「長崎と天草地方の潜伏キリシタン」世界文化遺産に登録 読み方
2018年7月1日 5日追加
<NHKニュース(2018/6/30 17:54)より抜粋他>
ユネスコの世界遺産委員会は、日本が推薦する「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について、12の構成資産すべてを世界文化遺産に登録することを決めました。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、日本が鎖国政策を取るきっかけとなった「島原・天草一揆」で信者たちが立てこもった原城跡や、潜伏キリシタンが外国人神父に信仰を打ち明けた「信徒発見」の舞台となった大浦天主堂、さらに、禁教期にキリシタンが暮らした集落など、長崎県と熊本県の合わせて12の資産で構成されています。
今回の登録によって、国内の世界遺産は文化遺産が18件、自然遺産が4件の合わせて22件となります。
潜伏キリシタン遺産とは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、キリスト教の信仰が禁じられた禁教期に、厳しい弾圧を受けながらも、日本の伝統的な宗教や社会と共生しながら独自の形で信仰を続けた潜伏キリシタンの歴史を伝えるもので、長崎県と熊本県の合わせて12の資産で構成され、半数は長崎県の離島にあります。
構成資産には、日本が鎖国政策を取るきっかけとなった「島原・天草一揆」で信者たちが立てこもった「原城跡」や、弾圧を逃れて移り住んだ離島の集落、それに、1865年に、潜伏キリシタンが外国人神父に信仰を打ち明けた「信徒発見」の舞台となった「大浦天主堂」などが含まれます。
12の構成資産は次のとおりです。読み方を記載します。
南島原市の「原城跡(はらじょうあと)」。
平戸市の「春日集落( かすがしゅうらく)と安満岳( やすまんだけ )」。
平戸市の「中江ノ島(なかえのしま」。
熊本県天草市の「天草の崎津集落(さきつしゅうらく)」。
長崎市の「外海(そとめ)の出津(しつ)集落」。
長崎市の「外海の大野集落(おおのしゅうらく)」。
佐世保市の「黒島(くろしま)の集落」。
小値賀町(おぢかちょう)の「野崎島(のざきじま)の集落跡」。
新上五島町(しんかみごとうちょう)の「頭ヶ島( かしらがしま)の集落」。
五島市の「久賀島(ひさかじま)の集落」。
五島市の「奈留島(なるしま)の江上(えがみ)集落」。
長崎市の「大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)」。
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禁教期(きんきょうき)
生月島(いきつきしま)
村上茂則(むらかみしげのり)さん(68)Shigenori Murakami
かくれキリシタンの信者組織の代表、組織の指導者「帳方(ちょうがた)」を務めた家系
長崎県の中村法道(なかむら ほうどう)知事
熊本県の蒲島郁夫(かばしま いくお知事
天草市の中村五木(なかむら いつき)市長
長崎市の田上富久(たうえ とみひさ)市長
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