「音訓を追加する常用漢字34字」文化審議会の漢字小委員会
静岡新聞の22日朝刊に「音訓を追加する常用漢字34字」が掲載してありました。
文化庁国語施策>日本語教育>文化審議会国語分科会>漢字小委員会のページに詳細が載っています。漢字小委員会の過去の記事もありますので興味のある方は →こちら
34字を静岡新聞の表より記載しておきます。
※平仮名は訓読み、片仮名は音読み
愛(え)=「愛媛」に対応するため
委(ゆだねる)
育(はぐくむ)
応(こたえる)
神(か)=「神奈川」に対応するため
滑(コツ)=新たに「稽」が常用漢字に入るので「滑稽」に対応するため
関(かかわる)
館(やかた)
堪 音読み「カン」の語例として「堪能」を追加し、その備考欄に「『堪能』は『タンノウ』とも」と注記
岐(ギ)=「岐阜」に対応するため
混(こむ)=語例に「混む、混み合う、人混み」を掲げ、備考欄には「『混み合う』『人混み』は『込み合う』『人込み』とも」と注記。「込」の訓読み「こむ」は残すが、語例欄から「人込み」を削除
私(わたし)=訓読み「わたくし」はそのまま残す
児(ご)=「鹿児島」に対応するため、語例欄に「稚児」を掲げる
滋(し)=「滋賀」に対応するため
臭(におう)=新たに常用漢字に入る「匂(におう)」に対応するため
十 音読み「ジッ」の備考欄に「『ジュッ』とも」と注記
旬(シュン)
城(き)=「茨城・宮城」に対応するため
伸(のべる)
振(ふれる)
粋(いき)
逝(いく)
拙(つたない)
創(つくる)
速(はやまる)
分(いた)=「大分」に対応するため
放(ほうる)
癒(いえる・いやす)
要(かなめ)=語例欄に「要」を掲げる
良(ラ)=「奈良」に対応するため
絡(からめる)
力 凡例の中で「力(リキ)む」と使用できることを記述
務(つとまる)
全(すべて)
平松注:新聞の文中には 「育(はぐく)む」 「応(こた)える」・・・のように記載がありますがここでは新聞の表の通りに記載しました。
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