なるほど読み方辞典
No.3
2012年~2016年

最終更新日2016年10月4日

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 盛り土(盛土)の読みは「もりつち」なのか「もりど」なのか?

「音訳の部屋リビングルーム(2016年10月01日)」ブログより 2016/10/04転載

音訳の部屋リビングルームのコメントに「盛土 →もりつち が正解」と書き込みがありました。
東京・豊洲市場で問題になっている「盛り土」、読み方について調査しました。

広辞苑は盛り土「もりつち」 日本国語大辞典は盛土「もりつち」
NHKことばのハンドブック第2版は盛り土について・・ニュースや一般番組では「モリツチ」と言うが、土木関係などの専門番組では「モリド」と言ってもよい。・・と記載があります。

では最近、豊洲市場で問題になっている「盛り土」でNHKニュースやFNNニュースはどう読んでいるのでしょうか?

◇NHKニュース (もりど)と読んでいます。WEB上にある音声つきニュース(2016/10/1現在)
豊洲市場問題 盛り土方針変更は建築部門の意向か | NHKニュース
豊洲市場問題 都の土木部門は盛り土を行う方針 | NHKニュース

◇FNNニュース (もりど)と読んでおり、文中には盛り土(もりど)とルビがあります。(2016/10/1現在)
「盛り土」問題 小池都知事、内部通報制度も活用し情報収集へ
「盛り土」問題 石原氏、2008年に「地下にコンクリ箱」案言及

盛り土(盛土)の読み方を調べていたら、今日10月1日の朝日新聞朝刊13版2面に
*盛り土の読み、なぜ「もりど」 が出ていました。
朝日新聞デジタルにも掲載がありましたので記事がなくなる前に音訳・点訳のために転載させていただきます。

◇朝日新聞デジタル 2016年10月1日(朝日新聞朝刊にも掲載)

ーー以下朝日新聞デジタル2016年10月1日記事引用

『盛り土の読み、なぜ「もりど」? 小泉元首相からも質問』
東京・豊洲市場で問題になっている「盛り土」の読みは、「もりつち」なのか「もりど」なのか。
元首相の小泉純一郎さんからも質問が寄せられ、調べてみました。

小泉さんは辞書を引いたそうですが、「『もりつち』しか載っていなかったんだよ。なんで『もりど』っていうのか、不思議でしょうがない」。

確かに広辞苑には「もりつち」しか載っていません。
小池百合子・東京都知事も記者会見などで、時に「もりつち」と読んだこともありました。

大手ゼネコンの広報担当者に聞きました。
「私たち建設業界では、造成工事で山の土を崩して平らにならすことを、『切り盛りする』と言うんです。そこから、切(き)り土(ど)、盛(も)り土(ど)、とも言います。
一種の専門用語というか、業界用語です。正しい日本語ではないかもしれないですが……」とのことでした。

いくつかの辞書や土木関係の用語集には「もりど」という読み方も併記されており、「もりど」は間違いではなさそうです。
では、なぜ「もりど」と聞くと、違和感を持つ場合があるのでしょうか。国語学者の金田一秀穂さんに聞きました。

「普通は音読みか訓読み、どちらかを重ねて読むんです」。
たとえば「携帯(けいたい)」は音音読み、「盛(も)り土(つち)」だったら訓訓読みとなります。
例外が「重箱(じゅうばこ)」のような音訓読みや「湯桶(ゆとう)」のような訓音読みです。
これらは「特別な言い方」だそうです。「盛(も)り土(ど)」も訓音読みになります。

金田一さんによれば「一般用語を使わず、仲間うちだけに通じる特別な言い方をして仲間意識を高めたり、権威やヒエラルキーを示したりすることがあるんですが、これもその一種ではないでしょうか」。

そういえば、自治体関係者は「首長(しゅちょう)」を「くびちょう」と読むことがありますね。
(編集委員・秋山訓子)

ーー以上朝日新聞デジタル2016年10月1日記事引用

◇国土交通省のWEB
盛土(もりど)のり面の点検状況について
用語集 盛土(もりど)切土(きりど)

◇一般社団法人 地盤安心住宅整備支援機構
地盤に関する基礎用語
ま行に 盛土(もりつち・もりど)

◇「音訳の部屋」の地学用語・建築用語には盛土を含む熟語も含めて(もりど)の記載があります。
これは参考文献に専門用語辞典を使用しているからです。
例えば
建築慣用語研究会編「建築現場実用語辞典」井上書院P296には
盛土(もりど)と記載があります。

