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全国音訳ボランティアネットワーク

音ボラネット通信第22号

2014年7月22日
集中豪雨が頻発した今年の梅雨。そろそろ梅雨明けのようですが、皆様の地域、被害に遭われていないでしょうか。
先日、静岡市葵区梅ヶ島に出かけました。大雨の後の涼しげな赤水の滝をお届けします。
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「音ボラネット通信第22号」が届きました。
今回は、2014年5月24日、日比谷図書館文化館B1F コンベンションホールで開催された
2014年度シンポジウム

利用者のホンネに迫る!! ~より良い録音図書製作のために~ の報告が主な内容

通信より、ホンネを語る!の登壇者の題名を記載します。題名から内容が少しわかります。ぜひ通信をご覧になってみてください。
・音訳者は情報を発信する人!
・図や写真の説明は機器には無理! 音訳者の力の見せ所
・普通に読んで! 普通が1番です!
・図やグラフの説明は中身をよく理解してから
・音訳と点訳、利用者を交えての話し合いが必要
・音訳は音声文化の一つ!

上の滝の写真、動画で音声をつけると臨場感があります。音で涼しさと滝の様子が伝わってきます。

音ボラネット通信第21号

2014年4月2日
桜が開花しました。特にソメイヨシノは咲き始めから、散る姿まで美しい。
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「音ボラネット通信第21号」が届きました。4月は会費を払い込む季節です。スタッフの方達に感謝して出来るだけ早く振り込みたいと思います。

今回は「テキスト化プロジェクト進行中」「これからは音訳とテキスト化」等が主な内容。
音訳ソフトが進歩し、パソコンで打ち込んだ文字を機械が読み上げる合成音声の技術を使い録音図書を製作するのが一般的になりそうです。

合成音声では図表等を読むのはむずかしいので、音声ソフトが進化しても音訳者の役割は大切だと思います。スキルをみがく努力が必要だと感じます。
利用者も全てパソコン等を使いこなせるわけではありませんから、対面朗読も期待が大きいことでしょう。

世の中の変化が早いので音訳者も大変ですが、利用者が便利になることが第一ですから、できることを見極めて進むことが大事で、藤田会長はじめ音ボラネットのスタッフの皆様が、今、何が必要かを考えて行動しておられることに感銘します。ホームページを改装中とのこと。待っています。

<全国音訳ボランティアネットワーク2014シンポジューム>チラシが入っています。
2014年5月24日(土)12:30~16:30
日比谷図書館文化館B1F コンベンションホール
利用者のホンネに迫る!! ~より良い録音図書製作のために~

多くの利用者の方に本音を語っていただくシンポジュームとのこと。
より良い録音図書製作のために出席者を募っています。

ーー
音訳の部屋のデータを音声ソフトに使いたいとの要望もあり、使ってもらっています。
利用者からは書籍にする前のデータをそのままユーザーに公開してくれたらいいのに・・との声もありますが出版業界もそこまでは難しいでしょうね。
でも、これからどのように変化していくか、世の中の流れは早いので分かりません。

音ボラネット通信第20号

2013年12月25日
フィギュアスケート、全日本も終わりソチオリンピックに向けて代表が決まりました。
大好きな競技ですので応援にも力が入ります。力のある選手が多い今回、3枠しかないのが残念。
選ばれた方が力を発揮できるように応援したいと思います。

「音ボラネット通信第20号」が届きました。今回は「さまざまな連携」が主な内容。
さまざまな連携を通して、全国の音訳ボランティアの活動を生かすことが藤田会長の願いでしたから、目標に向かって確実に進んでいるのだと実感します。

利用者からの要望を一つの団体では実現できない場合、多くの団体、個人に呼びかけることによって実現していく発想は素晴らしいと思います。

現在進んでいるプロジェクトの記載がありますので表題だけ書き記します。
興味のある方は音ボラネットにご参加ください。

・図書館連携プロジェクト
・テキスト化プロジェクト
・月刊『世界』全文音訳化プロジェクト
・IMD(伊藤忠マルチメディアDAISY)プロジェクト

図書館連携プロジェクトでは新宿区立図書館の蔵書音訳に加えて、新潟県点字図書館と協力して「世界の名著・日本の名著」(中央公論社刊)の音訳に着手しようとしています。

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この冬は寒さが厳しいようです。
皆様、風邪をひかないように喉を大事にして下さい。
静岡では苺が出始めました。
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音ボラネット通信第19号

