) 天明の頃、里見義陳創始の香道の一派
里村紹巴 (さとむらじょうは) 1525-1602 安土桃山時代の連歌師
実隆公記 (さねたかこうき) 三条西実隆(さんじょうにしさねたか)の日記
五月雨香 (さみだれこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』五十組
五月雨日記 (さみだれにっき) 著者未詳
三愛記 (さんあいのき) 牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく・WEB)著
『香道への招待』では(さんあいき)
参雨斎香之記 (さんうさいこうのき) 志野宗信(しのそうしん)の息・参雨斎宗温(さんうさいそうおん・WEB)著
散香 (さんこう) →抹香(まっこう)
桟香 (さんこう) 『香道への招待』→浅香(せんこう)
槧香 (ざんこう) 唐代に沈香の一種とされた
三種加客香 (さんしゅかきゃくこう) 『香道への招待』
三拾組五箇条内弁全 (さんじゅっくみごかじょうないべんぜん) →米川流香之書(よねかわりゅうこうのしょ)
三条家薫物書 (さんじょうけたきもののしょ) 四種類の伝書を合綴(がってつ・WEB)
三条西堯山 (さんじょうにしぎょうざん) 『香道への招待』
三条西実隆 (さんじょうにしさねたか) →実隆公記(さねたかこうき)
三草香 (さんそうこう) 『香道への招待』
三嶋香 (さんとうこう) 『香道の作法と組香』五十組
山奈 (さんな) 蕃鬱金(ばんうこん・WEB)の異名
山木三鳥の伝 (さんぼくさんちょうのでん) 『香道への招待』
三秘香 (さんぴこう) →連理香(れんりこう)
三枚盆 (さんまいぼん) 『香道の作法と組香』
三友香 (さんゆうこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』三十組
(じ) (もち)とも 勝敗がつかず引き分けること
ジェームス王欽定聖書 (ジェームスおうきんていせいしょ) 『香道への招待』
詞歌銘 (しかめい) →香銘(こうめい) 
和歌や物語が銘の典拠 花散里(はなちるさと)・明石・須磨
四季香 (しきこう) 『香道への招待』
四季三景香 (しきさんけいこう) 『香道への招待』
敷紙 (しきし)
(しきがみ)
→地敷(じしき)
『香道への招待』・日本国語大辞典では(しきがみ)
色体銘 (しきたいめい) →香銘(こうめい) 
香木の色にちなんで付けられた香銘 紅塵(こうじん)・残雪・夕紅(ゆうくれない)
四季棚 (しきだな) →香棚(こうだな)
(しきみ) シキミ科の常緑小高木
次客 (じきゃく) 『香道への招待』
時雨香 (しぐれこう) 『香道の作法と組香』三十組
地下 (じげ) 公卿や殿上人以下の人々
地下鞠 (じげまり) 『香道への招待』
試香 (しこう) →(こころみこう) 『香道への招待』
試香盤 (しこうばん) (こころみこうばん)とも 試台とも 志野流では使わない
→銀葉盤(ぎんようばん)
時香盤 (じこうばん)
紫宸殿 (ししいでん) 『香道への招待』 日本国語大辞典には(ししんでん)もあり
地敷 (じしき) 志野流の呼び名 敷紙(しきし)とも
時宗 (じしゅう) 『香道への招待』
四種盤 (ししゅばん) 競馬香(けいばこう)源平香(げんぺいこう)名所香(めいしょこう)矢数香(やかずこう)
関連語:立物(たてもの)三組盤(みつくみばん)
下職 (したしょく) 下請け 
関連語:家彫(いえぼり)町彫(まちぼり)
下付 (したづけ) 成績の表示
紫檀香 (しだんこう) →栴檀(せんだん) ベトナム・カンボジア・マレー半島分布
七木 (しちぼく) 『香道への招待』
十種香暗部山 (じっしゅこうくらぶやま)
執筆 (しっぴつ) 御家流 記録を作成する人
紫藤香 (しとうこう) →降真香(こうしんこう)
止動方角 (しどうほうがく) 『香道への招待』
志野折 (しのおり) →総包(そうづつみ)志野流における総包のこと
関連語:試香包(こころみこうづつみ)本香包(ほんこうづつみ)
志野三棚 (しのさんだな) →志野棚(しのだな)・四季棚(しきだな)
志野省巴 (しのしょうは) 1502-71 志野宗信の孫
志野宗温 (しのそうおん) 1477-1557 志野又次郎祐憲(ゆうけん)とも 宗信の息
→名香合(めいこうあわせ)
志野宗信 (しのそうしん) 1443-1523 香道志野流の始祖
志野宗信香之筆記 (しのそうしんこうのひっき) 志野宗信の著 正式には『志野宗信筆記』
志野棚 (しのだな) →香棚(こうだな) 袋棚 中棚とも
志野袋 (しのぶくろ) →総包(そうづつみ)
志野祐憲 (しのゆうけん) 『香道への招待』
志野流 (しのりゅう) 15世紀中頃、足利義政の臣である志野宗信が創始
志野流六国列香之弁秘書 (しのりゅうりっこくれつこうのわきまえひしょ)
寂照堂谷響集 (じゃくしょうどうこっきょうしゅう) 江戸時代中期の僧侶 運敞(うんしょう)による詩文集
赤栴檀 (しゃくせんだん) 牛頭栴檀(ごずせんだん・WEB)香とも →佐曾羅(さそら)栴檀(せんだん)
関連語:白栴檀(しろせんだん・WEB)
寂蓮 (じゃくれん) 『香道への招待』
麝香 (じゃこう) ムスクとも呼ばれる
関連語:生香(しょうこう)臍香(せいこう・香道の歴史事典)
和漢薬・生薬読み方辞典では臍香(さいこう)
鷓鴣斑香 (しゃこはんこう) 沈香の中でも最上品
且座 (しゃざ) (さざ)とも 茶道の七種の式のひとつ
洒水器 (しゃすいき) 香水の入った器
暹羅国風土軍紀 (しゃむこくふうどぐんき) 智原五郎八著
娑羅香 (しゃらこう) インドに植生 龍脳(りゅうのう)香料
拾遺香 (しゅういこう) 『香道への招待』
拾芥抄 (しゅうがいしょう) 百科全書
蹴鞠 (しゅうきく) 『香道への招待』 (けまり)とも
衆議判 (しゅうぎはん) (しゅぎはん)とも →香合(こうあわせ)
重香合 (じゅうこうごう) →銀葉入(ぎんよういれ) 御家流
重硯 (じゅうすずり) 硯箱 重硯箱(じゅうすずりばこ)
修学院離宮 (しゅがくいんのりきゅう) 『香道への招待』
日本国語大辞典(しゅがくいんりきゅう)
熟速香 (じゅくそくこう) 沈香の一種 →沈香(じんこう)
守護大名 (しゅごだいみょう) 『香道への招待』
樹脂 (じゅし) 『香道への招待』
種々薬帳 (しゅじゅやくちょう) 『香道への招待』
出香 (しゅっこう)
十種香 (じゅっしゅこう) 代表的な組香 →十種香箱(じゅっしゅこうばこ)
『香道への招待』(じっしゅこう) WEBでは(じしゅこう)(じしゅごう)もある
WEBの例
栴檀(せんだん)・沈水(じんすい)・蘇合(そごう)・薫陸(くんろく)・鬱金(うこん)
青木(せいぼく)・白膠(はっこう)・零陵(れいりょう)・甘松(かんしょう)・鶏舌(けいぜつ)
十種香暗部山 (じゅっしゅこうくらぶやま) 著書
十種香箱 (じゅっしゅこうばこ)
十種名香 (じゅっしゅめいこう) →追加六種(ついかろくしゅ)
法隆寺・東大寺・逍遥・三芳野(みよしの)紅塵(こうじん)枯木(こぼく)中川・法華経・広橋・八橋(やつはし)
出所銘 (しゅっしょめい) →香銘(こうめい)
俊成 (しゅんぜい) 『香道への招待』  藤原俊成(ふじわらのとしなり)
十ちゅう香 (じゅっちゅうこう) (ちゅう)は火+主 →十種香(じゅっしゅこう)
十ちゅう香興行 (じゅっちゅうこうこうぎょう)  →十種香(じゅっしゅこう)
春湊浪話 (しゅんそうろうわ) 1775年土肥経平(どひつねひら・WEB)による随筆
証歌 (しょうか) 関連語:証詞(しょうし)
正客 (しょうきゃく) 上客(じょうきゃく)とも →連衆(れんじゅう)
上客 (じょうきゃく) 古くは(しょうきゃく)とも 
『香道への招待』『香道の作法と組香』は(しょうきゃく)とある
生結香 (しょうけっこう) 沈香の中でも最上のもの 関連語:熟沈(じゅくじん)
焼香 (しょうこう) 供香(ぐこう・そなえこう・大辞林)(くこう・日本国語大辞典)に属す
生香 (しょうこう) →麝香(じゃこう)
常香 (じょうこう) →百刻香(ひゃっこくこう)
常香盤 (じょうこうばん) (じょうこうはん)とも