****
一般の辞書(広辞苑・日本国語大辞典等)では盛り土・盛土「もりつち」
大辞林では①に盛(り)土「もりつち」があり、②に盛(り)土「もりど」があります。
最近のニュース・専門用語辞典・業界では盛り土・盛土「もりど」

では、私達は音訳・点訳でどう読んだらいいのでしょうか。

「音訳の部屋」では資料を集め、読みを皆様にお伝えしています。
原本を見て音訳者・点訳者がご自分で決めて下さい。

最近の新聞等を読まれる方は、テレビ・ラジオの音声で「もりど」と読んでいますからユーザーは「もりど」の方が分かりやすいかもしれません。

音訳者・点訳者は現在、話題になっている言葉について、ニュース等を聞き、時代に敏感であることも大切だと思います。

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 NHK アナウンスルーム「放送用語の変更④~あり〝得る〟~」

「音訳の部屋リビングルーム(2014年08月07日)」ブログより 2014/08/1転載

トクする日本語 - NHK アナウンスルームこちら
この中から放送用語の変更①~④を見つけました。これを見つけてたどり着くのは大変ですので、ここに順に転載させていただきます。放送用語の変更③で「分泌」を取り上げます。

放送用語の変更④~あり〝得る〟~
ーーーーー以下 2014年4月23日(水)より転載→こちら

この4月に変更されたNHK放送用語から取り上げます。
まずは『あり得る』。NHKではこれまで〔ありうる〕しか認めていませんでした。
しかし平成10年に放送文化研究所で「あり得る」の読みを調査したところ、50歳以下は〔ありえる〕の方が多く、今ではさらにこの傾向が進んでいると見られます。このためNHKでは〔ありうる〕を優先とし、〔ありえる〕も認めることになりました。
ではなぜ、〔ありえる〕が増えたのでしょう。若い人は「ありえない」という否定形の方をよく使うと思いますが、「ありうる」も「ありえる」も否定形は同じ「ありえない」なのです。ですから肯定形も「ありえる」に統一されていくのは自然な傾向と考えられます。

逆に、若い人の間で、古めかしい読み方が増えている例もあります。例えば『奥義』です。
平成23年に「〝奥義〟をきわめる」の読み方を調査したところ、20~30代に〔おうぎ〕が多く、60歳以上に〔おくぎ〕と読むことが多いという結果が出ました。
『奥義』は古くから両方の読み方がありましたが、漢字の読みとしては〔おう〕の方が古い音です。ただ、単独では〔おく〕としか読まなくなっていますし、江戸時代の読本や歌舞伎でも〔おくぎ〕という読み方が使われていて、年配の人ほど〔おくぎ〕という読み方になじみがあるようです。
ところが最近は、ゲームなどの中で「技」の名前にふりがな付きで使われている場合が多いことが分かりました。実際の生活では使わないことばなので、ゲームで読み方を覚えた人が増えているようです。このためNHKではこれまで優先順位をつけていなかったのですが、『奥義』の読みは〔おうぎ〕を優先し、2番目に〔おくぎ〕とすることにしました。

ーーーーー以上 2014年4月23日(水)より転載

NHKでは社会のことばの変化に応じて、放送に使うことばを放送用語委員会で検討しています。言葉の読みにも変化はあることを常に心にとめてアンテナを高くしていきたいですね。
※実際に読む時には所属の指示に従ってください。

<参考>
放送用語委員会(東京)「ことばの読みについて」ーー第1370回放送用語委員会(東京)
~『NHK 日本語発音アクセント辞典』改訂にあたって→こちら(PDF)

放送用語委員会(東京)「ことばの読み・語形のゆれについて」ーー第1376回放送用語委員会(東京)
~『NHK 日本語発音アクセント辞典』改訂にあたって(意見交換)→こちら(PDF)

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 NHK アナウンスルーム「放送用語の変更③~〝分泌〟ぶんぴ?ぶんぴつ?~」

「音訳の部屋リビングルーム(2014年08月06日)」ブログより 2014/08/11転記

音訳仲間から「分泌」は「ぶんぴつ?」「ぶんぴ?」とのメールが来ました。 そう・・・いつも悩ましい読み方。
辞書では広辞苑、日本国語大辞典、大辞林など①に「ぶんぴつ」②に「ぶんぴ」
ところが私たち音訳・点訳で頼りにしている、NHKことばのハンドブック第2版(第2刷)P180には①に「ブンピ」②に「ブンピツ」
いつも悩んでいる言葉に、WEBを探していると、NHKのページに行きつきました。
※実際に読む時には所属の指示に従ってください。

トクする日本語 - NHK アナウンスルームこちら
この中から放送用語の変更①~④を見つけました。これを見つけてたどり着くのは大変ですので、ここに順に転載させていただきます。放送用語の変更③で「分泌」を取り上げます。

