「音訳の部屋」リビングルーム

日経新聞 コトバの鏡より 裂人(さこうど)

2011年9月4日

2011年9月3日(土)日経新聞 NIKKEIプラス1 s5面
生活発見 コトバの鏡
より

新聞にでていたので記載しておきます。
新しい造語のようですが、主要な新聞に載ると言葉が定着するのでしょうか。
『ドキュメント20min』というNHKの番組 2011年7月31日(日)でも取り上げられたようです。
辞書にはまだありません。
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離婚式用語 離婚式プランナー寺井広樹(てらいひろき)氏による用語(WEBからも調査)

裂人(さこうど)・・・仲人さんと同様
<夫婦の縁を裂く見届け人>

旧郎旧婦(きゅうろうきゅうふ)・・・新郎新婦にあたる
<離婚する二人のこと。初めての共同作業である「ケーキカット」の代わりに、
「最後の共同作業」として、2人でハンマーで結婚指輪を割る>

ご終儀(ごしゅうぎ)・・・御祝儀にあたる
<御終儀は参列者からのカンパ>

 

音ボラネット サイトリニューアル!

全国音訳ボランティアネットワークのホームページが新しくなりました! →こちら
ヤフーなど、専門のサイト同様、無駄がなくスッキリしていてとても良いですね。
ホームにメニューバーが並んでいて、サイト全体がどのようなものか分かりとても見やすい。
最近の記事をすぐに見ることが出来、字が大きくて見やすいのも嬉しい。

今までの音ボラネットのサイトも手作りのぬくもりがあり、好きでした。
サイトを一新すると新しい気持ちで見ることが出来るので、それはまた素晴らしいですね。

「音訳の部屋」も時にはリニューアルするといいのでしょうが、時間があったら読み方辞典を一つでも多く作ろうと思うので、きっとこのままで行くことでしょう。
音訳の部屋のサイトは作り始めてもう13年になります。
パソコンを始めた当初そのままの表紙ですが、単純にTOPページにサイト全体の案内をおいたのは良かったと思います。でも書き足しているうちにソースが汚くなって・・・
技術がないのとサイト全体が多すぎるのでこれで我慢です。

音ボラネットの新しいサイトを見ると、ソースがとても綺麗なので、すごいな~~と思うのですが、まねは出来ませんので感心して眺めています。
最近はネットで情報を伝えることが世の中の主流となりました。
ネット社会もどんどん変化していくのでしょうね。

音訳がテープからデジタル機器に変わったように、もうすぐ紙の書籍が主流としてデジタル書籍化するのでしょう。
そんなの嫌だな~と、今は思っていてもそのうちに慣れて、自分でもデジタル書籍を読む日が近いのかもしれません。

8月28日 山中湖 花の都公園へ行ってきました。
向日葵は盛りを過ぎ、いまは百日草(ジニア)が満開!
快晴ですと山の向こうに富士山の雄大な姿を 眺めることが出来るのですが・・・

山中湖 花の都公園の百日草 →後ろに富士山を想像して拡大してみて・・・

初夏、花の都公園で買い求めてきた百日草(ジニア)が今、家の玄関先で満開!

初夏、花の都公園で買って家で育てている百日草

「原子力用語辞書」をリンクに追加

東日本大震災で新聞等にでている用語を調べ「東日本大震災・福島原発事故 報道からの言葉 読み方辞典」を作りました。
最近、原発事故に関連して原子力に関する書籍が多くなったように思います。

静岡県立中央図書館で「原子力用語辞典」を借り、読み方辞典を作り始めたのですが、ネット検索で
高度情報科学技術研究機構(RIST)が運営している「原子力百科事典」→こちら を見つけました。
その中に「原子力用語辞書」→こちら があり、読み方・説明が充実していましたので、私が作成するのは中止してリンクさせていただくことにしました。

この「原子力用語辞書」へは 音訳の部屋のその他の読み方辞書へのリンクNo.1 から行くことができます。
高度情報科学技術研究機構(RIST)が運営している「原子力百科事典」は文部科学省の事業において作成されたものです。
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東日本大震災・福島原発事故から5ヶ月以上が過ぎました。
被害にあわれた音訳・点訳の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

福島の友人に向日葵の種をたくさん送りましたが、今頃は花が咲いているでしょうか。
向日葵が咲いた後の処理がまた難しいと言う話を報道で見ると考えてしまいます。
早く日常が取り戻せるように祈っています。

家の玄関先で咲いている普通の花たちです。
皆、強い花で秋まで咲き続きます。

百日草(ジニア) トレニア
百日草(ジニア)           トレニア

サンパチェンス
サンパチェンス

 

 

 

「茶道」の読み方 「さどう」「ちゃどう」

2011年8月15日

「茶道」の読み方は「さどう」か「ちゃどう」か。
最近、歴史ドラマでの言い方で疑問に思う人が多いようなので調べました。

ー辞書による調査ー

日本国語大辞典では
ちゃどう 「茶道」・・・説明文に「さどう」
さどう 「茶道・茶頭・茶堂」 茶の湯 茶の湯の道のことを「さどう」というのは江戸時代まではまれであり、また「茶頭」との混同を避けるために「ちゃどう」というのが普通であった。