常山紀談 (じょうざんきだん) 湯浅常山(ゆあさじょうざん・WEB)が書き記した軍談書
咲山軒大かつ (しょうざんけんだいかつ) 『香道の歴史事典』(かつ)は褐の左が石
証詞 (しょうし) →証歌(しょうか)
上沈香 (じょうじんこう)
正倉院 (しょうそういん)
正倉院文書 (しょうそういんもんじょ)
正倉院薬物 (しょうそういんやくぶつ) 『香道への招待』
障帳 (しょうちょう) 移香を行う際に使用する道具のひとつ
聖徳太子伝暦 (しょうとくたいしでんりゃく) 聖徳太子の伝記
樟脳 (しょうのう) 龍脳の代用品として使用
菖蒲 (しょうぶ) 菖蒲の根合せ(しょうぶのねあわせ)
正法眼蔵 (しょうぼうげんぞう) 『香道への招待』
正銘 (しょうめい) 香木本来の香銘
関連語:仮銘(かりめい)
逍遥 (しょうよう) 奈良・法華寺の名香 十種名香のひとつ
逍遥院殿御記 (しょうよういんどのぎょき) →実隆公記(さねたかこうき)
生類 (しょうるい)
諸国香道門人帳 (しょこくこうどうもんじんちょう) 志野流家元蜂谷家に残る門人帳
初座 (しょざ) 『香道への招待』
初冬香 (しょとうこう) 『香道の作法と組香』五十組
紫羅香嚢 (しらこうのう) 『香道への招待』
白洲正子 (しらすまさこ) 『香道への招待』
四六駢儷体 (しろくべんれいたい) 『香道への招待』
(しん) 最も正式な灰拵え
真花月香相伝式法書 (しんかげつこうそうでんしきほうしょ) 御家流の組香の伝授書
新伽羅 (しんきゃら) →六国五味(りっこくごみ)
心敬 (しんけい) 法師 『香道への招待』
心結香 (しんけつこう) →麝香(じゃこう)
沈香 (じんこう) 沈(じん・大辞林)沈水(じんすい・ちんすい・大辞林)沈水香(じんすいこう・大辞林)沈水香木(じんすいこうぼく・WEB)などとも呼ばれる 香道で最も高貴な香木
沈香樹 (じんこうじゅ) 『香道への招待』
沈香亭 (じんこうてい) 『香道への招待』
新札往来 (しんさつおうらい) 眼阿(素眼・そがん・そげんWEB)著
新猿楽記 (しんさるがくき) 藤原明衡(ふじわらのあきひら・WEB)著
縉紳家 (しんしんか) 京都
沈水 (じんすい) 『香道への招待』
身体香 (しんたいこう) 主に口香
新智慧の海 (しんちえのうみ) 1924年刊
神皇正統記 (じんのうしょうとうき) 『香道への招待』
真手前 (しんのてまえ) 『香道の作法と組香』
真灰 (しんはい) 真の手法で箸目をつけた灰 →真(しん)
沈箱 (じんばこ) 香木や薫物を入れておくための箱
(ずい)
推古天皇 (すいこてんのう)
水蘇 (すいそ) 塗香に使用
翠竹庵道三 (すいちくあんどうざん) 『香道への招待』
曲直瀬道三(まなせどうざん) 翠竹院とも
水滴 (すいてき)
隋煬帝艶史 (ずいのようだいえんし) 『香道への招待』
すがり (すがり) 末枯(すがれ)・火末(ひづえ・WEB)とも
菅原伝授手習鑑 (すがわらでんじゅてならいかがみ)
杉江義胤 (すぎえよしたね) 生没年不詳 建部流の香人
杉線香 (すぎせんこう) 墓線香とも →線香(せんこう)
塗香 (ずこう) 塗身香(ずしんこう)塗妙香(ずみょうこう)とも
塗香器 (ずこうき)
図書寮 (ずしょりょう) 古くは中務(なかつかさ)省
鈴鹿周斎 (すずかしゅうさい) 生没年不詳 →『香道蘭之園』
角赤道具 (すみあかどうぐ)
炭手前 (すみてまえ) 関連語:初炭(しょずみ)手前 後炭(ごずみ)手前
相撲の節会 (すもうのせちえ) 『香道への招待』
寸門多羅 (すもんたら) (すもたら)(すもんだら)とも 六国五味のひとつ 
→六国五味(りっこくごみ)
『香道への招待』では(すもたら)
駿府御分物御道具帳 (すんぷおわけものおどうぐちょう) 『香道への招待』では(すんぷおんわけものおどうぐちょう)
世阿弥 (ぜあみ) 『香道への招待』
惺斎宗左 (せいさいそうさ) 『香道への招待』
姓氏銘 (せいしめい) →香銘(こうめい)
生速香 (せいそくこう) 沈香の一種
青木香 (せいぼくこう) (せいもっこう)(しょうもくこう)とも →木香(もっこう)
馬鈴草(うまのすずくさ)の異名
聖明王 (せいめいおう) 『香道への招待』
清涼殿 (せいりょうでん) 『香道への招待』
世界 (せかい) 聞香炉内の灰が入っていない上部の空間
(せき) 香炉一つは隻と数える 二つは対(つい)と数える
関親卿 (せきしんきょう) 『香道への招待』
尺素往来 (せきそおうらい) 一条兼良の著作とされる →名香目録(めいこうもくろく)
関親郷 (せきちかさと) 生没年不詳 志野流の香人 →香道真伝(こうどうしんでん)
関守香 (せきもりこう) 『香道の作法と組香』外組
雪月花集 (せつげつかしゅう) 三条西実隆の作と伝えられる名香目録
雪月花名香合之式 (せつげつかめいこうあわせのしき) →米川流香之書(よねかわりゅうこうのしょ)
截香 (せつこう) 特別に勅許を得て切り取られた香木
(ぜん) 組香の結果、満点の表記。
関連語:叶(かのう・かなう)皆(かい)
宣化天皇 (せんかてんのう) 『香道への招待』
詮恭本 (せんきょうぼん) 御家流の伝写本
線香 (せんこう)
浅香 (せんこう) 『香道への招待』
銭舜挙 (せんしゅんきょ) 『香道への招待』
全浅香 (ぜんせんこう) 沈香のひとつ →紅塵(こうじん)
全桟香・浅香・桟香・煎香とも書く
『香道への招待』では全桟香(ぜんさんこう)とある
栴檀 (せんだん)
占唐 (せんとう) 平安時代の詹糖の当て字
善阿弥 (ぜんなみ) 『香道への招待』
WEB(ぜんあみ)が多い 日本国語大辞典では善阿彌(ぜんあみ)
千利休 (せんのりきゅう) 1522-91
瞻蔔華香 (せんふくげこう) 言語はチャンパカ
苫弭 (せんみ) 枸杞(くこ)の根に同じ
禅林 (ぜんりん) 『香道への招待』
(そう) →中(ちゅう)
(そう) 香をたく際、聞香炉中の灰に聞筋をつける箸目の一形態
相阿弥 (そうあみ) ?-1525 相阿(そうあ)
相阿弥流 (そうあみりゅう)
増揖薫衣 (そうえんくんい) 『香道への招待』
草花銘 (そうかめい) →香銘(こうめい)
宗祇 (そうぎ) 1421-1502 室町時代の連歌師・古典学者 飯尾宗祇(いのおそうぎ)とも
蔵香 (ぞうこう) 特にチベット産の麝香 →麝香(じゃこう)
叢香舎春龍 (そうこうしゃしゅんりゅう) 生没年不詳 米川流香人
宗匠 (そうしょう)
宗信筆記 (そうしんひっき) 志野宗信香之筆記
宗信名香合記 (そうしんめいこうあわせき) →名香合(めいこうあわせ)
総包 (そうづつみ) 惣包とも書く 『香道への招待』では惣包
志野流では香畳(こうたとう)畳(たとう)とも
曹洞宗 (そうとうしゅう) 『香道への招待』
草灰 (そうはい) 草の手法で箸目をつけた灰 →草(そう)
増補華夷通商考 (ぞうほかいつうしょうこう 西川如見(にしかわじょけん・WEB)が著す
増補名香録 (ぞうほめいこうろく) →名香目録(めいこうもくろく)
草木香 (そうもくこう) 『香道の作法と組香』三十組
草木図説 (そうもくずせつ) 幕末期、飯田慾斎が著した植物図説『香道の歴史事典』
WEBでは飯沼慾斎(いいぬまよくさい)がほとんど
添香炉 (そえごうろ)
添香炉盆 (そえごうろぼん) →香盆(こうぼん)
続近世畸人伝 (ぞくきんせいきじんでん) 伴蒿蹊(ばんこうけい・WEB)の著書
続くらぶ山 (ぞくくらぶやま)
蘇合香 (そごうこう) →薫衣香(くのえこう)
袖香炉 (そでごうろ) →毬香炉(まりごうろ)
外組 (そとぐみ) WEB
供香 (そなえこう) WEB
園流 (そのりゅう) 香道の流派のひとつで、御家流の流れを汲む
蘇摩那花香 (そまなかこう)
染香法 (そめこうほう)
染墨入 (そめずみいれ) 志野流でのみ使用
空香 (そらこう)
空だき (そらだき) (だき)は火+主 空薫(そらだき・WEB)・空香とも
空薫物 (そらだきもの) 空香(そらこう)とも呼ぶ
関連語:厠香(かわやこう)厨香(ちゅうこう)
曾呂利新左衛門 (そろりしんざえもん) →坂内宗拾(さかうちそうじゅう)
尊経閣文庫 (そんけいかくぶんこ) 『香道への招待』

