言葉の読み方

「原子力用語辞書」をリンクに追加

東日本大震災で新聞等にでている用語を調べ「東日本大震災・福島原発事故 報道からの言葉 読み方辞典」を作りました。
最近、原発事故に関連して原子力に関する書籍が多くなったように思います。

静岡県立中央図書館で「原子力用語辞典」を借り、読み方辞典を作り始めたのですが、ネット検索で
高度情報科学技術研究機構(RIST)が運営している「原子力百科事典」→こちら を見つけました。
その中に「原子力用語辞書」→こちら があり、読み方・説明が充実していましたので、私が作成するのは中止してリンクさせていただくことにしました。

この「原子力用語辞書」へは 音訳の部屋のその他の読み方辞書へのリンクNo.1 から行くことができます。
高度情報科学技術研究機構(RIST)が運営している「原子力百科事典」は文部科学省の事業において作成されたものです。
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東日本大震災・福島原発事故から5ヶ月以上が過ぎました。
被害にあわれた音訳・点訳の皆様はいかがお過ごしでしょうか。

福島の友人に向日葵の種をたくさん送りましたが、今頃は花が咲いているでしょうか。
向日葵が咲いた後の処理がまた難しいと言う話を報道で見ると考えてしまいます。
早く日常が取り戻せるように祈っています。

家の玄関先で咲いている普通の花たちです。
皆、強い花で秋まで咲き続きます。

百日草(ジニア) トレニア
百日草(ジニア)           トレニア

サンパチェンス
サンパチェンス

 

 

 

「茶道」の読み方 「さどう」「ちゃどう」

2011年8月15日

「茶道」の読み方は「さどう」か「ちゃどう」か。
最近、歴史ドラマでの言い方で疑問に思う人が多いようなので調べました。

ー辞書による調査ー

日本国語大辞典では
ちゃどう 「茶道」・・・説明文に「さどう」
さどう 「茶道・茶頭・茶堂」 茶の湯 茶の湯の道のことを「さどう」というのは江戸時代まではまれであり、また「茶頭」との混同を避けるために「ちゃどう」というのが普通であった。

広辞苑では
ちゃどう 「茶道」・・・説明文に「さどう」
さどう 「茶道」⇒「ちゃどう」

ーWEBで取り上げられている記事よりー

記事はなくなることもあり、探しにくいのでWEBサイトより引用しました。

NHK放送文化研究所 最近気になる放送用語
「茶道」の読み →こちら
—————————–以下NHKの上記サイトより
Q:「茶道」にはサドーとチャドーの二つの読み方がありますが、どちらが正しいのでしょうか。
A:放送では、現在どちらで読んでもいいことになっています

解説:ただし、古くはチャドー、現在ではサドーが一般的だと言われています。『日本国語大辞典』によると、江戸時代まではサドーというのはまれで、茶頭(サドー)との混合を避けるためにチャドーというのが普通だったようです。今でも、茶釜、茶器、茶室、茶道具、茶の湯、茶会などの茶道関係のことばは、すべてチャです。したがって、「茶道」をサドーと読むのはむしろ例外的です。
茶道関係の専門書によれば、サドーをよしとする説では、これが禅院茶湯の伝統的な言い方である、という記述もあります。かつてキッチャテンとも言われた「喫茶店」が現在キッサテンにほぼ統一されたように、「茶道」もしだいにサドーに変化してきたことが推測されます。
—————————–以上NHKの上記サイトより

NHK 歴史秘話ヒストリア「明治 悪妻伝説 初代“ハンサムウーマン”新島八重の生涯」
「茶道」の読み方について →こちら
—————————–以下NHKの上記サイトより
現代では「さどう」との読み方が一般的となっていますが、
各流派では、以下の通りとなっています。

表千家では、特に決まりはないが「さどう」と読むのが一般的。
裏千家では、「ちゃどう」と読む。
武者小路千家では、「ちゃどう・さどう」どちらでもかまわないが、原則「茶の湯」を使う。

NHKが放送で使用する放送用語では「さどう・ちゃどう」ともに正しく、一般的な情報として話す場合は「さどう」を採用します。番組内容が個別の流派にかかわる場合は、その流派での読み方を優先しています。
今回番組では、八重が裏千家の師範だったことから、裏千家が使用している「ちゃどう」の読み方を採用しました。
—————————–以上NHKの上記サイトより

道浦俊彦氏の「平成ことば事情」
ことばの話873「チャドウとサドウ」 →こちら
—以下上記「平成ことば事情」文中より抜粋
・・・
有名な流派は三つあります。 表千家・裏千家・武者小路千家
「千家」に電話して確かめたところ
裏千家・・・・・・・・チャドウ
武者小路千家・・・・・チャドウ
表千家・・・・・・・・さどう
ということでした。
つまり表千家だけが「さどう」なんです。
・・・
—以上「平成ことば事情」サイト文中より抜粋

NHKの読み方はほとんどの音訳者が参考にしていると思います。
NHKの放送用語では「さどう・ちゃどう」ともに正しく、一般的な情報として話す場合は「さどう」を採用。
番組内容が個別の流派にかかわる場合は、その流派での読み方を優先している とのこと。
お正月など茶道といわないで「茶の湯」を使うことも多い気がします。
放送関係者も悩むことがおおいのでしょうね。

