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政治・経済・社会

視覚障害者が裁判員に(日経夕刊)

9月7日日本経済新聞夕刊
—————————————以下日経新聞より
視覚障害者が裁判員に
  宇都宮地裁で選任 書類点字化など配慮

 宇都宮地裁(井上豊裁判長)で6日に始まった殺人事件の裁判員裁判で、視覚障害者の女性が裁判員に選任された。検察側や弁護側は、書類を点字にするなどして裁判員に配慮した。
 検察側は公判で、冒頭陳述や証拠リストを点字にして裁判員に渡した。写真や図の説明の際には、「情景が浮かびやすいように、詳細に言葉で説明した」(宇都宮地検)という。
 弁護側によると、6月の公判前整理手続き協議の際、候補者に視覚障害者がいることを地裁から知らされた。弁護側は、視覚障害者が裁判員に選ばれることを想定し、書類を点字に翻訳する準備をしたという。
 裁判は、栃木県栃木市の県立高校教諭、佐山範靖さん(55)が昨年11月、自宅で刺殺され、放火された事件。殺人や非現住建造物等放火罪などに問われた大学生の長男、貴洋被告(23)は、初公判では「間違いありません」と起訴内容を認めた。判決は9日に言い渡される予定。
—————————————以上日経新聞より

裁判員裁判で視覚障がい者が裁判員になりました。
地裁でも準備が出来ていたようです。
写真や図は言葉で説明したようですが、音訳に携わっている者としては関心があります。
裁判員制度により、裁判に関する書籍等も多くなることと思います。
音訳・点訳の際に
「法律用語読み方辞典」を「音訳の部屋」に作ってありますのでお役に立てば嬉しい。→こちら

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我が家の庭にアップルミントの白い花が満開!
蜜を求めてツマグロヒョウモンとセセリチョウが飛び回っています。
ツマグロヒョウモンとセセリチョウがアップルミントの花の蜜を吸っています。 ツマグロヒョウモンとセセリチョウが20匹ほど乱舞

電子書籍の普及と音訳

最近の新聞社のWEB(毎日JP)によると

◇アメリカの電子書籍事情→こちら
米インターネット小売り大手のアマゾン・コムは19日、同社が6月に電子書籍端末「キンドル」向けに販売した電子書籍の数が単行本の1・8倍に達したと発表した。

アメリカではとうとう電子書籍の販売が単行本を抜いたとのこと。

◇日本の電子書籍専用端末→こちら
日本でもすでにアマゾンのキンドル、ソニーのリーダー、アップルのアイパッドなどが出ています。
最近シャープが縦書き、ルビに対応する専用端末を発売する一方、関連企業と提携して電子書籍の製作支援、配信サービスも始めるとのこと。

他にも電子書籍対応端末はたくさん出ているようです。

◇電子書籍販売→こちら
大日本印刷は8日、約10万点の作品を扱う国内最大級の電子書籍販売サイトを今秋開設すると発表した。米アップルの「iPad(アイパッド)」のような読書端末のほか、パソコンや多機能携帯電話(スマートフォン)など、あらゆる端末での利用に対応する。2011年中には中規模書店並みの30万点まで作品数を拡大する方針。今後、電子書籍の制作から流通、販売までを総合的に請け負うサービスも開始するとしており、出版業界で電子書籍への取り組みが一気に加速した形だ。

凸版印刷も既に制作から配信までを請け負い、販売では紀伊国屋書店と提携する計画を発表。
ソニーと凸版印刷と、KDDI、朝日新聞社の4社は1日、電子書籍の配信事業について検討する企画会社「電子書籍配信事業準備株式会社」を設立。

出版取次大手のトーハン(近藤敏貴社長)は1日、電子書籍の取り次ぎサービスを年内にも開始すると発表した。

一方、グーグルが来年春に国内参入 ブラウザーで閲覧→こちら

端末も電子書籍も各社入り乱れてどういう風に落ち着くか先は見えません。

◇文字やデータの規格統一 政府懇談会、報告書→こちら
電子書籍の普及に向け、著作権などの課題を話し合う政府の懇談会(座長、末松安晴・東京工業大名誉教授)は22日、電子書籍向けの文字やデータの規格を統一することを盛り込んだ報告書をまとめた。一方、注目の著作権をめぐっては意見の集約ができず、業界関係者による協議の場で、1年以内に結論を出すことになった。
・・・米国の場合、電子書籍端末ごとにデータの規格が異なるため、端末ごとに読める本が限定される。
・・・一方、著作権関連の課題はほとんど解消できなかった。

規格統一は各社協力してぜひ早めに解決して欲しい問題です。
著作権関連も作家にとっては重大問題です。

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電子書籍と音訳~私たち音訳に携わっている者はどうなるのでしょうか。
<ここからは私個人の考えです・・・>

◇電子書籍はきっとすばらしい発展をすると思う。

電子書籍が普及することは視覚障がい者にとって好ましいことだと思います。
合成音声でも書籍を安くリアルタイムで読むことが出来ます。
合成音声も最近はとても良くなっているようですが、また一段と進化するでしょう。
何といっても、音訳などの恩恵を受けない、寝たきりの人や高齢者がありがたいことと思います。
自分が年齢を重ねたら、きっと欲しいものでしょうね。

電子書籍が普及すれば製品の説明書なども合成音声に沿った、優しい説明が販売元で配信されると思います。

◇音訳は必要なくなるのでしょうか。

合成音声でもよいものと文芸作品などじっくり、人の声で聞きたいものは違ってくると思います。
文芸作品はNHK出身者で作った「ことばの杜」→こちら など、最近多く出回ってきたようです。