放送用語の変更③~〝分泌〟ぶんぴ?ぶんぴつ?
ーーーーー以下 2014年4月22日(火)より転載→こちら

今回は、専門用語で読み方がゆれていたことばについてです。まず、「分泌」の読み方。NHKではこれまで「ぶんぴ」を優先してきましたが、「ぶんぴつ」を優先に変更しました。もともと、戦前の辞書では「ぶんぴ」を主見出しにするものが多く、医学用語としても『メインはぶんぴで、ぶんぴつでもよい』という扱いです。

しかし、平成20年に放送文化研究所が行った調査では、60歳以上はほぼ半々ですが、若い人ほど「ぶんぴつ」が増え、20代では70%以上になっています。ですから、今後も「ぶんぴつ」が優勢になる傾向がはっきりしたのです。「ひつ」が増えた理由は、つくりの「必」は「ひつ」としか読まないため、字にひきずられてこう読む人が増えていると考えられています。

続いて、「施術」。これまでは読み方を決めていなかったのですが、「しじゅつ」「せじゅつ」の両方を認めることになりました。本来は「しじゅつ」と読んで『手術などの医療の術をほどこすこと』を指します。しかし、最近はマッサージやエステティックサロンなどの美容関係で多く使われ、「せじゅつ」と読まれる場合が多くなりました。これは医療行為としての「しじゅつ」と区別するために、あえて「せじゅつ」と読まれ始めた可能性があるということなのです。また、同様に、何らかの意味の区別をしたいという場合に「し」が「せ」に変わっていく傾向が他にもあります。例えば、『工事を実施する』意味の「施工」。本来は「しこう」ですが、法律の「施行」も同じ音なので、区別するために工事関係者に「せこう」と読む慣用があり、一般にも「せこう」が広がりました。このため、放送でも「せこう」にしています。

ーーーーー以上 2014年4月22日(火)より転載

NHKでは社会のことばの変化に応じて、放送に使うことばを放送用語委員会で検討しています。言葉の読みにも変化はあることを常に心にとめてアンテナを高くしていきたいですね。
※実際に読む時には所属の指示に従ってください。

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 NHK アナウンスルーム「放送用語の変更②~〝依存〟する~」

「音訳の部屋リビングルーム(2014年08月06日)」ブログより 2014/08/11転記

トクする日本語 - NHK アナウンスルームこちら
この中から放送用語の変更①~④を見つけました。これを見つけてたどり着くのは大変ですので、ここに順に転載させていただきます。放送用語の変更③で「分泌」を取り上げます。
ーー以上8月5日まえがきと同じ

放送用語の変更②~〝依存〟する~
ーーーーー以下 2014年4月21日(月)より転載→こちら

この4月に変更されたNHKの放送用語、今回のことばは「依存」。これまでは「いそん」を優先してきましたが、「いぞん」を優先に変更しました。「依存」は「何かに頼って存在する」という意味です。「存在」の意味を表す場合、伝統的には「そん」と読む傾向があり、「共存」「残存」「併存」なども「そん」と読んでいました。

一方「異存がある」など「考え」の意味の場合は「ぞん」と濁って読む傾向がありました。「存じます」「所存」などもそうですね。ところが最近はこうした読み分けがなくなってきました。

平成22年に放送文化研究所が「薬物に〝依存〟する」の読み方を調査したところ、「いそん」は6%、「いぞん」は92%という結果でした。こうした変化は、複合語の後ろの語の頭の音が濁る「連濁」という現象と考えられています。他の例では「芋焼酎」や「完全試合」の読み方。「芋しょうちゅう」、「完全しあい」が「芋じょうちゅう」、「完全じあい」に変わってきています。

一般に、そのことばが良く使われて、口になじむほど連濁が進む傾向があります。「依存」も、「依存症」ということばが広く使われるようになってきたので「いぞん」が増えたのかもしれません。こうしたことから「いぞん」を優先にして、「いそん」を2番に変更しました。ただし「既存」は扱いが違います。従来は、「きそん」と読み、「きぞん」の読みは認めていませんでしたが、今回、「きぞん」も認めることにしました。この場合は、「きそん」という読み方をしている人もまだ多いという調査結果があり、辞書でもまだ「きそん」を中心に掲載しているため、「きぞん」を優先にはしませんでした。

ーーーーー以上 2014年4月21日(月)より転載

NHKでは社会のことばの変化に応じて、放送に使うことばを放送用語委員会で検討しています。言葉の読みにも変化はあることを常に心にとめてアンテナを高くしていきたいですね。
※実際に読む時には所属の指示に従ってください。

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 NHK アナウンスルーム「放送用語の変更①~〝逆手〟に取る~」