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た行

大安寺伽藍縁起
并流記資材帳
(だいあんじがらんえんぎ
ならびにるきしざいちょう)
成立は747
大茴香 (だいういきょう) モクレン科の常緑低木の実
体源抄 (たいげんしょう) 豊原統秋(とよはらのむねあき・WEB)著
太子 (たいし) 日本伝来最初の香木 「法隆寺」とも
大智度論 (だいちどろん) 『香道への招待』お経
台盤所 (だいはんどころ) 『香道への招待』清涼殿にある。盤は濁らない
太平記 (たいへいき) →佐々木道誉(ささきどうよ)
誰が袖 (たがそで) 匂袋の一種 →匂袋(においぶくろ)
多伽羅香 (たからこう) →伽羅(きゃら)
多掲羅香 (たからこう) →霊陵香(れいりょうこう)
たき合せ (たきあわせ) (たき)は火+主
御家流でたき継香
焚合十ちゅう香 (たきあわせじっちゅうこう) 『香道への招待』(ちゅう)は火+はしら
たき合十種香 (たきあわせじゅっしゅこう) (たき)は火+主 →十種香
たき空 (たきがら) (たき)は火+主 『香道への招待』には燼(たきがら)もある
たき空入 (たきがらいれ) (たき)は火+主 →重香合(じゅうこうごう)
たき香 (たきこう) (たき)は火+主
たき継香 (たきつぎこう) (たき)は火+主 専門WEBより
薫物 (たきもの) 関連語:練香(ねりこう)六種(むくさ)合香(あわせこう)
薫物合 (たきものあわせ)
薫物壺 (たきものつぼ)
薫籠* (たきもののこ) 『香道の歴史事典』 →伏籠(ふせご)
*日本国語大辞典・広辞苑では(くんろう)
薫炉(くんろ)に同じとあり (たきもののこ)は(薫物の籠)と記載
薫物箱 (たきものばこ) →沈箱(じんばこ)
竹取香 (たけとりこう) 『香道への招待』
建部隆勝 (たけべたかかつ) 生没年不詳 江州建部(ごうしゅうたけべ・WEB)の城主
『香道への招待』では(たけべりゅうしょう)
建部隆勝香之筆記 (たけべたかかつこうのひっき) 1573
建部流 (たけべりゅう)
達香 (たちこう) 『香道への招待』
立花口伝大事 (たちばなくでんだいじ) 『香道への招待』
(たて) 『香道への招待』 →香筋建
伊達政宗 (だてまさむね) 1567-1636 →貞山公治家記録(ていざんこうちけきろく)
炭団箱 (たどんばこ) 炭団入(たどんいれ)とも
七夕香 (たなばたこう) 『香道の作法と組香』外組
田名文書 (たなもんじょ) 琉球古文書
(たぶ) クスノキ科の常緑高木の樹皮を乾燥させたもの
玉あられ (たまあられ) 本居宣長による書 1792刊
玉井弘章 (たまいこうしょう) →香炉図説品彙(こうろずせつひんい)
玉勝間 (たまかつま) 本居宣長の随筆集
球香炉 (たまこうろ) →袖香炉(そでごうろ)毬香炉(まりごうろ)
玉章香 (たまずさこう) 『香道の作法と組香』外組
玉虫厨子 (たまむしのずし) 法隆寺にある宝物のひとつ
玉村竹二 (たまむらたけじ) 『香道への招待』
試台 (ためしだい) →試香盤(しこうばん)
檀香 (だんこう) 沈香・浅香などと共に香木の総称として
親長卿記 (ちかながきょうき) 甘露寺親長(かんろじちかなが・WEB)の日記
竹芯香 (ちくしんこう) 現在の線香の前身と考えられる
占城 (ちゃんぱ) 南ベトナムの地名
(ちゅう) 香席で香を聞き当てること、当に同じ
はずれた場合は不中(ふちゅう)・不当(ふとう)
答えが二つになる際の当りを「双(そう)」
ちゅう (ちゅう) (ちゅう)は火+主 『香道への招待』香道独特の読み方本来は(しゅ)と読むとある
ちゅう香 (ちゅうこう) (ちゅう)は火+主
厨香 (ちゅうこう) →空薫物(そらだきもの)
張騫 (ちょうけん) 『香道への招待』中国人名
丁子 (ちょうじ) 丁字(ちょうじ)丁香(ちょうこう)クローブに同じ
長秋記 (ちょうしゅうき) 源師時(みなもとのもろとき・WEB)(1077-1136)の日記
長寿香 (ちょうじゅこう) →線香(せんこう)
手水 (ちょうず) 『香道の作法と組香』
鳥跡香 (ちょうせきこう) 『香道の作法と組香』外組
調度図会 (ちょうどずえ) 『香道への招待』
勅命香 (ちょくめいこう) 天皇が銘をつけた香木
『香道への招待』では勅銘香
塵塚物語 (ちりづかものがたり) 『香道への招待』
追加六種 (ついかろくしゅ) →十種名香(じゅっしゅめいこう)
園城寺・似(にたり)・面影・仏座・数珠・菖蒲
追善の香 (ついぜんのこう) 故人の冥福を祈りたかれる香
『香道の作法と組香』追善香(ついぜんこう)外組
月形乗り (つきがたのり) 『香道への招待』
月見香 (つきみこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』四十組
津田宗及 (つだそうぎゅう) ?-1591安土桃山時代の堺の豪商
津田宗達 (つだそうたつ) 1504-66 津田宗及の父
末客 (つめきゃく) →連衆(れんじゅう)
釣香炉 (つりごうろ) 空香用具のひとつ
徒然草 (つれづれぐさ)
泥香 (でいこう) 粉末にした香料を蜜で練り固めたもの
貞山公治家記録 (ていざんこうじかきろく) 仙台藩主伊達家に伝わる治家記録
手鑑 (てかがみ) 数種の名香が少量しかない場合「手鑑」と呼んだ
手本木とも
手記録 (てぎろく) 『香道への招待』
手記録紙 (てぎろくし) →名乗紙(なのりがみ)
手記録盆 (てぎろくぼん) 御家流のみ
出島蘭館日誌 (でじまらんかんにっし) 1938-1939に村上直次郎氏が翻訳
手本木 (てほんぼく) →手鑑(てかがみ)
手前 (てまえ) 点前とも
伝授 (でんじゅ) 『香道への招待』
伝授思想 (でんじゅしそう) 『香道への招待』
伝書 (でんしょ) 『香道への招待』
殿上 (てんじょう) 『香道への招待』
天正二年截香記 (てんしょうにねんせつこうき) 1574年に織田信長が蘭奢待(らんじゃたい)を切り取った際の様子を書き記したもの
天体銘 (てんたいめい) →香銘(こうめい)
天王寺屋会記 (てんのうじやかいき) 津田宗達(そうたつ)、宗及(そうぎゅう)、宗凡(そうぼん)三代にわたり茶会を記録した日記
点をかける (てんをかける)
(とう) →中(ちゅう)
島夷志略 (とういしりゃく) 『島夷誌略』とも書く 地理書
偸閑記聞 (とうかんきぶん) 大枝流芳の息子蘭台が輯録
東帰集 (とうきしゅう) 禅僧・仏乗慧広(ぶつじょうえこう・WEB)の著
道具包 (どうぐづつみ) 『香道への招待』
冬月香 (とうげつこう) 『香道の作法と組香』五十組
道元 (どうげん) 永平道元(えいへいどうげん)『香道への招待』
闘香 (とうこう) 香木を観賞し、その優劣を競い合う
檮香 (とうこう) 抹香の一種 →抹香(まっこう)
荳こう (とうこう) (こう)は蒄の寸が攵 →肉荳く(にくづく)(づく)は蒄の寸が攵
当座香 (とうざこう) 組香のひとつ
東寺百合文書 (とうじひゃくごうもんじょ)
堂上 (とうしょう) (どうじょう)とも 公卿
東司 (とうす) 『香道への招待』
当代記 (とうだいき) 安土桃山~江戸初期の政治・社会状況記録
東大寺献物帳 (とうだいじけんもつちょう) 『香道への招待』
東大寺要録 (とうだいじようろく) 寺誌
東常緑 (とうのつねより) 『香道への招待』
道服 (どうふく) 志野流
東福門院 (とうふくもんいん) 1607-78 後水尾天皇の中宮
動物銘 (どうぶつめい) →香銘
同朋衆 (どうぼうしゅう) 『香道への招待』
冬夜香 (とうやこう) 『香道の作法と組香』外組
道誉所持の香 (どうよしょじのこう) 『香道への招待』
十返り (とがえり) 蘭奢待は十回も聞くことができるほど香りが持続
十返りの香(とがえりのこう)『香道への招待』
言経卿記 (ときつねきょうき) 山科言経(やましなときつね)が書き残した日記
塗肌払手香 (ときふつしゅこう) 『香道への招待』
徳川家康 (とくがわいえやす) →駿府御分物御道具帳
篤耨香 (とくのうこう) 樹脂が香料として用いられていた 詳細不明
十組会 (とくみかい) 志野流 →古法十ちゅう香(こほうじゅっちゅうこう)(ちゅう)は火+主
十組盤 (とくみばん) WEB
智仁親王 (としひとしんのう) 『香道への招待』
土泥香 (どでいこう) 腐沈(ふちん)ともいう 
塗傅の香 (とふのこう) 化粧用として用いられる香の総称
例:白粉(おしろい)傅身香粉(ふしんこうふん)和粉香(わふんこう)利汗紅粉香(りかんこうふんこう)髪木犀香(はつもくせいこう)
留木 (とめぎ) 留気(とめき)とも 衣服や髪に香木の香りをたきしめ移すこと
留香 (とめこう) 薫物をしのんで、茶の湯の後に行われる
鳥合香 (とりあわせこう) 『香道の作法と組香』三十組
鳥籠物語 (とりかごものがたり)


