月光のしらべ(猫・ドンとネズミ) 平成15年度全国図書館大会・ボランティアの集い

(分散会 C) 音訳・点訳を中心とした
障害者サービスボランティア


かたりべの会(浜松市)ホームページ「音訳の部屋」

 最終更新日2005年10月18日 ー音訳の部屋へ戻るー

ボランティアの集い報告   かたりべの会(浜松市)   ホームページ「音訳の部屋」 

かたりべの会・高林さんの発表 分散会Cの様子
かたりべの会・高林さんの発表 分散会Cの様子 
(撮影 平松陽子)

 ご挨拶

 全国の音訳・点訳ボランティアの皆様 音訳・点訳に興味のある皆様こんにちは!

 平成15年度第89回全国図書館大会が平成15年11月27日(木)・28日(金)の2日間、静岡市で開催されました。大会2日目・11月28日(金)に各分科会と並行して開かれた“ボランティアの集い”も無事終了しました。

 今回は斎藤惇夫氏の講演会の後 分散会Cで かたりべの会(浜松)/ホームページ「音訳の部屋」 の実践報告のあと短い時間でしたが情報交換会を持つことができました。もっと時間が多くとれてゆっくりお話ができたらと少し残念です。

 県外からもたくさん参加していただき感謝しています。当日の報告をいたします。

 “ボランティアの集い”日程・会場

○日程
11月28日(金)
13:00〜14:20 全体会(講演および質疑応答)
14:20〜14:30 各分散会会場移動
14:30〜16:00 各分散会
*分散会 A読み聞かせボランティア B一般図書館ボランティア 
 C 音訳・点訳を中心とした障害者サービスボランティア

○ 会場 
静岡市民文化会館

このページの先頭へ戻る



 分散会C 音訳・点訳を中心とした障害者サービスボランティアの実践報告

実践報告(1)


かたりべの会(浜松市)

○ 実践報告 (浜松市立図書館内 「かたりべの会」 代表 高林裕子)

1 設立の経緯

・昭和51(1976)9月1日、ボランティアグループ「かたりべ」として発足

2 現在の活動状況

・会員数 269名(男9名 女260名) 会員平均年齢 55.9歳
・浜松市内およびその周辺の視覚障害者数 約1,300名
・個人利用者数 479名、団体利用者数 297団体

3 外部団体との関連交流

・浜松社会福祉協議会、浜松ボランティア連絡協議会、浜松盲人会、アイボラネットワーク静岡、静岡県立浜松盲学校 等

4 現在抱えている問題点および課題

5 今後の活動における図書館との関わり

6 将来に向けて

7 最後に



実践報告を聞いて(平松陽子記)

実践報告を聞いてボランティアはどこも同じような悩みを抱えているのを実感しました。簡単に内容を記します。

4 現在抱えている問題点および課題

会員数269名と会が大きくなりすぎてしまったこと
年齢が20〜85歳で幅があり、これからの若い人が無償でボランティアを続けられるか
利用者、ボランティアともにITの時代にどのように対処していったらいいか

5 今後の活動における図書館との関わり

平成18年に新しい図書館に移るので、それまでIT機器など待たなくてはならない
市立図書館内での活動はそれなりに制約もある、ホームページなど自由に発信したい

6 将来に向けて

著作権の問題を解決してほしい
北欧では体の不自由な方全てに音訳など解放している
これからの人達はいつまでも無償でボランティアを続けるとは思わない

7 最後に

利用者が何を求めているのか
何を手助けできるのか

〜情報交換会より〜

県外の方からボランティアが有償であるとの報告もありました。
埼玉県立浦和図書館の佐藤聖一氏が著作権等の問題など利用者である障害者自身が行政に主張していくべきだ・・との言葉が印象に残りました。



○ 紹介
グループ名 かたりべの会
代表者名 高林裕子 (たかばやし ひろこ)
連絡先 〒430-0947 静岡県浜松市松城町214-21 
浜松市立中央図書館(TEL 053-456-0234)内
かたりべの会 TEL 053-456-3625
発足年月 昭和51年9月
会員数 269人
活動内容 視覚障害者の読書環境をより充実させることを目的に、音訳テープ・CD・点訳本・点訳ソフトの作成貸出をしています。
出版物 かたりべ(機関紙) テープによる情報誌(窓)
主な受賞 平成4年 日本盲人経営者クラブから「愛の翼賞」受賞
平成13年11月 静岡県善行功労賞受賞
このページの先頭へ戻る



実践報告(2)

ホームページ「音訳の部屋」

○ 実践報告 (「音訳の部屋」制作者 平松陽子)

◇ ホームページ「音訳の部屋」について

・1998年2月4日:ホームページ公開
・1998年3月11日:ヤフー「今日のオススメ」に掲載
・1999年11月:AVCC(高度映像情報センター)公共ホームページ(個人)
・2002年11月:国立国会図書館Dnavi 言語>81日本語>813辞典

◇ オリジナル読み方辞典(添付資料参照

専門用語を中心に読み方辞典作成、高速道路等を分けると50種類余
WEBを見て多くの専門家や音訳仲間が協力してくれ感謝
現在、地学用語読み方辞典を作成中。静岡県読み方辞典などを作っていきたい。

◇ 他の方が作成した読み方辞書紹介(添付資料参照 No.1 No.2

書籍検索(Webcat・東京都立図書館資料検索)
地名(郵次郎・国土地理院) 他

◇ 「音訳・点訳のためのインターネット講座」

静岡県立中央図書館情報ボランティアとして講座実施
講座内容
・オリジナル読み方辞典、他の方が作成した読み方辞書の使い方
・Google検索を利用した読み方を探すコツについて学ぶ。

<インターネットの利用について>

基本は辞書や図書館等の資料で調査
WEB発信者を調べて欲しい。複数のサイトで読みを確かめる。
メール等の質問は簡潔に、丁寧にお願いしたい。



報告内容に加えて

参加者の3/4位の方が「音訳の部屋」読み方辞典を使っていて下さり感謝しています。利用してくださる方に協力していただいて使いやすい読み方辞典にしていきたいと思いますので、誤植など見つけましたらメールを下さるようお願いします。

インターネットは上手に利用すると便利ですが、使い方によっては間違った読み方をそのまま典拠にしてしまいます。注意して利用して欲しいと思います。


 「音訳・点訳のためのインターネット講座」について

静岡県立中央図書館で「音訳・点訳のためのインターネット講座」をしてきました。
県外からの問い合わせもありますので、ご希望がありましたら県内・県外へ講座に出かけます。




○ 紹介

ホームページ「音訳の部屋」制作者 平松陽子
(ひらまつ ようこ)

所属

静岡県立中央図書館情報ボランティア
静岡県点字図書館音訳奉仕員





「平成15年度全国図書館大会 音訳・点訳を中心とした障害者サービスボランティア」のページについて


 WEB制作は静岡県立中央図書館情報ボランティアである平松陽子が「音訳の部屋」内に作成しました。「全国図書館大会・ボランティアの集い」についてのご質問は「静岡県立中央図書館」へ、文章のご指摘は「音訳の部屋」へお願いします。作成にあたっては Welcome to Rei-note ホームページのおもちゃ箱 ステンシル絵本 White Page のフリー素材を使わせて頂きました。


このページの先頭へ戻る

ー音訳の部屋へ戻るー