「音訳の部屋リビングルーム(2014年08月05日)」ブログより 2014/08/11転記

トクする日本語 - NHK アナウンスルーム→こちら
この中から放送用語の変更①~④を見つけました。これを見つけてたどり着くのは大変ですので、ここに順に転載させていただきます。放送用語の変更③で「分泌」を取り上げます。

放送用語の変更①~〝逆手〟に取る~
ーーーーー以下 2014年4月16日(水)より転載→こちら

NHKでは社会のことばの変化に応じて、放送に使うことばを放送用語委員会で検討していて、この4月に放送用語の変更が行われました。その中のいくつかを4回にわたり紹介します。

まず、「〝逆手〟に取る」の読み。NHKではこれまで「ぎゃくて」を優先してきましたが、「さかて」を優先に変更しました。本来は「ぎゃくて」です。これは柔道の『逆手(ぎゃくて)を取る』ということばからきています。これは柔道の寝技で相手の腕の関節を逆に曲げて攻めることです。これが転じて、相手の攻める力を逆に利用することを「逆手(ぎゃくて)に取る」と言うようになりました。さらに柔道以外にも広がり比喩的に使われるようになりました。

一方「さかて」というのは、刀を普通とは逆に持つことや、体操の鉄棒で手の甲を下にして握ることをいいます。このように「ぎゃくて」と「さかて」は意味が違います。

ところが、平成23年に放送文化研究所が「相手の出方を〝逆手〟に取る」の読み方を調査したところ、本来の「ぎゃくて」は18%、「さかて」は81%という結果でした。この理由には、字を使った他の熟語の影響がありそうです。例えば、『ぎゃく』と読む場合は「逆襲」「逆転」など【音読み+音読み】のものが多く、一方『さか』と読む場合は「逆毛」「逆立ち」など【訓読み+訓読み】のものが多いのです。ところが、『ぎゃくて』という読み方は【音読み+訓読み】で、例外的な読み方です。一方の「さかて」は訓読みがそろっているので、語源を知らない人はこちらのほうが自然に感じるようです。

ーーーーー以上 2014年4月16日(水)より転載

NHKでは社会のことばの変化に応じて、放送に使うことばを放送用語委員会で検討しています。言葉の読みにも変化はあることを常に心にとめてアンテナを高くしていきたいですね。
※実際に読む時には所属の指示に従ってください。

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 御衣(おんぞ)という言葉

「音訳の部屋リビングルーム(2013年02月25日)」ブログより 2013/03/11転記

2月17日放送 NHK 八重の桜「将軍の首」 御衣(おんぞ)という言葉

NHKのページに説明があります。
御衣(おんぞ)…天皇や身分の高い人の着衣を敬っていう言葉。

御衣について読みを調べました。
WEBでは「ぎょい」「おんぞ」「みけし」他に「おおんぞ」「みそ」など

広辞苑
御衣(おんぞ)衣服の尊敬語 お召し物
御衣(おおんぞ)「おおみそ」に同じ
大御衣(おおみそ)天皇の衣服 おおんぞ
御衣 (みけし)衣服の尊敬語 お召し物
御衣(ぎょい)天皇・貴人の衣服 お召し物

日本国語大辞典
御衣(おんぞ)着る人を敬って、その衣服をいう語 お召し物
みぞ ぎょい おんころも おおんぞ
御衣(みそ)後世(みぞ)とも 衣服を敬っていう語 お召し物
みけし おんぞ おおんぞ
御衣(ぎょい)天子や貴人などを敬ってその衣服をいう語 お召し物
御衣(おんころも)記載なし?
御衣(おおんぞ)「おおん」接頭語 「おほむぞ」とも表記
天皇など高貴な人の衣服 お召し物
おおみそ おんぞ
※御衣(おおんぞ)の<語誌>のところに
①貴人の着衣を表す語として、上代には「けす(着)」の名詞形に「御」を冠した
「みけし」があるが、それは行為に着目していう語。
②衣そのものに「御」を冠した「御衣」は仮名書きの確例に乏しく
「みそ・おほんぞ・おんぞ」のいずれか決しがたいが、「おほんぞ」であったろうと
考えられている。
③「みそ」は歌ことばであったらしく、複合語となった。御衣掛け・御衣懸(みそかけ)
御衣櫃(みそびつ)

熟語としての例
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)サトザクラの園芸品種 日本国語大辞典では 御衣香
御衣祭(おんぞまつり)三河国大野(愛知県新城市鳳来町大野)産の赤引糸を 初生衣(うぶぎぬ)神社で織った布を伊勢神宮に届ける道中で行われるお祭り

御衣掛け・御衣懸(みそかけ)
御衣櫃(みそびつ)