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な行

内藤元種 (ないとうもとたね) 生没年不詳 →名香合(めいこうあわせ) 大蔵丞(おおくらのじょう・WEB)とも
内藤露沾 (ないとうろせん)
長崎夜話草 (ながさきやわそう)
中院通村 (なかのいんみちむら) 『香道への招待』
長橋局 (ながはしのつぼね) 『香道への招待』
長盆 (ながぼん) →香盆(こうぼん)
長盆式 (ながぼんしき) 『香道の作法と組香』
中御門天皇 (なかみかどてんのう) 『香道への招待』
夏山雑談 (なつやまざつだん) 別名『夏山閑話(なつやまかんわ)』とも 小野高尚(おのたかひさ・WEB)の著
南殿 (なでん) 『香道への招待』紫宸殿(ししんでん)
七つ道具 (ななつどうぐ) →火道具(ひどうぐ)
浪花春 (なにわはる) 喜多古能(きたひさよし・WEB)が師伝を書写
名乗 (なのり) 『香道への招待』
名乗紙 (なのりがみ) 御家流では名乗紙・手記録紙 志野流では記紙(きがみ)
名乗紙物 (なのりがみもの) →組香(くみこう)
奈良伝授 (ならでんじゅ) 『香道への招待』
南坊宗啓 (なんぼうそうけい) 生没年不詳 大徳寺派の僧 利休の高弟の一人
南方草木状 (なんぽうそうぼくじょう) 『香道への招待』晋の時代の本
南方録 (なんぼうろく) 南坊宗啓によって執筆 南坊録とも
実際は福島藩主立花実山(たちばなじつざん・WEB)により編集された茶道伝書
匂薬 (においぐすり)
匂線香 (においせんこう) →線香(せんこう)
匂箱 (においばこ) 香箱(こうばこ)と同じ
匂袋 (においぶくろ) 浮世袋、香袋とも
二階堂行二 (にかいどうぎょうじ) 生没年不詳 →名香合(めいこうあわせ)
肉線香 (にくせんこう) 竹芯香(ちくしんこう)とは異なり、芯を用いず作った線香
肉荳く (にくづく) (づく)は蒄の寸が攵 ナツメグの漢名で(にくとうこう)とも読む
二条河原落書 (にじょうがわららくしょ) →建武記(けんむき)
二条家伝 (にじょうけでん) 『香道への招待』
二ちゅう開き (にちゅうびらき) (ちゅう)は火+主
肉桂 (にっけい) 樟科系の樹木の樹皮や小枝を乾燥 →桂皮(けいひ)
蜷川親元日記 (にながわちかもとにっき) 室町
二百種名香 (にひゃくしゅめいこう)
日本三代実録 (にほんさんだいじつろく) 最後の六国史
日本書紀 (にほんしょき)
日本百将伝一夕話 (にほんひゃくしょうでんいっせきわ)
日本霊異記 (にほんりょういき)
乳香 (にゅうこう) 乳頭香ともいう →薫陸(くんろく)
仁明天皇 (にんみょうてんのう) 『香道への招待』
*
寝覚香 (ねざめこう) 『香道の作法と組香』三十組
子日香 (ねのひこう) 『香道の作法と組香』四十組
練香 (ねりこう) →薫物(たきもの)
拈香 (ねんこう) →焼香(しょうこう)
年支銘 (ねんしめい) →香銘(こうめい 年号に基づいて付けられた香銘)
念人 (ねんにん) 『香道への招待』審判者
能阿弥 (のうあみ) 『香道への招待』
能楽 (のうがく) 『香道への招待』
野田金鈴斎 (のだきんれいさい) 生没年不詳 18世紀中ごろの香人 野田孝春とも
信長公記 (のぶながこうき) 信長の家臣・太田牛一(おおたぎゅういち )の著
乗尻 (のりじり) 『香道への招待』