広辞苑では
ちゃどう 「茶道」・・・説明文に「さどう」
さどう 「茶道」⇒「ちゃどう」

ーWEBで取り上げられている記事よりー

記事はなくなることもあり、探しにくいのでWEBサイトより引用しました。

NHK放送文化研究所 最近気になる放送用語
「茶道」の読み →こちら
—————————–以下NHKの上記サイトより
Q:「茶道」にはサドーとチャドーの二つの読み方がありますが、どちらが正しいのでしょうか。
A:放送では、現在どちらで読んでもいいことになっています

解説:ただし、古くはチャドー、現在ではサドーが一般的だと言われています。『日本国語大辞典』によると、江戸時代まではサドーというのはまれで、茶頭(サドー)との混合を避けるためにチャドーというのが普通だったようです。今でも、茶釜、茶器、茶室、茶道具、茶の湯、茶会などの茶道関係のことばは、すべてチャです。したがって、「茶道」をサドーと読むのはむしろ例外的です。
茶道関係の専門書によれば、サドーをよしとする説では、これが禅院茶湯の伝統的な言い方である、という記述もあります。かつてキッチャテンとも言われた「喫茶店」が現在キッサテンにほぼ統一されたように、「茶道」もしだいにサドーに変化してきたことが推測されます。
—————————–以上NHKの上記サイトより

NHK 歴史秘話ヒストリア「明治 悪妻伝説 初代“ハンサムウーマン”新島八重の生涯」
「茶道」の読み方について →こちら
—————————–以下NHKの上記サイトより
現代では「さどう」との読み方が一般的となっていますが、
各流派では、以下の通りとなっています。

表千家では、特に決まりはないが「さどう」と読むのが一般的。
裏千家では、「ちゃどう」と読む。
武者小路千家では、「ちゃどう・さどう」どちらでもかまわないが、原則「茶の湯」を使う。

NHKが放送で使用する放送用語では「さどう・ちゃどう」ともに正しく、一般的な情報として話す場合は「さどう」を採用します。番組内容が個別の流派にかかわる場合は、その流派での読み方を優先しています。
今回番組では、八重が裏千家の師範だったことから、裏千家が使用している「ちゃどう」の読み方を採用しました。
—————————–以上NHKの上記サイトより

道浦俊彦氏の「平成ことば事情」
ことばの話873「チャドウとサドウ」 →こちら
—以下上記「平成ことば事情」文中より抜粋
・・・
有名な流派は三つあります。 表千家・裏千家・武者小路千家
「千家」に電話して確かめたところ
裏千家・・・・・・・・チャドウ
武者小路千家・・・・・チャドウ
表千家・・・・・・・・さどう
ということでした。
つまり表千家だけが「さどう」なんです。
・・・
—以上「平成ことば事情」サイト文中より抜粋

NHKの読み方はほとんどの音訳者が参考にしていると思います。
NHKの放送用語では「さどう・ちゃどう」ともに正しく、一般的な情報として話す場合は「さどう」を採用。
番組内容が個別の流派にかかわる場合は、その流派での読み方を優先している とのこと。
お正月など茶道といわないで「茶の湯」を使うことも多い気がします。
放送関係者も悩むことがおおいのでしょうね。

ー正確な読み方は何か?ー
音訳・点訳をしていると気になりますが、はっきりいえない言葉もあるようです。
辞書等をしっかり調べた上で、音訳者が自分で書籍にあった読みを選択するということでしょう。
時代の変化と共に読み方も変化していきますので、辞書にある第一の読みが、本によっては適切か考えてしまうこともあります。
書籍の内容に影響がある言葉は時間をかけて調べ、普通は辞書や適切な参考資料を調査し、典拠を記して先に進むことも大事なのだと思います。

碓氷峠 県境にある神社

2011年8月14日

軽井沢に旅をして、標高1200メートルの碓氷峠頂上に行きました。
頂上に神社があり、お社の中央で、一つの神社が長野県熊野皇大神社群馬県熊野神社に分かれており、宮司さん、社務所・御祈祷・お守りがそれぞれ別々にある、珍しい神社です。
両方の神社にお参りして、お賽銭も両方に入れました。

長野県熊野皇大神社のWEB→こちら
群馬県熊野神社のWEB→こちら

昔は中山道を往来する人々で賑わったそうです。
頂上付近には茶屋が6軒あり、峠の力餅が美味しくいただけます。

茶屋の一軒も家が2県にまたがっており、県境の表示があります。
聞くところによると、長野県側にあった台所を、群馬県側に作り変えると届け出は群馬県の保健所に変わるそう
住居表示や税金はどうなるのかしら・・・などと考えてしまいますがどうなのでしょうか?
ここで食べなかったので聞きそびれました。

ちから餅の茶屋→拡大すると県境表示が分かります。

頂上付近には分水嶺の標識
分水嶺の記載板

見晴台一帯も県境の印が続いています。
見晴台にある県境

見晴台からは妙義山も見え、タゴールの胸像もあります。

見晴台奥に方向表示盤があるのですが、表示盤のある周囲の森の木が鬱蒼としていて景色が見えません。
長野県側の宮司さんとお話しましたら、最近木がのび放題で、旅行者に指摘されているとのこと。
まわりの景色が見えるようになると嬉しいですね。

ここの神社は日本三大熊野のひとつだそうですので、軽井沢近辺を通過する時には登ってみてください。
旧軽井沢銀座通りより車で約10分程度です。

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