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大名跡・大看板・荒事の読み

「音訳の部屋リビングルーム(2013年02月05日)」ブログより 2013/02/18転記

「大名跡 壮絶な闘病 団十郎さん死去」の見出しで2月4日静岡新聞夕刊に掲載。

記事に出てきた言葉の読み方を記載しておきます。

◇大名跡(だいみょうせき)
・毎日放送(MBS)所属のアナウンサーの田丸 一男のことばエッセイより
–以下 田丸 一男のことばエッセイ引用–
名跡を継ぐというのは「信用」や「伝統」「歴史」「芸風・気風」など、まさにブランドを継ぐという事です
–以上 田丸 一男のことばエッセイ引用–

・国立国会図書館検索より
タイトル  團十郎と海老蔵 : 歌舞伎界随一の大名跡はこうして継承されてきた /
タイトルよみ  ダンジュウロウ ト エビゾウ : カブキカイ ズイイチ ノ ダイミョウセキ ワ コウシテ ケイショウサレテキタ.
責任表示  江宮隆之 著.
出版事項  東京 : 学研パブリッシング ; 東京 : 学研マーケティング (発売), 2011.8.

主な国語辞典には大名跡は載っていません。

◇大看板(おおかんばん)
・日本国語大辞典・広辞苑・大辞林他 大看板(おおかんばん)
日本国語大辞典より 芝居、寄席(よせ)、映画などで第一流の人
・NHK『ことばのハンドブック第2版』P121 大看板(おおかんばん)
——————–
以上から大看板(おおかんばん)で良いように思いますが、図書館や書店の蔵書検索で下記の読み方もありましたので記しておきます。
以下すべて 白夜書房 (2009/11/25 出版)落語ファン倶楽部【編】の『落語大看板列伝』について
大看板(だいかんばん)
▲国立国会図書館
タイトル 落語大看板列伝 : 桂枝雀 桂文治 春風亭柳昇 金原亭馬生 柳家小さん /
タイトルよみ ラクゴ ダイカンバン レツデン : カツラ シジャク カツラ ブンジ シュンプウテイ リュウショウ キンゲンテイ バショウ ヤナギヤ コサン.
責任表示 落語ファン倶楽部 編.
出版事項 東京 : 白夜書房, 2009.11.
▲紀伊國屋書店
ラクゴダイカンバンレツデン シジャクブンジリュウショウバショウコサン

大看板(おおかんばん)
▲CiNii(サイニィ)Books 大学図書館の本をさがす
落語大看板列伝 : 桂枝雀 桂文治 春風亭柳昇 金原亭馬生 柳家小さん
落語ファン倶楽部編
白夜書房, 2009.11.
タイトル読み
ラクゴ オオカンバン レツデン : カツラ シジャク カツラ ブンジ シュンプウテイ リュウショウ キンゲンテイ バショウ ヤナギヤ コサン
▲Books.or.jp(日本書籍出版協会)
落語大看板列伝
ラクゴオオカンバンレツデン
他に東京都立図書館・静岡市立図書館等も大看板(おおかんばん)として載っています。
——————–
◇荒事(あらごと)
・デジタル大辞泉の解説
歌舞伎で、武士や鬼神などの荒々しさを誇張して演じること。また、その演出様式やそれを演じる狂言。創始者とされる初世団十郎以来市川家のお家芸で、江戸歌舞伎の特色

◇飛び六方(とびろっぽう)

◇大舞台(おおぶたい)古典芸能 (①おおぶたい②だいぶたい)活躍の場
日本国語大辞典・広辞苑では大舞台(おおぶたい)のみ。
NHKことばのハンドブック第2版P31によると
大舞台 ○オーブタイ ×ダイブタイ(古典芸能の場合)
大舞台 ①オーブタイ ②ダイブタイ(活躍の場)とあります。
NHKのことば(放送用語)→こちら
—-NHKのことば(放送用語)以下引用—-
「大舞台」の従来の慣用的な読みは[オーブタイ]で、歌舞伎などの古典芸能ではこの読み方が定着しています。しかし、放送で多く使われる「晴れの場」「活躍の場」という意味の「大舞台」は、[ダイブタイ]という人がかなり多くなってきています。
このため、放送での読みは・・・古典芸能の場合は、 ○[オーブタイ]×[ダイブタイ]とし、スポーツなど晴れの場、活躍の場では(1)[ダイブタイ](2)[オーブタイ]としています。
—-NHKのことば(放送用語)以上引用—-

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北アルプス・大天井岳の読み方

「音訳の部屋リビングルーム(2013年01月04日)」ブログより 2013/01/14転記

1月3日夜のNHKニュースで
「北アルプス・大天井岳 2人身動き取れず」を報道

アナウンサーが大天井岳(だいてんじょうだけ)と読んでいました。

北アルプスを登山した時
燕岳(つばくろだけ)大天井岳 横道岳(よことおしだけ) 常念岳(じょうねんだけ)
蝶ガ岳(ちょうがたけ)コースを通り、大天井岳(おてんしょうだけ)とばかり思っていましたので、あわてて調べました。