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は行

(はい) 菱の実を焼いたもの(赤)が最上 灰色には赤・青・黄・白・黒の五色
梅英花香 (ばいえいかこう) 『香道への招待』
灰押 (はいおし) 「はいおさえ」とも言う →火道具(ひどうぐ)
梅花香 (ばいかこう) 『香道の作法と組香』四十組
灰涯 (はいぎわ)
佩香 (はいこう) 袋に合香を入れ、携帯して身体に匂いをおびさせる
拝草香 (はいそうこう)
灰手前 (はいてまえ) 『香道への招待』
灰調 (はいととのえ)
灰箸目 (はいはしめ) 『香道への招待』
萩の戸 (はぎのと) 『香道への招待』清涼殿
百歩香 (はくぶこう) 薫物の一種
百歩香 (はくぶこう) 『香道への招待』
婆佐羅 (ばさら) 『香道への招待』
端作り (はしづくり) 記録紙で組香名を記す場所
箸目 (はしめ) →真(しん)行(ぎょう)草(そう)
馬上人形 (ばじょうにんぎょう) 『香道への招待』
走る (はしる) →香が走る
バタビヤ城日誌 (ばたびやじょうにっし) 『バタビヤ城日記』とも
蜂谷家 (はちやけ) 志野流第四世以後、蜂谷家が志野流の家元
蜂谷貞重 (はちやさだしげ) 1759-1826 志野流第十四世家元
蜂谷宗因 (はちやそういん) ?-1607 志野流第五世
蜂谷宗栄 (はちやそうえい) ?-1728 志野流第八世家元
蜂谷宗悟 (はちやそうご) ?-1584 志野流第四世
蜂谷宗先 (はちやそうせん) ?-1737 志野流第九世
蜂谷宗由 (はちやそうゆう) 『香道への招待』
蜂谷流品香集説 (はちやりゅうひんこうしゅうせつ) 江田世恭(えだせいきょう)の香伝書
八角一枚札 (はっかくいちまいふだ) 『香道の作法と組香』
法度 (はっと) 『香道への招待』
初音白菊柴舟三事 (はつねしらぎくしばふねさんじ) 蜂谷宗意(はちやそうい)の奥書(おくがき)がある香道伝書
髪木犀香 (はつもくせいこう) →塗傅の香(とふのこう)
放つ (はなつ) 香木を銀葉から取り上げること
花袋 (はなぶくろ) →匂袋(においぶくろ)
波々伯部盛郷 (ははかべもりさと) 生没年不詳
馬尾蚊足 (ばびぶんそく) 香木の大きさを示す際に使われる用語 極微量
羽箒 (はぼうき) ひとつ羽とも →火道具(ひどうぐ)
波羅羅華香 (はららけこう) 波ら羅(はらら)とも書くとあり (ら)は口+乇
波利質多羅香 (はりしたらこう) 『香道の歴史事典』より 日本国語大辞典で波利質多羅樹(はりしつたらじゅ)がある。
関連語:とう利天(とうりてん)(とう)は忄+刀
円生(おんじょう)
波律膏 (はりつこう) 龍脳香の一種 →龍脳(りゅうのう)
春曙 (はるあけぼの) 1763 叢香舎春龍述
晩夏納涼香 (ばんかのうりょうこう) 『香道への招待』
判語 (はんご) →判詞(はんじ)
反魂香 (はんごんこう) 返魂香・返生香(はんじょうこう)・驚精香(きょうしょうこう)ともいう 
判詞 (はんじ) (はんし)とも読む 評点の詞(ひょうてんのことば)評詞(ひょうし)ともいう
判者 (はんじゃ) →衆議判(しゅうぎはん)
盤者 (ばんじゃ)
返生香 (はんじょうこう) →反魂香(はんごんこう)
番沈 (ばんじん) 沈香に含まれる香木の一種 →沈香(じんこう)
盤立物 (ばんたてもの) 盤物(ばんもの・WEB)ともいう →競馬香(けいばこう)
盤物 (ばんもの) 『香道への招待』
火相 (ひあい) WEBより
火逢 (ひあい)
火味 (ひあじ)
火味見 (ひあじみ) 単に火味、火間指(ひあいさし・WEB)とも呼ばれる
火穴 (ひあな) →火窓(ひまど)
火打袋 (ひうちぶくろ)
東山御文庫 (ひがしやまおぶんこ) 『香道への招待』
東山御物 (ひがしやまぎょもつ) 室町幕府の庫に納められた宝物
東山自記 (ひがしやまじき) 東山一阿弥著
東山天皇 (ひがしやまてんのう) 1675-1709 霊元天皇(れいげんてんのう)の第四皇子
引き足 (ひきあし) 『香道への招待』
飛香舎 (ひぎょうしゃ) 『香道への招待』
秘事 (ひじ) 『香道への招待』
火末 (ひずえ) 関連語:末枯(すがれ)
火道具 (ひどうぐ) 七つ道具 火じ(じは竹冠に助・火箸)・灰押・羽箒・銀葉狭・香じ(じは竹冠に助・香箸)・香匙・鶯(香串) 時には火味見(火味)を含む
火道具建 (ひどうぐたて) →香じ建(きょうじたて)(じは竹冠に助)
火道具畳 (ひどうぐたとう) 火道具を収納しておくための畳
ひとつ羽 (ひとつば) →羽箒(はぼうき) 『香道への招待』一つ羽(ひとつば)
火取 (ひとり) →阿古陀香炉(あこだこうろ)
独り聞き (ひとりぎき) 聞香において、独りだけ正解だった場合
『香道への招待』独り聞
火取香炉 (ひとりこうろ) →阿古陀香炉(あこだこうろ)・火取母(ひとりも)
『香道への招待』『香道の作法と組香』(ひとりごうろ)
火取箸 (ひとりばし) 『香道への招待』
火取火箸 (ひとりひばし) 火取箸とも
火取母 (ひとりも) →阿古陀香炉(あこだこうろ) 単に火取とも
日野家 (ひのけ) 『香道への招待』
昼の御座 (ひのござ) (ひのみまし)『香道への招待』
WEBでは(ひのおまし)が多い
日野重子 (ひのしげこ) 『香道への招待』
日野富子 (ひのとみこ) 『香道への招待』
火箸 (ひばし) 『香道への招待』
火窓 (ひまど) 火穴とも
百一録 (ひゃくいちろく) 村井敬義による1670-1751までの通史
