7月10日 日本列島ほぼ梅雨明け!
早朝NHKの県内ニュースで「御前崎で数十年に1度咲くというリュウゼツランが開花」を耳にしました。
猛暑にもかかわらず「そんなに珍しい花ならば見に行こう」としっかりした場所も分からず出発。
家から2時間近くかけて御前崎公園に着きました。
御前崎近辺では「なご」という霧が、あたり一面立ち込めて、人が見当たりません。
困ってしまい、車のカーナビを見て近くの清川泰次(きよかわたいじ)芸術館へ。
自由な線と色と面の構成で出来た清川泰次作品を鑑賞し、館の受付の方にリュウゼツランのことを聞くと、知人に電話をかけて下さいました。
まもなく地元の方の案内で御前崎港エコパークへ。
出会いが重なって目的の地へたどり着きました。
リュウゼツラン(竜舌蘭) ↓ 拡大してください。
「海風(うみかぜ)」御前崎港管理事務所だより27号によりますと
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御前崎エコパークにおいて、100年に1度咲くといわれるリュウゼツランが開花しました。実際には、日本では気候の違いから30~50年で咲くことが多いようです。エコパークでは、平成20年に咲いて以来3年ぶりの開花です。一度咲くと枯れてしまう一生に1度しか咲かない花。ぜひご覧になりに御前崎港においで下さい。
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御前崎エコパークは御前崎港の港湾緑地で
御前崎エコクラブが10年以上かけてボランティアで作り上げたものだそうです。
御前崎エコクラブの会長さんにいただいた名刺には
御前崎エコクラブ 花と愛の種まきばぁばぁ
会長 山本 貴美枝
とありました。
満面の笑みでリュウゼツランと御前崎エコパークの由来を話してくださり、すごいボランティアだな~と感心。
「年金が入ると花の種を買うの・・・」
傍らでご主人が咲き終えたニラをニコニコしながら草刈機で刈っていました。
山本さんによると
リュウゼツランの茎はユーカリ、竹、チークなどと同様に、「ディジュリドウ」と言う楽器にもなり、楽器を持った旅人が訪れることもあるということです。
海を眺めてリュウゼツランの花の近くで音楽を聞いたら最高でしょうね。
秋、今度は御前崎港の見学を計画に入れて御前崎エコパークに花を見に来たいと思います。
<追記>
・・リュウゼツランは他の資料によると・・
竜舌蘭、正確には青の竜舌蘭(アオノリュウゼツラン)と呼ばれる品種で、英語では「センチュリー・プラント(century plant)」と名付けられており、1世紀(100年)に一度、巨大な花茎を伸ばして花を咲かせ、枯死することからこのように呼ばれるようになったと言われています。
青の竜舌蘭は、リュウゼツラン科の常緑多年草で、北アメリカ南西部からメキシコが原産地で、花の開花は実際には南国で10~20年、日本では30~50年で開花すると言われています。葉の基部からは、メカロス(テキーラ)を蒸留して作ることが知られています。
竜舌蘭の花は、開花の2ヶ月前頃に花茎を伸ばしはじめ、約5m以上にまで成長します。薄黄緑色の花を咲かせ、花の中央からは黄色のおしべの葯を伸ばします。おしべが枯れ始める頃にはクリーム色のめしべが伸び始め、実が生長します。
花が終わると竜舌蘭は枯死しますが、その前には子株を根元近くに作り、子孫を残すそうです。