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「病院言葉」分かりやすく 国立国語研究所21日発表

2008年10月23日

こんにちは!
だいぶ涼しくなりましたが例年より気温は高いようです。
紅葉も始まり過ごしやすい季節ですね。
以前「病院の言葉を分かりやすくする提案:問題語一覧」国立国語研究所 を書きましたが
21日に「病院の言葉」を分かりやすくする提案をしています。
国立国語研究所の詳細ページ 全体五十音順一覧 →こちら
各紙で医療用語の言い換え例に挙げている言葉はまちまちですが
22日の日経朝刊からの例をいくつかあげておきます。詳しくはサイトを見てください。
対面朗読などの参考になると思います。
トップに
予後→病状の見通し
浸潤→がんの広がり
があり、表に下記の例が載っています。
1.聞きなれない用語→日常語に言い換える
 エビデンス この治療法がよいといえる証拠
 寛解(かんかい) 症状が落ち着いて安定した状態
 せん妄 言葉や振る舞いに一時的に混乱がみられる状態
 MRSA 発症した場合退治する薬が効かなくなる細菌の一種
2.理解が不十分な用語→丁寧に説明する
 敗血症 血液に細菌が入って全身に回り重い症状になった病気
 潰瘍(かいよう) 病気のため体の一部が深いところまで傷ついた状態
 頓服(とんぷく) 症状が出たときに薬を飲むこと
 ショック 血圧が下がり生命の危険がある状態
3.今後重要になる概念を示す用語→用語自体の普及を図る
 セカンドオピニオン 別の医師の意見
 クリニカルパス 退院までの道筋を示した表
 ガイドライン 標準的な診療の目安
 緩和ケア 痛みを和らげる医療
他の新聞にはまた違った例が載っています。
必要な方は国立国語研究所のページをご覧ください。さらに詳しい説明があります。

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