国土地理院のWEBでは大天井岳(だいてんじょうだけ)備考に(おてんしょうだけ)

NHK放送文化研究所>ことばウラ・オモテ>ヤマかサンか
—————以下一部引用
・・・北アルプスの大天井岳は「ダイテンジョウダケ」と放送では読みます。
大天井岳はアルピニストの古い人なら「何がダイテンジョウだよ。あれはオテンショと読むんだよ」と教えてくれるかもしれません。 —————以上一部引用

山旅倶楽部が提供している山の検索システム
大天井岳/大天井(ダイテンジョウダケ/オオテンジョウ、オテンショダケ)長野県

安曇野市 山小屋の大天荘(だいてんそう)のWEBに「大天井岳」。何て呼んでます?を見つけました。
—————-以下大天荘のページ引用
「本当はなんて読むんですか?」と訊かれて困ることがあります。
日本山名ルーツ大辞典によると「おおてんじょうだけ」となっていますが、国土地理院のHPには「だいてんじょうだけ」。登山者の方は「おてんしょうだけ」と呼ぶことが多いようです。そもそも「本当の」山名とは誰が決めるんでしょう?
一昨年、市町村合併で安曇野市が誕生しましたが、市の行政での呼び名は、地元の人が昔から呼び習わした「だいてんじょう」に統一されています。国土地理院も、その地域での通称を尊重する立場から「だいてんじょう」としているようです。一方、この山は、(二の俣谷を上り詰めた)最も高い所との意から御天所(おてんしょ)などと呼ばれていた事から転じて「おおてんじょう」、あるいは「おてんしょう」という名が生まれたようです。ちなみに、山頂にある(三等)三角点の名称は「天章山」と言うんだそうです。
日頃、私たち山荘スタッフは、略して「だいてん」と呼んでいますが、個人的に好きなのは「おおてんじょう」です。青天井(=青空)みたいでこの山にピッタリだと思っています。(笑)
ついでにいうと、私たちのいる山小屋は「だいてんそう」と読みます。電話で「おてんそうですか?」と問いかけられる事がありますが、「大天荘(だいてんそう)」ですので、この機会に、是非、お見知りおきを願います。
—————-以上大天荘のページ引用

Wikipedia 大天井岳
大天井岳(おてんしょうだけ)が最初に出てきて、山名の由来に山名は「だいてんじょうだけ」「おおてんじょうだけ」とも呼ばれる。山小屋は大天荘(だいてんそう)、大天井岳ヒュッテ(おてんしょう)と呼ばれている。(以上Wiki)
尚、大天井ヒュッテに関しては
大天井ヒュッテのWEBでは(otenjo)になっています。
Mapion電話帳では大天井ヒュッテ(おてんじょうひゅって)

『日本山名総覧』自由書房によると 大天井岳/大天井 ダイテンジョウダケ(オオテンジョウ、オテンショダケ)

山の名前は違う読み方をする場合がありますので、自分の思い込みをそのままにしないで、確かめることが大切だと思います。
山岳小説などで(おてんしょうだけ)とルビがふってあればそのまま読むことになるでしょうが、一般的には第一に国土地理院やNHKの読み(だいてんじょうだけ)を採ることになるのでしょうか。

4日のYOMIURI ONLINE(読売新聞)、毎日JP、5日の静岡新聞朝刊には大天井岳(おてんしょうだけ)とルビがついていました。4日の日テレニュースでも(おてんしょうだけ)と読んでいましたから、どちらでもいいのでしょう。
特に音訳・点訳の校正者は自分の思い込みで校正しないことが大事だと思います。

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虹に関する言葉

「音訳の部屋リビングルーム(2012年09月18日)」ブログより 2012/09/23転記

昨日、二重の虹を見て、虹に関する言葉が気になり調べました。
国語辞典には虹に関する言葉は少ししかありません。
NHK気象ハンドブック、NHKことばのハンドブックにも載っていません。

WEB上の虹に関する言葉を調べ、気象庁の天気相談所に聞いてみました。
虹に関しては気象で取り上げることは少ないので、気象庁で決まった読み方はないとのこと。
NHKや国語の研究者と読み方を相談することもあるようです。

そのようなことが分かって、音訳の部屋の『気象用語読み方辞典』に載せることはできませんが、文学などで用語が出てくることもありますので、Wikipediaも含め「天空博物館」等WEBで探した読み方を記載します。
音訳の部屋の『なるほど読み方辞典』にも転記しておきます。