白膠香 (びゃくこうこう) →楓香(ふうこう)
白芷 (びゃくし) ヨロイグサ、ハナウドの漢名
白檀 (びゃくだん) →薫衣香(くえのこう)
百ちゅう香 (ひゃくちゅうこう) 『香道への招待』(ちゅう)は火+主
白蓮華香 (びゃくれんげこう) 梵語・芬陀利迦(ふんだりか)の訳語
百和香 (ひゃくわこう) (ひゃっかこう)とも
百刻香 (ひゃっこくこう) 時計として作られた香印 →香印(こういん)
評詞 (ひょうことば) →判詞(はんじ) 評点の詞(ひょうてんのことば)ともいう
琵琶香 (びわこう) 『香道の作法と組香』外組
琵琶譜 (びわふ) 『香道への招待』
楓香 (ふうこう) 白膠香(びゃくこうこう)・楓香脂(ふうきょうし・ふうこうし・WEB)・白芸香とも
風姿花伝 (ふうしかでん) 『香道への招待』
楓子香 (ふうしこう)
舞楽香 (ぶがくこう) 『香道への招待』
袋草紙 (ふくろぞうし) 藤原清輔(ふじわらのきよすけ)による平安時代の歌学書
袋棚 (ふくろだな) 茶湯の香に際して使用される棚
藤壺上御局 (ふじつぼのうえのおつぼね) 『香道への招待』
藤野春淳 (ふじのしゅんじゅん) ?-1813 朴翁専斎とも
藤野昌章 (ふじのまさあき) 生没年不詳
藤野流 (ふじのりゅう) 藤野春淳を祖とする志野流の一派
藤原範兼 (ふじわらののりかね) 生没年不詳 平安末期の歌人 →薫集類抄(くんじゅうるいしょう)
藤原冬嗣 (ふじわらのふゆつぐ) 775-826 藤原内麻呂の子
腐沈 (ふじん) →土泥香(どでいこう)
傅身香粉 (ふしんこうふん) →塗傅の香(とふのこう)
伏籠 (ふせご) 薫籠(くんろう・WEB)とも書く
伏籠柱 (ふせごばしら) 衣服に香をたきしめるための道具
扶桑略記 (ふそうりゃっき) 私撰の歴史書
札筒 (ふだづつ) 札入れの際に答えの香札を入れる容器のこと
札箱 (ふだばこ) →香札(こうふだ)
二間 (ふたま) 『香道への招待』
二見香 (ふたみこう) 『香道の作法と組香』四十組
札物 (ふだもの) →組香(くみこう)
札紋 (ふだもん) 『香道への招待』
(ふち) 『香道の作法と組香』地敷(じしき)の縁(ふち)畳の縁(へり)
不中 (ふちゅう) →中(ちゅう)
葡萄 (ぶどう) 『香道への招待』
武徳編年集成 (ぶとくへんねんしゅうせい) 幕臣の木村高敦(きむらたかあつ・WEB)による徳川家康の一代記
風炉 (ふろ) (ふうろ)とも
附録古人作例二十段 (ふろくこじんさくれいにじゅうだん)
聞香提要 (ぶんこうていよう) 御家流宗家の三条西尭山公正(さんじょうにしぎょうざんきんおさ・WEB)が書き記した組香の解説書
聞香之目録 (ぶんこうのもくろく) 組香集
文台 (ぶんだい) (ふだい)とも読む
平家納経 (へいけのうきょう)
平家物語 (へいけものがたり)
碧山日録 (へきざんにちろく)
隔火 (へじ) →銀葉(ぎんよう)
(へり) 『香道の作法と組香』畳の縁(へり)地敷の縁(ふち)
縁内 (へりうち) 『香道の作法と組香』
縁外 (へりそと) 『香道の作法と組香』
甫庵太閤記 (ほあんたいこうき) 豊臣秀吉の事蹟を小瀬甫庵(おぜほあん)が記す
貿易港 (ぼうえきこう) 『香道への招待』
貿易船 (ぼうえきせん) 『香道への招待』
茅根香 (ぼうこんこう) 優尸羅(うしら)のこと
蓬左文庫 (ほうさぶんこ) 『香道への招待』
宝物集 (ほうぶつしゅう) 平康頼(たいらのやすより)が著した仏教説話
蓬莱香 (ほうらいこう) 蓬来香とも書く
蓬莱十ちゅう香 (ほうらいじゅっちゅうこう) (ちゅう)は火+主
法隆寺資材帳 (ほうりゅうじしざいちょう)
法隆寺霊宝目録 (ほうりゅうじれいほうもくろく)
星合香 (ほしあいこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』三十組
細川勝元 (ほそかわかつもと) 『香道への招待』
細川三斎 (ほそかわさんさい) 『香道への招待』
細川忠興 (ほそかわただおき) 1563-1645 細川幽斎の長子
細川幽斎 (ほそかわゆうさい) 1534-1610 
牡丹花肖柏 (ぼたんかしょうはく) (ぼたんか・しょうはく)1443-1527室町戦国時代の歌人で連歌師
郭公香 (ほととぎすこう) 『香道への招待』
『香道の作法と組香』では時鳥香(ほととぎすこう)三十組
火屋 (ほや) 『香道への招待』
本阿弥光悦 (ほんあみこうえつ) 1558-1637 桃山・江戸時代初期の芸術家
本香 (ほんこう)
本香包 (ほんこうづつみ) 『香道への招待』
本香の出 (ほんこうので) 『香道への招待』
本香盤 (ほんこうばん) →銀葉盤(ぎんようばん)
本座の名目 (ほんざのみょうもく) 『香道への招待』
梵舜日記 (ぼんしゅんにっき) 京都の豊国神社社僧(とよくにじんじゃしゃそう)・梵舜の日記
(ほうこくじんじゃ)とも
本ずり (ほんずり) 『香道の作法と組香』墨を本ずりする
本艸彙言 (ほんぞういげん) 全二十巻 著者 倪朱謹
本草 (ほんぞう)
本草綱目 (ほんぞうこうもく) 中国、明時代に李時珍(りじちん)が記す
本朝世紀 (ほんちょうせいき) 藤原通憲(ふじわらのみちのり)著 信西(しんぜい)
本朝世事談綺 (ほんちょうせじだんき) 菊岡沾凉(きくおかせんりょう)による随筆
本朝町人鑑 (ほんちょうちょうにんかがみ) 『西鶴織留(さいかくおりどめ)』西鶴の第二遺稿集

