「音訳の部屋」リビングルーム

「異字同訓」使い分け手引 42年ぶり見直し

2014年2月22日
文化庁の文化審議会は21日、訓読みが同じ漢字、「異字同訓」の使い分けの事例を示す手引を42年ぶりに見直し、それぞれの漢字が持つ意味など詳しい説明を新たに加えました。

文化庁の文化審議会国語分科会が示した新たな手引では、それぞれの漢字が持つ意味や使い分けの考え方などが詳しく説明されているのが特徴。

ーー例としてーー以下NHK NEWSweb参照
新たな手引では、それぞれの漢字が持つ意味や使い分けの考え方などが詳しく説明
<とぶ>
「飛ぶ」スキージャンプのような空中を移動している状態を言う場合
「跳ぶ」フィギュアスケートのジャンプのように地面を蹴って高く上がる場合
<すすめる>
「進める」物事を前や先に動かす場合
「勧める」読書などの行為を働きかける場合
「薦める」特定の人や物を推薦する場合
<雪がとける>
「溶ける」液状になるという意味で使うことが多い
「解ける」冬の間中、降り積もっていた雪がとける場合は、固まっていたものが緩むと考えて「解ける」を使うこともできる。このため「雪どけ」は「雪解け」となる。

時代とともに変化した使い方も反映
<花火があがる>
42年前の手引きでは「揚がる」とされていましたが、「上がる」が多く使われるようになっているとして、新たな手引には両方記載
花火が空高く移動していく様子を言う場合は「上がる」を、空中で浮かんでいる花火のことを言う場合は「揚がる」を使うことが多い。
ーー
新たな手引について文化庁は「1つの参考として示すもので違う使い方を否定するものではない」と話しています。
手引は文化庁のホームページにて全部で133項目の訓を紹介。
詳しくは文化庁が21日に発表した『「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)』をご覧ください。

「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)
→こちら(PDF)

立春過ぎて大雪、山梨青い鳥奉仕団の講座は延期です!

2014年2月16日

2014年2月16日
立春が過ぎて大雪。特に雪に強くない太平洋側では道路が渋滞、列車が運休で大変。皆様の地域ではいかがでしたでしょうか。予報によると雪はこれからも降る可能性があるとのこと。注意して下さい。
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<山梨青い鳥奉仕団の皆様にお知らせ>
「山梨青い鳥奉仕団 第2回合同研修会」は大雪のため3月18日(第3火曜日)に変更。

先ほど、山梨青い鳥奉仕団の有泉春枝様よりメールがあり、電話で話しました。

最大積雪量は甲府114センチで観測史上最大とのこと。交通網に影響が出ているので、車で集合することが多い研修会は2月18日開催が無理とのこと。3月18日に延期することになりました。
参加予定の皆様にはこれから連絡がいくと思いますが、一足早くブログでお伝えします。

ソチオリンピック日本代表選手団 読み方辞典作成

2014年2月9日

2014年2月8日
ソチオリンピックが開幕しました。
音訳・点訳で原本を読むときに選手等の名前が出てくることと思います。
WEBのニュース等では大会が終わると記事が削除されます。
日本オリンピック委員会のページを参考に選手・監督・コーチ等の名前の読み方を記載しました。
「ソチオリンピック日本代表選手団 読み方辞典」→こちら
所属は2月7日時点のものです。参考WEB→こちら
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選手の皆様には日ごろの練習の成果が発揮できることを願っています。
試合は夜間が多いのですが出来るだけテレビの前で応援します。

三角縁神獣鏡に「魔鏡現象」

2014年2月1日

2014年2月1日
三角縁神獣鏡に「魔鏡現象」 最新技術で判明 1月29日ニュースより

古墳から出土した古代の鏡、「三角縁神獣鏡」を復元して光を当てると、反射した光が裏に描かれたものと同じ文様を映し出す現象が起きることを、京都国立博物館などの研究グループが明らかにしました。
ニュースより関連する言葉の読みを拾います。

倭国(わこく)の女王卑弥呼(ひみこ)の鏡
三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)
三角縁唐草文帯二神二獣鏡(さんかくぶちからくさもんたいにしんにじゅうきょう)
魔鏡現象(まきょうげんしょう)
京都国立博物館の村上隆(むらかみ りゅう)学芸部長
大手前大学の森下章司(もりした しょうじ)准教授
国際日本文化研究センター名誉教授の山折哲雄(やまおり てつお)
菅谷文則(すがや ふみのり)奈良県立橿原考古学研究所所長
東之宮古墳(ひがしのみやこふん)
透光鑑(とうこうかん)

立川市中央図書館での講座修了

2014年1月31日

2014年1月31日
1月30日(木)立川市中央図書館「音訳・点訳のためのインターネット活用講座」
午前10時~12時 午後1時~3時

図書館登録音訳者・点訳者の講習会で受講した方は45名。図書館の講座は2時間単位とのことで、いつもより1時間多い講座時間です。受講される方が長時間で疲れてしまうのではないかと心配しながらの勉強。

最近は報道、書籍で理系のニュースや記述も多いので、記号や単位の読みについても学びました。
「降灰」「地熱」など各専門分野や辞書で違う読みがあることも、ネットを見ながらお知らせしました。
読みは音訳者・点訳者が決めることですが、主題となっているときには所属の方と相談してから読み始めて欲しいと思います。
講座が読み調査の役に立つことを願っています。

立川中央図書館は立川市曙町にあり ファーレ立川センタースクエアビル 2F~4F。
駅から大きなデパートやホテルを過ぎて10分程の好位置にあります。
最近は公共図書館も新しい素敵な建物が多いですね。
図書館入り口の写真
立川講座

帰宅すると
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター 小保方晴子ユニットリーダーらは、新たな万能細胞・STAP細胞作製に成功したとの嬉しいニュース。これからは音訳・点訳にも理系の読みが必要になるかもしれません。

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