読み方はこんな例がありますよ・・・と言うことだと承知しておいて下さい。
虹に関する言葉が出てきた時、参考にしていただければうれしいと思います。
—————————————————————–
WEBで探した言葉と読み方(こんな読み方をしていました・・・と言うことです)
<虹に関する言葉>
主虹(しゅこう、しゅにじ)または第一次虹 *Wikipedia*天空博物館WEB
副虹(ふくこう、ふくにじ)または第二次虹 *Wikipedia*天空博物館WEB
天気相談所によると、相談されると(○○にじ)の方が分かりやすいと答えるそうです。
雄虹(おにじ)*日本国語大辞典
雌虹(めにじ)*日本国語大辞典
過剰虹(かじょうにじ)*大辞林第二版(三省堂)*Wikipedia
干渉虹(かんしょうにじ)Wikipedia
白虹(しろにじ、はっこう)*Wikipedia*天空博物館WEB
白虹(はっこう)*大辞林第二版(三省堂) 白色の虹 霧などのときに見られ、兵乱の兆しとされた。白虹事件(はっこうじけん)が続いて記載。1918年大阪朝日新聞に対する言論弾圧事件
赤虹?読み方は出ていません。
霧虹(きりにじ)*Wikipedia
雲虹(くもにじ)個人WEBに載っていました。参考までに。
水平虹(すいへいにじ)音訳の部屋
月光虹? 県立ぐんま天文台WEBにありましたが読み方なし。
月虹(げっこう)*大辞林第二版(三省堂)*石垣島天文台
反射虹?読み方は出ていません。
蕪虹・株虹(かぶにじ)*天空博物館WEB
逆さ虹(さかさにじ)*Wikipedia
星虹(せいこう)*Wikipedia
彩虹(さいこう)*大辞林第二版(三省堂)
朝虹(あさにじ)*広辞苑
夕虹(ゆうにじ)*広辞苑

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出生前検査/出生前診断:出生と~前~(~ぜん・まえ~)の読み

◇追記
2014年4月28日午後7:30
クローズアップ現代
出生前検査(しゅっしょうまえけんさ)と読んでいた。
―――
9月16日(日)午後9:00
NHKスペシャル 「出生前診断 その時夫婦は」の番組で
出生前診断(しゅっしょうぜんしんだん)と読んでいました。

「音訳の部屋リビングルーム(2012年09月01日)」ブログより 2012/09/01転記

2012年9月1日 <ニュースのリンクはなくなることがありますのでご承知ください>

8月31日 NHKニュースで出生前検査について報道がありました。
(しゅっしょうぜんけんさ)と読んでいました。
ネットで検索すると29日のNHKでも(しゅっしょうぜんけんさ)

以前、出生前診断の読みを調べたときは
出生前診断
(しゅっせいぜんしんだん) 医学用語 NHK解説委員  文部科学省学術用語集→こちら
(しゅっせいまえしんだん) NHKアナウンサー
と読んでいました。

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この言葉の中で出生という読みと~~前~~という読みについて調査しました。

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◇出生について

辞書では広辞苑・日本国語大辞典・大辞林 すべて出生のつく言葉は(しゅっしょう)が①で(しゅっせい)は② です。
大辞林には出生前診断(しゅっしょうぜんしんだん)出生届(しゅっしょうとどけ)出生率(しゅっしょうりつ)等が載っています。

一般には出生(しゅっしょう)、医学用語では出生(しゅっせい)と言うことが多いようです。
ですから病院で出生届(しゅっせいとどけ)と言われておかしいと思うこともあるよう。
文部科学省学術用語集も遺伝学編にあるので(しゅっせいぜんしんだん)なのかもしれません。

WEB検索で役所のページではだいたい出生(しゅっしょう)のようです。
『NHK言葉のハンドブック第2版』P102に出生①シュッショー②シュッセイ 「出生率」「出生届」「出生地」などの複合語も、これに準ずる—とあります。

では法律ではどうでしょうか。
音訳の部屋の法律用語では参考文献より出生(しゅっしょう)(しゅっせい)両方を載せています。

WEBを探すと
弁護士ドットコム >法律用語大辞典 出生届(しゅっせいとどけ)→こちら
「日本司法支援センター」法テラス 法律関連用語集 出生届(しゅっせいとどけ)→こちら
弁護士事務所の用語集 出生届(しゅっせいとどけ)→こちら
法律では出生(しゅっせい)の方が多いようです。

一般的には出生(しゅっしょう)専門的には(しゅっせい)ということが多いようですが音訳・点訳するときには両方の読みがあることを知って読み、校正の人もそれを知っておくと良いのでしょう。

厚生科学審議会先端医療技術評価部会 出生前診断に関する専門委員会議事録に、出生前診断に関するこんな会話も載っています。→こちら(ページ内検索 しゅっせい)

