「東宮大夫」の読み方
3月半ばを過ぎましたが気温の変化は激しいですね。
南から、桜が咲き始めているニュースが飛び込んできますが、北では吹雪いています。
最近ニュースで「東宮大夫」の言葉がよく出てきます。
NHKでは「とうぐうだいぶ」と読んでいました。
参考資料を調べました。
(1)NHKことばのハンドブック第2版 P123
大夫 タイフ・・・(大名の家老など)
ダイブ・・・東宮~ 皇后宮~
タユー・・・(役者、遊女など。「太夫」もある)
(2)広辞苑第五版 P1876
とうぐう(東宮・春宮)の項に
東宮大夫(とうぐうだいぶ)
春宮大夫(とうぐうのだいぶ)があります。
(3)日本国語大辞典 9 P936
1.東宮・春宮(とうぐう)の項に
①「とうぐうの大夫(だいぶ)」があり ます。
更に
2.とうぐうたゆう(東宮大夫) の項にもあります。
「とうぐう(東宮)の大夫①」に同じ とあります。
以上を見ると「とうぐうだいぶ」でいいのかと思いますが、日本国語大辞典で始めに「とうぐうたゆう」をひくと迷います。
NHKニュースで「とうぐうだいぶ」と言っていたのでそれでよいのでしょう。
国会図書館のデータベースでもレファレンス事例詳細で記載があります。→こちら
読みの参考事例として載っています。
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宮内庁に質問のページがありましたので、利用目的を書いてメールで聞きました。
宮内庁からの返信です。
当庁では、「とうぐうだいぶ」と読んでいます。
宮内庁広報係
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