絵本「おじいさんのぼうし」紹介します。
友人がフィリピンの絵本(児童書)を翻訳しました。
素敵な本ですので紹介します。
認知症になっていくおじいさんを優しく見つめた本です。
ご家庭で、学校で、図書館で、特別支援学校でお読みいただければ嬉しい!
絵もやさしい色使いで美しい!
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「おじいさんのぼうし」
出版社名:ひくまの出版(静岡県浜松市)
発行年月:2010年6月 ISBN978-4-89317-432-1 定価1,200円
作:ルイス P . ガトマイタン <フィリピンの医師>
絵:ベス パロッチャ-ドクトレロ <フィリピンのイラストレーター>
訳:こうむらしほこ <静岡市在住ともだち二人:河村總子(こうむらふさこ)浜田志保子(はまだしほこ)>
ーーーーーーーーーーーーーー 以下絵本より
認知症になっていくおじいさんと男の子の心の成長を描くフィリピンの感動の絵本
ぺピンはとてもしあわせです。おじいさんがぺピンの家でくらすことになりました。おじいさんとぺピンはとてもなかよしで、おじいさんは、お話をいっぱいしてくれます。
ある日、おじいさんは、ぺピンが だれだか わからなくなってしまいました。いったい どうしたのでしょうか。ぺピンは、どんなことをしてあげられるのでしょうか。
「おじいさんのぼうし」は、としをとっていく おじいさんとなかよしの男の子の物語です。
ーーーーーーーーーーーーーー 以上絵本より
◇訳者のところに送られてきた「おじいさんのぼうし」についての感想
1)「子供にも、読んであげる大人にもいいですね。複雑な内容をわかりやすくしてしまう腕と、こどものやさしさが人の心を打つと思います。おとうさんのやさしさも。感動して、読ませていただきました」
2)「この絵本はむしろ大人向けに認知症を考えさせるとてもいい教材だ」「絵本と思いきや、内容は大人から子供まで、どんな年代でも、それぞれの年に合わせて考えさせられる内容で、奥が深い本だと思いました。学校図書館や公立の図書館にぜひ入れてほしい本ですね」
3)「必ず来る老いや死を身近にした孫の少年の目や心が優しく描かれたいい本ですね。
少年は、父の老木と若木の例から、“受け継ぐ”ことを知り、祖父の「死」を受容し、これから自分の長い人生への「覚悟・希望」をそれとなく感じたことでしょう」
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