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◇~~前~~について

▲期日前投票
(きじつぜんとうひょう) 各選管のWEB・条文名の読み方・総務省ラジオCM
(きじつまえとうひょう) NHK静岡ニュース・日本テレビ系列
報道では分かりやすいように(きじつまえとうひょう)と言っているようです。

▲臨界前核実験
(りんかいぜんかくじっけん)大辞林 第三版 (三省堂)
(りんかいまえかくじっけん)WEBではこちらの方が多い
放送での読み方はどちらだったのでしょうか。

▲出生前診断(最初の文章参考)
(しゅっせいぜんしんだん) 医学用語、NHK解説委員  文部科学省学術用語集 産経新聞WEB2012/8/14
(しゅっせいまえしんだん) NHKアナウンサー 日本テレビ系ニュース
(しゅっしょうぜんしんだん) 国語辞典など一般的
(しゅっしょうまえしんだん)日本テレビ系ニュース2012/8/29

2012年8月31日、8月29日
NHKニュースで出生前検査について報道がありました。
アナウンサーが(しゅっしょうぜんけんさ)と読んでいました。
これからはNHKも出生前診断(しゅっしょうぜんしんだん)と言うのかもしれません。
言葉の読みは時とともに変化していきます。
NHKは言葉の揺れをいつも調査して、時代に即した言葉を使用しているようです。

いろいろな報道に耳を傾けることは音訳・点訳で必要なことだと思います。

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地熱発電の読み方(ちねつはつでん)(じねつはつでん)

「音訳の部屋リビングルーム(2012年04月26日)」ブログより 2012/04/29転記

原子力発電所事故により地熱発電が注目を集めています。
NHKの報道を聞いていると(ちねつはつでん)と言っていますので読み方を調査しました。
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『広辞苑』『日本国語大辞典』
地熱(じねつ)地熱発電(じねつはつでん)が①
地熱(ちねつ)地熱発電(ちねつはつでん)が②
『大辞林』
地熱(ちねつ)地熱発電(ちねつはつでん)が①
地熱(じねつ)が②
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NHK 地熱発電の読み方動画 読み方は(ちねつはつでん)
2012/4/26現在 下記サイトにて音声で聞くことができます。
地熱開発で新たな考え方「斜め掘り」  2012/2/14 →こちら
“地熱発電大国”目指す インドネシア 2012/4/5 →こちら
————————————————–
オンライン学術用語集 →こちら
~全てを選び「地熱」を入れて検索~
・地熱(チネツ)
地学編1984 文部科学省
・地熱エネルギー(チネツエネルギー)
土木工学編1991 文部科学省,土木学会 発電工学
・地熱探査(チネツタンサ)
地震学編1974 文部科学省
・地熱探査(チネツタンサ)地熱探鉱(チネツタンコウ)
地学編1984 および 原子力工学編1978 文部科学省
・地熱地域(チネツチイキ)
地学編1984 文部科学省
・地熱発電(ジネツハツデン)
地理学編1981 文部科学省
・地熱発電(チネツハツデン)
土木工学編1991 文部科学省、土木学会 発電工学
<まとめ>
地学・土木工学・地震学・地理学(ちねつ)地学の一箇所のみ(じねつ)
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産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 地熱資源研究グループ  →こちら
地熱用語辞典
地熱(ちねつ)・・・地熱発電(ちねつはつでん)
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経済産業省 資源エネルギー庁 キッズコーナー →こちら
地熱発電(ちねつはつでん)地熱(ちねつ)ってなあに?
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東北の地熱発電所へ(経済産業省東北経済産業局) →こちら
大沼地熱発電所(おおぬまちねつはつでんしょ)
澄川地熱発電所(すみかわちねつはつでんしょ)
上の岱地熱発電所(うえのたいちねつはつでんしょ)
柳津西山地熱発電所(やないづにしやまちねつはつでんしょ)
松川地熱発電所(まつかわちねつはつでんしょ)
葛根田地熱発電所(かっこんだちねつはつでんしょ)
鬼首地熱発電所(おにこうべちねつはつでんしょ)
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大学図書館の本を探す CiNii Books →こちら
(地熱)を入れて検索
ほとんどが(ちねつ)です。
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平成15年度文化庁の国語に関する世論調査より →こちら(音訳の部屋内)
地熱 ちねつ 52% じねつ 43%
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<まとめ>
主な国語辞典では(じねつ)が①になっていますが
NHK、経済産業省、オンライン学術用語集、電力資料館など専門的な分野でほとんど(ちねつ)になっています。
時代と共に読み方も変化していきます。
地熱発電(ちねつはつでん)の読み方を一般的と考えてよいのでしょう。

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