国産初の旅客ジェット機 MRJ(エムアールジェイ)
2015年11月11日
昨年10月18日、お披露目されたMRJ(Mitsubishi Regional Jet/三菱リージョナルジェット)。
今日、初飛行が実施されました。テレビで離陸の様子を見て、ロケットが発射される時と同じ感動を得ました。
問題がなければ今後、本格的な飛行試験に取り組むことになっており、プロペラ機の「YS-11」以来、半世紀ぶりとなる国産旅客機の開発は、実用化に向けて大きく前進することになります。
世界での市場争いは厳しいでしょうが、MRJが世界の多くの地域で飛ぶことを願います。
ーー以下NHKニュース
MRJは平成20年から三菱重工業の子会社の三菱航空機が開発を進めている国産の小型ジェット旅客機で、地上の走行試験などが順調に進んだとして、11日、初飛行が実施されました。
機体は、11日午前3時ごろ、開発拠点がある愛知県の県営名古屋空港の格納庫から出され、初飛行に向けた最終的な点検や準備作業が行われたあと、午前9時35分ごろ離陸しました。
そして、MRJは、随伴する自衛隊機などと南に向かい、太平洋上にある自衛隊の訓練空域を飛行して基本的な性能を確認したものとみられます。
その後、再び県営名古屋空港の上空に姿を現したMRJは、午前11時すぎに着陸し、およそ1時間半にわたる初飛行を終えました。
ーー以上NHKニュース
2014年10月19日
10月18日国産初の旅客ジェット機として、愛知県豊山町(とよやまちょう)の三菱重工業小牧南工場でお披露目されたMRJ(Mitsubishi Regional Jet/三菱リージョナルジェット)。乗客・貨物を積んでそこそこの距離を飛ぶ中規模ジェット旅客機で国内線などの、比較的短距離・小規模なフライトに使われます。燃費がとても良いとのことで、世界各地で活躍できるといいですね。
国産の旅客機では、昭和39年に国や日本の航空機メーカーが共同で設立した「日本航空機製造」が双発のプロペラ機YS-11を開発しました。東京オリンピックなどで活躍しましたが、次第にジェット旅客機の就航が進んで、YS-11の生産は昭和48年に終了しました。
開発したのは三菱重工業の子会社「三菱航空機」。世界での市場争いは厳しいようですが、今回のMRJが世界の多くの地域で飛ぶことを願います。
<読み方>
MRJ(エムアールジェイ)
三菱重工業の大宮英明 (おおみや ひであき)会長
三菱航空機の川井昭陽 (かわい てるあき)社長
YS-11
一般的には(ワイエスじゅういち)NHKなど 英語読みでは(ワイエスイレブン)
正式な読みは(ワイエスいちいち)開発に携わった方や専門誌、一部の新聞
「音訳の部屋」参考ページ「特別な数字の読み方辞典」→こちら 航空機のところ
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