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ま行

籬香 (まがきこう) 『香道への招待』
枕草子 (まくらのそうし) 平安時代の随筆
枕草子絵巻 (まくらのそうしえまき) 鎌倉時代後期
馬芹 (まごん) 和名は山芹(やまぜり)
政家公記 (まさいえこうき) →後法興院政家記(ごほうこういんまさいえき)
正岡子規 (まさおかしき) 『香道への招待』
馬蹄香 (またいこう) 樹木から取れる香料 『香道の歴史事典』
松井友閑 (まついゆうかん) 生没年不詳 織田信長の家臣
松久保秀胤 (まつくぼしゅういん) 『香道への招待』
末座 (まつざ) 『香道への招待』
抹香 (まっこう) 末香とも書き、散香ともいう
松平忠明 (まつだいらただあきら) 1583-1644
松田長秀 (まつだながひで) 生没年不詳 →名香合(めいこうあわせ)
松の葉 (まつのは) 江戸時代後期、三味線歌謡を集めた最初の書物
松屋会記 (まつやかいき) 松屋日記、松屋筆記、土門筆記とも
末薬 (まつやく) 没薬(もつやく)の異名
真那賀 (まなか) 六国にの一つで香木の種類 →六国五味(りっこくごみ) 地名としてはマラッカを指すと思われる
『香道への招待』では真奈賀とも
曲直瀬道三 (まなせどうざん) 1507-94 戦国・安土桃山時代の医者
真那蛮 (まなばん) 真南蛮とも →混効験集(こんこうけんしゅう)六国五味(りっこくごみ) 
馬来半島生産物辞典 (まらいはんとうせいさんぶつじてん) 『香道への招待』
毬香炉 (まりごうろ) 鞠香炉や廻り香炉とも →袖香炉(そでごうろ)
摩勒香 (まろくこう) →薫陸(くんろく)・乳香(にゅうこう) 薫陸香(くんろくこう)・乳香の異名
万葉集 (まんようしゅう)
水鏡 (みずかがみ) 歴史物語
水指・水差 (みずさし) 『香道への招待』
乱箱 (みだればこ)
三具足 (みつぐそく) 仏前に供える香炉・燭台・華瓶(けびょう)を一揃えとする際の呼び名
三組盤 (みつくみばん) →四種盤(ししゅばん)競馬香(けいばこう)
蜜香樹 (みつこうじゅ) 『香道への招待』
光豊公記 (みつとよこうき) 別名『天寿院御記』
源頼政 (みなもとのよりまさ) 1104-80 平安時代の武将で歌人
耳香 (みみこう) →聞推香(もんすいこう)
三宅亡羊 (みやけぼうよう) 1580-1649 近世初期の儒者であり茶人
都風俗化粧伝 (みやこふうぞくけしょうでん) 『女子風俗化粧伝』とも
明庵栄西 (みんなんえいさい)
(みょうあんようさい)
明庵(みょうあん・みんなん)栄西(ようさい・えいさい)など
各読みがある
昔々物語 (むかしむかしものがたり) 写本多数
六種の薫物 (むくさのたきもの) 平安時代を代表する薫物のこと
六種とは黒方(くろぼう)梅花(ばいか)荷葉(かよう)侍従(じじゅう)菊花(きっか)落葉(らくよう・おちば)・WEB
無試十ちゅう香 (むしじゅっちゅうこう) 『香道への招待』(ちゅう)は火+主
無太郎聞 (むたろうぎき) 十ちゅう香において、通常の作法で香を聞いていくなかで、わざと答えが当たらないようにして聞く (ちゅう)は火+主
無銘香 (むめいこう) 『香道への招待』
村田珠光 (むらたじゅこう) 1423-1502 室町期の茶人で侘茶の祖
室町殿行幸御餝記 (むろまちどのぎょうこうおかざりき)
(めい)
名月記 (めいげつき) 『香道への招待』
名香 (めいこう) 平安時代には(みょうごう)と呼び、16世紀頃より(めいこう)
銘香 (めいこう) 名香に一つ一つの雅名(がめい)、つまり銘をつけたものを銘香
名香合 (めいこうあわせ) 『宗信名香合記』ともいう
名香合せ (めいこうあわせ)
名香部分集 (めいこうぶわけしゅう) 志野流所伝の名香録
名香目録 (めいこうもくろく)
名香六十一種名寄文字鎖 (めいこうろくじゅういっしゅなよせもじくさり) 香銘を記録するために作られた歌の一種
『香道への招待』では(めいこうろくじゅういっしゅなよせもじぐさり)
明正天皇 (めいしょうてんのう) 『香道への招待』
名所香 (めいしょこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』内十組
名人忌辰録 (めいじんきしんろく)
迷迭香 (めいてつこう) WEBでは(まんねんろう)とも 万年草
蒙古 (もうこ) 『香道への招待』
木犀花香 (もくせいかこう) 『香道への招待』
(もち) (じ)とも読む 香合せや組香の勝負で両者が同点
牧谿 (もっけい) 『香道への招待』
木香 (もっこう) →青木香(せいもっこう
関連語:唐木香(からもっこう)雲木香(うんもっこう)川木香(せんもっこう)土木香(どもっこう)
没薬 (もつやく)
元長卿記 (もとながきょうき) 『元長記』『藤元長記』とも 甘露寺元長(かんろじもとなが・WEB)の日記
物合せ (ものあわせ) 『香道への招待』
森鴎外 (もりおうがい) 1862-1922
師守記 (もろもりき) 南北朝時代中原師守(なかはらのもろもり・WEB)が記録
聞香 (もんこう) (ききこう)(ぶんこう)とも読む 香を聞くこと
聞香札 (もんこうふだ) →香札(こうふだ)
聞推香 (もんすいこう) 耳香とも
門前瓶 (もんぜんびょう) 仏具の一つ
文阿弥 (もんなみ) 『香道への招待』
WEBでは(もんあみ)が多い

