季節

ツバメの巣を見つける

2011年6月17日

毎日、柴犬もみじの散歩に出かけます。
我が家は市の中心部から遠くはないのですが、調整区域が近くに広がり、散歩は田や畑の中を通っていきます。

今日は梅雨の合間の薄曇。
いつもの道よりちょっと住宅街を行くことにしました。

思わぬ発見

手芸品を売っているお店の玄関先にツバメの巣
心優しき住人に台を作ってもらってありました。
まだ小さいツバメ達

手芸店の入口の上に作られた燕の巣 まだ小さいツバメ達

散歩を続けていたらソフトバンクのお店の前にダンボールがあり鳥の糞がたくさん
上を見上げると大分成長したツバメ達が親鳥の餌を待っています。

ソフトバンクの非常用ライトの上に作られた燕の巣

ツバメは猫やカラスを避けるために、人が出入りするところに巣を作ると聞いていますがほんとですね。

巣を作らせている人たちは心優しき人たちだと思います。
この入口の糞はかなり大変。
商売している人たちは縁起が良いということで大事にしていると聞いたことがあります。

環境省 自然環境局 生物自然多様性センターのページには
ツバメの巣作りは歓迎されているの?→こちら というページがあります。
ツバメの巣は全体的には歓迎されているよう。
巣作りを助ける工夫・・・などが書いてあり、日本人の国民性は自然に優しいのですね。

東北地方でも軒下にツバメが巣を作る日が早く来るように祈ります。

ルビとアクセントについて考える(井上靖文学館にて)

6月3日(金)

静岡県点字図書館の音訳に関係ある人たち15名でクレマチスの丘へ出かけました。
クレマチスの丘は静岡県長泉町(ながいずみちょう)東野(ひがしの)にあります。

富士山麓の豊かな自然の中、花と芸術が溢れる素敵なところ。→こちら
現在は200種あるクレマチスが満開!薔薇も美しい。

ルビ

企画力のある仲間のお陰で「井上靖文学館」にてルビについての話し合いをすることができました。

◇井上靖文学館館長である松本亮三(まつもとりょうぞう)氏が5月12日の静岡新聞夕刊「窓辺」に-ルビの勧め-を書いておられ、それを見た友人が連絡をとってくれたようです。
————-以下静岡新聞5/12夕刊「窓辺」より
ルビの勧め
 ルビとは、漢字の横に付いている振り仮名の小さな活字のことです。
 恋に奥手という人がいるようです。恋はさておき、「本に奥手」の児童がいます。ルビはそのような子どもにとって役に立つでしょう。わたしはルビというものをもっと広めてはどうか、と思っています。今回はそんなルビの勧めのお話です。

 さて、本を読むことに興味のない子どもがいました。しかし、小学校高学年になって漢字を覚えるにつれて本を読むことが好きになっていったそうです。その子は思いました。漢字の読み方が分かれば、ルビが付いていれば、もっとたくさんの本が読めた、と。漢字の多い本もルビが付いていれば読み進めることができるでしょう。

 漢詩、仏典、講談本、古典であってもルビさえ付いていれば、子どもから大人まで読めます。たとえ意味が分からなくても暗唱することができるでしょう。子どもの頃に覚えたルビつきの漢詩の音韻や字源が、後に教養や思想になったとのお話を伺ったことがあります。

 「文章は一刀三拝の精神で書くべし」。ルビを嫌う作家がいるでしょうが、仏師が一刀三拝の精神で仏像を刻むのと同じような心で文字を選んだのだから、その作品は読んでもらわなければ何もなりません。 漢字をまだあまり覚えていない子どもや海外で育った子どもだけでなく、特に漢字になじみにくい多くの外国人にとって、ルビは大切に思います。日本の文化や日本語を学ぶのにも役立つに違いありません。

 今でも「本に奥手」の少年少女はたくさんいるでしょう。そんな子どもたちへ、ルビはほかの何物にも替えることのできない大切な贈り物でしょう。(井上靖文学館館長)

————-以上静岡新聞5/12夕刊「窓辺」より

◇館長さんのお陰で井上靖氏の次女・黒田佳子(くろだよしこ)氏が横浜から来て下さり、子どもの頃ルビがたくさん付いた本を読んで、本の世界が身近になったお話をされました。井上靖氏も文章を書くときには難しい表現やルビに気をつけておられたそうです。晩年は多忙で仏教の話など少し難しくなったようですが。
黒田さんは母上が京都の方でお話の様子が優しく、言葉は大切とあらためて思います。

◇湯ヶ島小学校の杉山校長先生もあすなろ調べ学習でいらしており、館長さんの質問に今の子供達の名前は読むのが大変と言っておられました。
昔はそれぞれの家に伝わった漢字を組み入れることが多かったけれど、今は親が一生懸命に考えて名前をつける。
読みにくい漢字にはルビが役立つでしょう・・・と館長さんが言っておられました。

