書籍『優しさのヒマラヤ・トレッキング』紹介
大型連休が始まります。
今年は高速道路が休日安くなり道路は混雑しそう。
世界的に新型インフルエンザが広がる気配があり海外旅行も大変。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私は近辺を散策したり、家で読書をして過ごそうと思います。
友人がネパールの本を翻訳しました。
家で読書をして過ごそうとお考えの方にお読みいただきたく紹介いたします。
『優しさのヒマラヤ・トレッキング』
マンジュシュリ・タパ著
浜田志保子訳
ISBN 978-4-7790-0452-0
幻冬舎ルネッサンス 1330円
訳者で友人の浜田志保子さんはこの原本をカトマンドゥで見つけてくれた日本人医師等と共に5月3日ネパール支援活動「ブッダ基金」の一員としてネパールへ旅立ちます。
派遣団は現地で作者マンジュシュリ・タパ氏にお会いしたり、特別授業、無料医療検診会などを行うということです。
欧米の書籍はたくさん翻訳されており私たちの目にとまることも多いのですが、近くのアジアの本は中国・インドなど特定の地域の本が紹介されているだけです。
ネパールは政治的にも王政から連邦民主共和国に移行し、まだ揺れています。
本はネパールの生活の厳しさなど、人々の暮らしを浮き彫りにした17編の短編を集めており、自然の美しさも背景に私たちが普段知りえないネパールの人々の暮らしを垣間見ることができます。
原本はインド・ペンギン社が発売元です。
アマゾンより内容紹介→こちら
ネパール出身の女性作家マンジュシュリ・タパの17編の短編を収載(原著「tilled earth」インド・ペンギン社刊より)。アメリカ人女性とネパール人男性の恋、土地を売った金を分け合う兄弟、結婚によって最良の友を失った男女、日の目をみない詩人とアメリカに渡りたい人気歌手・・・・・・風習や言葉、生い立ちの違いと向き合いながら、居場所を探し求める人々を描いた物語。心の奥底に苛立ちや不満を抱えつつも真摯に生きる姿や、自分の国(おかれた場所、選んだ場所)に人生をささげる人々の姿は、何かを大切に想う気持ちが生きる力になるということを、私たちに気付かせてくれます。そして、この地上には、自分を必要とする場所があるのだと、信じたくなる一冊です。
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