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朝日新聞ことば談話室「しこう」と「せこう」、『NHKことばのハンドブック第2版』紹介

2008年6月24日

先日、朝日新聞ことば談話室 に 「しこう」と「せこう」 が載っていました。
–以下 朝日新聞ことば談話室 の記事です。–
 「施行」や「施工」は、「しこう・せこう」どちらが正しいのかという質問が届いた。
文化庁「言葉に関する問答集」は、法律方面で「執行(しっこう)」と区別するため施行(せこう)」と読む慣用があるという。大抵の辞書で「せこう」の項はあるものの、「しこう」を参照としている。施工(せこう)は日本国語大辞典に「工事関係者などの慣用読み」とあるが、こちらは土木・建築関係の学術用語集で〝公認〟されている。
 「正しさ」の判断は難しい。誤読や俗用も広く通用するうちに市民権を得る。消耗(しょうこう)が廃れ消耗(しょうもう)が一般化した例もある。文化庁が04年に、読み方について世論調査をしている。施策(しさく)・施策(せさく)は67%対26%と本来の読みが優勢だが、重複(ちょうふく)・重複(じゅうふく)では20%対76%と伝統的読みが劣勢だ。
 NHKでは「施行(しこう)」「施工(せこう)」と読み分けている。NHK放送文化研究所によると、新しい読みや用法は、辞書調査や世論調査などで各年代への浸透度や許容具合を調べ、聞いてわかりやすいかなども検討し、扱いを決めるという。(谷美津留)
–以上 朝日新聞ことば談話室 の記事です。–
2006年(平成18)年11月25日第2刷発行の『NHKことばのハンドブック第2版』を見ますと
 のところに 施行 読み ○シコー ×セコー (「施工」はセコー)
 のとろこに 施工 読み ○セコー ×シコー (「施行」はシコー)
と載っています。
参考までに記載しました。
なお、『NHKことばのハンドブック第2版』には「数字の発音」の項目に
1~20 100 1000 10000 何 が追加されています。
『NHKことばのハンドブック第1版』や『新版 NHK日本語発音アクセント辞典』では「数字の発音」は 1~10でした。
 『NHKことばのハンドブック第1版』から13年ぶりに全面的な改訂がなされていますので紹介します。

Comment

  1. こに母 より:

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    いつもyocoさんに教えていただくことばかりです。
    第2版 [絵文字:v-87]数字の読み方等が大きく改訂されているとのこと
    大変関心があります。
    さっそく注文しました[絵文字:v-216]
    ありがとうございます

  2. yoco@管理人 より:

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    こに母さん、こんにちは!
    『NHKことばのハンドブック第2版』
    注文なさったとのことお役に立つといいですが。
    言葉も気をつけていないと時々一般的な読みが替わりますね。
    ことばは生きていると実感します。
    辞書間でも読みが違っていたり、報道でもNHKと民放で違うときもありますが、ある程度は許容範囲としていかなくてはならないのでしょうね。
    私は見つかったら紹介するだけですが、網羅しているわけではないので時には気になります。

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