アクセント

井上靖の作品は「しろばんば」、「あすなろ物語」など天城湯ヶ島の自然と人間の営みが描かれています。
館長さん、校長先生、文学館におられた地元の方々は
「しろばんば」「湯ヶ島」は「し」「ゆ」にアクセントを置くのが正しいとのこと。
参考ページ→こちら こちらも

音訳でも地元のアクセントにして欲しいと館長さんはおっしゃいます。
—このような例は多いのでしょうね。
標準と思っているアクセントで読むと地元の人が聞いて間違っていると感じる・・・
でも音訳は全国のユーザーを対称にしていますから標準と思われているアクセントで読まなくてはならない。

NHK静岡放送局の比留間 亮司(ひるま たかし)アナウンサーがおいでになっており、その辺は難しいとおっしゃっていました。

私達は読みやアクセントにNHKの放送や書籍に頼ることが多いと思います。
NHKでも言葉の読みは変化していくと言っていますし、アクセントとなると全国的に通用する読み方をするのでしょうね。

話に夢中になって「井上靖文学館」を後にし、ゆっくり館内を見学できませんでした。
静岡市からは近いのでまた近日中に来たいと思います。
井上靖の書籍も読み返してみたい。

ベルナール・ビュフェ美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館も案内していただき、クレマチスガーデンで満開のクレマチス、薔薇を楽しみ、梅雨の晴れ間の素敵な一日を過ごしました。

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私は5月17日にも「クレマチスの丘」を訪れています。
エリアが二つあり
ビュフェ・エリアはベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館。
クレマチスガーデン・エリアはクレマチスガーデン、ヴァンジ彫刻庭園美術館、IZU PHOTO MUSEUM。
レストランもいくつかあります。

先日来た時の写真

クレマチス、200種のなかの一つ ヴァンジ彫刻の一つ
200種あるクレマチスの一つ      ヴァンジ彫刻の一つ 

二つのエリアを結ぶ道には吊り橋があります。
二つのエリアを結ぶ途中にある吊り橋

6月3日の今日はクレマチスも満開、まだ蕾もたくさんあります。
春の薔薇は今が見ごろでしょう。

両エリアは広く、散策にも最適。
住宅街を歩くと富士山が大きく美しいのでぜひお出かけ下さい。
交通も車で東名沼津インターから近いですし、列車でJR三島駅からシャトルバスが連れて行ってくれます。

「他の方が作成した読み方辞書」へのリンクを調べる

「他の方が作成した読み方辞書」へのリンクを久しぶりに調べました。
最近はGoogle検索が充実して言葉を入力して、読みを調べることは楽になりました。
リンクNo.1にある図書館や住所一覧などはリンクの元から行くと調査が便利です。

普通の用語は検索ボックスに直接、言葉を入力して調べるほうが、多くのサイトから選ぶことができて良いようです。
一年たつと、リンク切れになっているものもあり、調査でNo.2はだすのをやめようと思いましたが、ひょっとして便利に使っている方もおいでかと思い、今回はリンク切れだけを削除して残しました。
今後は徐々に重要なサイトだけを残して行こうと思います。

WEB辞書もおおくなり、便利になりました。
広辞苑なども紙の辞書よりも電子辞書を使っておられる方が多いのではないでしょうか。

アメリカではアマゾンの発表で紙媒体よりも、キンドルなどにネットを通じて販売するほうが書籍として多くなったと言う記事を見ました。
日本にも流れは来るものと思われます。
音訳はどのように変化していくのでしょうか。

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静岡市清水森林公園やすらぎの森、杉尾山のお茶畑
青空に新緑が映えて美しい風景です。
尾杉山のお茶畑 杉尾山のお茶2

やすらぎの森 →こちら

桜がきれい!

2011年4月9日

歩道のあちこちで新入生の姿を見かけます。
今年は桜の開花が遅れ、入学式シーズンの今、満開!

散歩道川べりの桜7日撮影

東日本各地もそろそろ桜が咲くのではないでしょうか?
日常を取り戻すには時間がかかることと思います。
どうぞ体をいたわってください。

春の花が一斉に咲き始めました。
もみじの散歩をしているとタンポポやオオイヌフグリ、レンゲなど、可愛い。

タンポポともみじ

明日は統一地方選挙、お天気になって欲しいと思います。

春を待つ、雪国からの便り

2011年3月9日

雛祭りも終わり、卒業式の季節。
若い人たちが安心して旅立ちできる世の中になって欲しい。

新潟県に住む姉から妙高山の写真が送られてきました。
今年は雪が多かったので春の訪れは遅いようですが、風景を見ると春はすぐそこ!

妙高11.3.6 妙高山、もうすぐ春

まもなく雪解けの大地から、草花がいっせいに芽をだし
森も緑一色になります。
今年は水芭蕉を見に行きたい・・・
山菜をふんだんに使った食卓も懐かしい。

最近は花粉がつらい日々も多いのですが、春はやはり嬉しい。

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