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やらわ行

野花 (やか) 『香道への招待』
矢数香 (やかずこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』内十組
薬師院実祐記 (やくしいんじつゆうき) 1614年に薬師院実祐が記した書
薬子香 (やくしこう) 沈香に含まれる香木の一種 →沈香(じんこう)
康富記 (やすとみき) 中原康富が残した日記
山路香 (やまじこう) 『香道への招待』『香道の作法と組香』四十組
山田尼 (やまだに) 生没年不詳 後一条皇后の侍女
大和名所図会 (やまとめいしょずえ)
山名宗全 (やまなそうぜん) 『香道への招待』
山上宗二記 (やまのうえそうじき) 茶湯の伝書
遊学往来 (ゆうがくおうらい) →名香目録(めいこうもくろく)
有試十ちゅう香 (ゆうしじゅっちゅうこう) 『香道への招待』(ちゅう)は火+主
誘心集 (ゆうしんしゅう) 朝江種寛(しゅかん)編による俳句集
有職故実 (ゆうそくこじつ) (ゆうしょくこじつ)『香道への招待』
雪見香 (ゆきみこう) 『香道の作法と組香』外組
楊貴妃 (ようきひ) 『香道への招待』
楊国忠 (ようこくちゅう) 『香道への招待』
用捨箱 (ようしゃばこ) 江戸時代後期 柳亭種彦(りゅうていたねひこ・WEB)による考証随筆
雍州府志 (ようしゅうふし) 黒川道祐(くろかわどうゆう・WEB)著
煬帝 (ようだい) 『香道への招待』隋
煬帝開河記 (ようだいかいかき) 『香道への招待』
葉庭珪 (ようていけい) 中国宋代の人物
陽の箸目 (ようのはしめ) 『香道への招待』
陽明文庫 (ようめいぶんこ) 『香道への招待』
吉田健一 (よしだけんいち) 『香道への招待』
吉水 (よしみず) 霊元天皇の勅銘香 「よし水」とも書かれる
吉原讃嘲記 (よしわらさんちょうき) 正式書名は『讃嘲記時之太鼓(さんちょうきときのたいこ)・WEB』
世継曾我 (よつぎそが) 近松門左衛門
四辻家薫物書 (よつつじけたきものしょ) 香道の書
米川常白 (よねかわじょうはく) 1611-76 常伯とも 米川流の創始者
米川流 (よねかわりゅう)
米川流組香 (よねかわりゅうくみこう) 1805 組香144を収める
米川流香之書 (よねかわりゅうこうのしょ) 18世紀に作られた米川流に関する31冊の伝書群の総称
四方盆 (よほうぼん) (しほうぼん)とも『香道の作法と組香』 →香盆(こうぼん)
四方盆式 (よほうぼんしき) 『香道の作法と組香』
嫁入記 (よめいりき) 伊勢守貞陸(さだみち)による故実書
夜の御殿 (よんのおとど) 『香道への招待』
WEBでは(よるのおとど)が多い
洛陽 (らくよう) 『香道への招待』
羅国 (らこく) →六国五味(りっこくごみ)
蘭香 (らんこう) →五香湯(ごこうゆ)
蘭麝待 (らんじゃたい) →黄熟香(おうじゅくこう)香銘に東大寺の三文字が入っているので東大寺とも 正倉院に収められている名香
『香道への招待』では蘭奢体(らんじゃたい)
蘭引 (らんびき) 江戸時代に使われた香料・酒・薬などを蒸留するための道具
利汗紅粉香 (りかんこうふんこう) →塗傅の香(とふのこう)
李時珍 (りじちん) →本草綱目(ほんぞうこうもく)
立花 (りっか) 『香道への招待』
六国 (りっこく) →六国五味(りっこくごみ)
伽羅(きゃら)羅国(らこく)真那蛮(まなばん)真那賀(まなか)佐曾羅(さそら)寸門多羅(すもんたら) *真那蛮は真南蛮の記載もあり
六国五味 (りっこくごみ) 香の七木:伽羅(きゃら)羅国(らこく)真那蛮(まなばん)真那賀(まなか)佐曾羅(さそら)寸門多羅(すもんたら)新伽羅(しんきゃら)
六国列香之弁 (りっこくれっこうのわきまえ) 米川常白の著とされる香伝書
李白 (りはく) 『香道への招待』
略号 (りゃくごう) 香道では六国である伽羅や羅国・佐曾羅などを簡明に符号で呼んだ
伽羅(一)羅国(二)真那蛮(三)真那賀(ウ)佐曾羅(花一)寸門多羅(花二)新伽羅(花三)
略手前 (りゃくてまえ) 真手前(しんのてまえ)の簡略化
『香道の作法と組香』では(りゃくでまえ)
立阿弥 (りゅうあみ) 『香道への招待』
柳営 (りゅうえい) 将軍家
龍桂香 (りゅうけいこう) 線香の一種類
龍花鬚 (りゅうげしゅ) 香薬
隆勝香之記 (りゅうしょうこうのき) 建部隆勝香之筆記(たけべたかかつこうのひっき)
龍涎香 (りゅうぜんこう) 香料の一つ アンバルとも
龍脳 (りゅうのう) ラテン語でカンフォル
料紙 (りょうし) →記録紙(きろくし)
料紙硯 (りょうしすずり) 『香道への招待』
呂律香 (りょりつこう) 『香道への招待』
日本国語大辞典にも呂律は(りょりつ)にある。(ろれつ)は(りょりつ)の変化したものと記載。
類聚雑要抄 (るいじゅざつようしょう) 宮中行事の有識故実書 平安時代末期と思われる *類聚は資料が(るいじゅ)
類聚名義抄 (るいじゅみょうぎしょう) 『三宝類字集』『三宝名義類聚抄』とも *類聚は資料が(るいじゅ)
霊絲錦 (れいしきん) 邪気払いを目的とし、書院などに掛けられる柱飾り
霊元天皇 (れいげんてんのう) 『香道への招待』
茘枝花香 (れいしかこう) 『香道への招待』
霊猫香 (れいびょうこう) 動物性の香料
霊陵香 (れいりょうこう) 霊凌香・零陵香とも また多掲羅香ともいう
歴世女装考 (れきせいじょそうこう) 岩瀬百樹(いわせももき)著 1847刊 
歴代帝王図巻 (れきだいていおうずかん) 『香道への招待』
連衆 (れんじゅう) 香会の席に連なる人々
連蝉錦香嚢 (れんせんきんこうのう) 『香道への招待』
連理香 (れんりこう) 組香の一種 香道の秘伝とされる
弄清亭 (ろうせいてい) 慈照寺銀閣にある茶席香座敷の名称
蘆薈 (ろかい) 『香道への招待』旧日本語訳聖書にあるのは沈香の誤りと記載
六十一種名香 (ろくじゅういっしゅめいこう) 足利義政の台命により志野宗信が選んだ六十一種類の名香の総称
六角堂 (ろっかくどう) 『香道への招待』
若菜香 (わかなこう) 『香道の作法と組香』外組
倭訓栞 (わくんのしおり) 谷川士清(たにかわことすが)編の国語辞書
和香木 (わこうぼく) 国産のマツ・スギ・クスなどの古木 端香木(みずがき)など
輪差 (わさ) 『香道の作法と組香』料紙の輪差
渡辺清彦 (わたなべきよひこ) 『香道への招待』
和粉香 (わふんこう) →塗傅の香(とふのこう)
和木 (わぼく) WEB
和名類聚抄 (わみょうるいじゅうしょう) 和名を付した意味分類の漢語辞書 *類聚は資料が(るいじゅう)

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参考文献

『香道の歴史事典』2003年6月30日 第1刷発行 発行所 柏書房株式会社 
著者 神保博行(じんぼひろゆき)

『香道への招待』平成16年8月3日 初版発行 発行所 株式会社淡交社 
著者 北小路功光(きたこうじいさみつ) 北小路成子(きたこうじしげこ)

『香道秘伝書集註の世界』平成21年(2009)6月20日 初版第一刷発行 発行所 笠間書院
著者 堀口悟(ほりぐちさとる)

『香道の作法と組香』[第三版]2006年8月25日 第三版発行 発行所 株式会社雄山閣
編者 ©香道文化研究会




大辞林(三省堂)
日本国語大辞典(小学館)
広辞苑

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