販売される音声の書籍は販売が多いものが中心でしょうから、多岐にわたる書籍が必要と言う意味で音訳者はいつでも必要と思われます。
利用者も耳が肥えてくるので音訳者の勉強はますます必要になるのでしょうね。

合成音声では説明できない、図や写真、グラフ、表などがはいった専門書はたくさん希望されるでしょう。
音訳者もまた時代で変化していくことになるのでしょうね。
電子書籍が出てきても人の声で聞ける音訳の本は「やはりすばらしい!」と言う日が来るようにしなくては。

◇電子書籍専用端末を使えるようにしておきたい。

「本は紙でいいわ」と思っていましたが、報道をみると使える方がいいと考えるようになりました。
パソコンが出てきた時にもまだまだ~~と言っていたらあっという間に一般化して・・・
音訳もあっという間にデジタル化しました。

インターネットなんて・・・と思っていた私がネットで「音訳の部屋」などという読み方辞典を制作するようになるとは!
世の中の動きは思った以上に早いようです。

世の中の動きに関係なく、我が家のもみじはのん気なものです。

もみじはのん気です。

菅内閣の全閣僚の読み方

菅内閣の全閣僚の読み方 
静岡新聞朝刊 2010・6・8
日本経済新聞夕刊 2010・6・8

総 理/菅 直人 かん なおと
総務/原口 一博 はらぐち かずひろ
法 務 /千葉 景子 ちば けいこ 
外 務/岡田 克也 おかだ かつや
財 務/野田 佳彦 のだ よしひこ
文部科学/川端 達夫 かわばた たつお
厚生労働/長妻 昭 ながつま あきら
農林水産/山田 正彦 やまだ まさひこ
経済産業/直嶋 正行 なおしま まさゆき
国土交通・沖縄北方/前原 誠司 まえはら せいじ
環 境/小沢 鋭仁 おざわ さきひと
防 衛/北沢 俊美 きたざわ としみ
官 房/仙谷 由人 せんごく よしと
国家公安・拉致/中井 洽 なかい ひろし
金融・郵政改革/自見 庄三郎 じみ しょうざぶろう (国民新党)6/11就任
           亀井 静香 かめい しずか (国民新党)6/11辞任
国家戦略・経済財政・消費者/荒井 聡 あらい さとし
行政刷新/蓮舫 れんほう
公務員制度改革・少子化/玄葉 光一郎 げんば こういちろう
                 *政調会長兼任

「変わる図書館」日経夕刊

2008年1月21日

寒さが厳しい今日は大寒。静岡でも山間部は雪模様です。
こんな日は図書館でゆっくり調べもの・・・なんていいですね。
図書館についての記事
日経の夕刊 社会面~広角・鋭角~「変わる図書館」①
「直面する財政難。時代の変化に応じた新たな役割の模索。変貌する図書館の今を追う。」
が始まりました。
ここ数年、静岡市でも市立図書館に指定管理者制度を導入するかどうかゆれています。
そのような事例を新聞では追っていくようです。
第一回は指定管理者制度を導入した安来市が二年たってまた市直轄に戻す話 と
明石市が導入後利用者の満足度が高くなったという話。詳細は新聞で・・・
[emoji:e-80] 以下は私の願いです。
図書館は直接利益を生むはずはなく、効率を求めて指定管理者制度を導入するのは困ります。
図書館で学んだことが社会に還元できれば間接的に利益を生むわけで、すぐに結果を求める行政には考え直して欲しいと思います。
私は静岡県立中央図書館をよく利用しており「音訳の部屋-読み方辞典」作成も図書館の蔵書にお世話になっています。参考図書を借りるにしても県立図書館ですと購入図書の選定がしっかりしていると思い感謝しています。
ベテランの司書の方にはレファレンスを安心して頼めます。
ですから図書館の予算は削減して欲しくないのです。
現在、県立図書館の情報ボランティアをしています。
パソコン教室ではしていない「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」をさせてもらったり、図書館での書籍検索の仕方など他の方の講座の補助もしているのですが、そのパソコンに大変な思いをしています。
パソコンは全て初期のWIN98なのです。これを使って画像が多いネットを見たり、PDFを見たりしますとすぐに固まり講座では苦労の連続。
せっかく時間を割いていらした受講生のがっかりした姿を見ると、図書館に一般の方が家で使っているようなパソコンを入れて欲しいと願うのです。
図書館や美術館などは直接利益は生まないけれど、それが人々の生活を豊かにし間接的に社会の活性化に役だつのですから長い目で見て欲しいと思います。
文化的なところから予算を削減するのはやめて欲しい!
今日から始まった日経の「変わる図書館」に注目です。

選挙公報を音訳テープで配布(静岡市選管)

2007年3月6日

選挙公報を視覚障害者にどのように配布するのか—選挙になるといつも気になります。
静岡新聞社2007/03/01記事がありましたので抜粋にて紹介します。
詳細はサイトを見て下さい。
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「統一地方選関連ニュース
公報音訳で紹介 静岡市選管障害者向けテープ」
(原文抜粋)
公職選挙法では、選挙公報には候補者から申請があった掲載文を原文のまま掲載することと定められ、選管が選挙公報を録音テープ、点字により発行することは認められていない。
市選管はテープを用意し、候補者に音訳テープ用の原稿を依頼する。ボランティアが録音テープを作成した後、ダビングを行う。候補者と話し合いを重ねた上で音訳用の原稿を作成するほか、テープに吹き込まれた内容も再度確認し、ミスの防止に努める。
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以上のような概略で、候補者と有権者である視覚障害者を共に尊重した取り組みではないかと思います。
4月の統一地方選で実施のようです。私はネットでこのような試みを知ったのですが、居住している静岡市からの発信ですので皆様にご紹介したくブログに載せました。
皆様の地域ではどのような試みをしていますでしょうか。

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