2013年8月2日
今年の夏は猛暑や豪雨で落ち着かない日が続きます。
災害に遭われた地域の方は大丈夫でしょうか。

音ボラネット通信第19号が届きました。今回は第4回総会の報告が、主な内容です。
通信とともに第1~第4分科会の詳細な報告書が入っていました。

これだけの内容をまとめられたスタッフの皆様はご苦労だったことと思います。
ありがとうございました。

内容については6月10日記載の「全国音訳ボランティアネットワーク第4回総会」に書いてあります。
入会しておられない方は音ボラネットの活動を知る意味でご覧いただければ幸いです。

沼津御用邸記念公園 松林の中のヒマワリ
沼津御用邸記念公園のヒマワリ

全国音訳ボランティアネットワーク第4回総会

2013年6月10日(月)、11日(火)
アルカディア市ヶ谷にて「全国音訳ボランティアネットワーク 第4回総会~広がりをみせる音訳 Part2」が開催されました。全国より多くの団体会員・個人会員が集まり、音ボラネットの広がりを感じ、藤田会長をはじめスタッフの皆様の努力に感銘します。

今回は10日の総会と懇親会に出席。分科会は欠席させていただきました。
出席されない皆様や会員になられていない音訳者に概略をご報告いたします。

総会の講演「共同自炊型電子図書館プロジェクト」
静岡県立大学国際関係学部教授、石川准(いしかわじゅん)氏

専門は社会学分野としてはアイデンティティ論、障害学、感情社会学。
著書は『アイデンティティ・ゲーム』『人はなぜ認められたいのか』『障害学への招待』など、他訳書多数
アシスティブ・テクノロジー分野では自動点訳ソフト、エディタ/インターネット・プラウザ、スクリーンリーダー、音声・点字携帯情報端末ブレイルセンスU2日本語版、GPS歩行支援システム等を開発。

講演の様子
2013.6.10音ボラネット総会 講演の様子

概要
このたび、文部科学省科学研究費補助金により平成24年度から26年度の3年計画で「視覚障害当事者の共同自炊型オンライン電子図書館を実現するための条件に関する研究」を実施することになりました。ーー以下略

目的
視覚障害者の読書は長く点字図書館等により支えられてきました。しかし、学術書や教養書の蔵書は十分とはいえず、読みたい本をすぐに読める状況にはありません。
そこで近年、視覚障害者の中にも個人でOCRを利用して書籍の電子化(自炊)を行う人が増えてきました。
誤認識はあるものの、読みたい本をすぐに読めるという利点を持つ「自炊」を共同作業として行えれば、その社会的意義は大きいと考えます。ーー以下略

以下、実証実験の方法、参加要件、実証実験の参加手続き・・・等と続きます。
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ご本人が視覚障害者であられる先生はご自分のため、他の障害者のため様々なソフト、システム等を開発されておられ、ITの機器は障害を持つ方には大きな味方です。
点字・音訳では急ぎのものは間に合わないとのこと。OCRを使った「自炊」は障害のある方にとっては早く読むことができて便利のようです。

テキストになった場合の誤認識を訂正するのに、企業を定年になった方たちがボランティアで支える時代も始まっているのでしょうね。

便利になる反面、IT機器についていけない人も多く出てきます。
会場からの質問に、だれでも使える機器の開発も大事とのこと。ぜひ、そちらの方も開発をよろしくお願いしたいと思います。寿命が延び、私たち誰もがお世話になる可能性があると思います。
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11日の分科会
第1分科会 図書館のこれからと求められる音訳者像
第2分科会 利用者の求める雑誌を作るには~月刊誌『世界』の製作現場から~
第3分科会 新たなニーズ“テキスト化”に音訳のスキルで応えよう!
第4分科会 音訳の広がりが地域で必要とされている!?~東日本大震災の教訓を踏まえて~

以上、音ボラネットのスタッフの皆様ご苦労様でした。

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