ー正確な読み方は何か?ー
音訳・点訳をしていると気になりますが、はっきりいえない言葉もあるようです。
辞書等をしっかり調べた上で、音訳者が自分で書籍にあった読みを選択するということでしょう。
時代の変化と共に読み方も変化していきますので、辞書にある第一の読みが、本によっては適切か考えてしまうこともあります。
書籍の内容に影響がある言葉は時間をかけて調べ、普通は辞書や適切な参考資料を調査し、典拠を記して先に進むことも大事なのだと思います。

菅内閣 最新の閣僚名簿を見るには

2011年7月7日

管内閣の閣僚が変更になりました。
2011年 6月27日(月)に東日本大震災復興対策担当大臣に就任した 松本 龍 (まつもと りゅう)氏が辞任
2011年7月5日(火)新たに 平野 達男(ひらの たつお)氏が就任しました。

 最新の閣僚名簿を見たいときには

首相官邸ホームページの閣僚名簿→こちら をご覧下さい。

東日本大震災・福島原発事故・放射線計る単位を音訳の部屋にUP

2011年6月20日

梅雨の最中、被災地の皆様いかがお過ごしでしょうか。
早く復興計画が実施に移されると良いですね。
福島の方々、大変でしょうがお体に気をつけてください。

「東日本大震災・福島原発事故」の 報道からの言葉
「放射線計る単位 シーベルト(Sv)ベクレル(Bq)グレイ(Gy)」をランダムに拾ってブログに書いてきました。

ブログは時と共に項目が後ろのほうに移動しますので「音訳の部屋」に新しい項目として作成しました。

「音訳の部屋」→こちら
「東日本大震災・福島原発事故 報道からの言葉 読み方辞典」→こちら

「放射線計る単位 シーベルト(Sv)ベクレル(Bq)グレイ(Gy)」→こちら
人名や用語は50音順にまとめてありますので調べやすいと思います。
他の報道記事も参考にしてブログより更に追加してあります。
これから先、震災・原発に関する書籍が多くなると思いますのでその際お使い下さい。

外を歩いているとあちこちの家で紫陽花が満開!
長泉町のスルガ平に咲いていた紫陽花

長泉町の道路沿いにある大きな紫陽花

ルビとアクセントについて考える(井上靖文学館にて)

6月3日(金)

静岡県点字図書館の音訳に関係ある人たち15名でクレマチスの丘へ出かけました。
クレマチスの丘は静岡県長泉町(ながいずみちょう)東野(ひがしの)にあります。

富士山麓の豊かな自然の中、花と芸術が溢れる素敵なところ。→こちら
現在は200種あるクレマチスが満開!薔薇も美しい。

ルビ

企画力のある仲間のお陰で「井上靖文学館」にてルビについての話し合いをすることができました。

◇井上靖文学館館長である松本亮三(まつもとりょうぞう)氏が5月12日の静岡新聞夕刊「窓辺」に-ルビの勧め-を書いておられ、それを見た友人が連絡をとってくれたようです。
————-以下静岡新聞5/12夕刊「窓辺」より
ルビの勧め
 ルビとは、漢字の横に付いている振り仮名の小さな活字のことです。
 恋に奥手という人がいるようです。恋はさておき、「本に奥手」の児童がいます。ルビはそのような子どもにとって役に立つでしょう。わたしはルビというものをもっと広めてはどうか、と思っています。今回はそんなルビの勧めのお話です。

 さて、本を読むことに興味のない子どもがいました。しかし、小学校高学年になって漢字を覚えるにつれて本を読むことが好きになっていったそうです。その子は思いました。漢字の読み方が分かれば、ルビが付いていれば、もっとたくさんの本が読めた、と。漢字の多い本もルビが付いていれば読み進めることができるでしょう。

 漢詩、仏典、講談本、古典であってもルビさえ付いていれば、子どもから大人まで読めます。たとえ意味が分からなくても暗唱することができるでしょう。子どもの頃に覚えたルビつきの漢詩の音韻や字源が、後に教養や思想になったとのお話を伺ったことがあります。

 「文章は一刀三拝の精神で書くべし」。ルビを嫌う作家がいるでしょうが、仏師が一刀三拝の精神で仏像を刻むのと同じような心で文字を選んだのだから、その作品は読んでもらわなければ何もなりません。 漢字をまだあまり覚えていない子どもや海外で育った子どもだけでなく、特に漢字になじみにくい多くの外国人にとって、ルビは大切に思います。日本の文化や日本語を学ぶのにも役立つに違いありません。

 今でも「本に奥手」の少年少女はたくさんいるでしょう。そんな子どもたちへ、ルビはほかの何物にも替えることのできない大切な贈り物でしょう。(井上靖文学館館長)

————-以上静岡新聞5/12夕刊「窓辺」より

◇館長さんのお陰で井上靖氏の次女・黒田佳子(くろだよしこ)氏が横浜から来て下さり、子どもの頃ルビがたくさん付いた本を読んで、本の世界が身近になったお話をされました。井上靖氏も文章を書くときには難しい表現やルビに気をつけておられたそうです。晩年は多忙で仏教の話など少し難しくなったようですが。
黒田さんは母上が京都の方でお話の様子が優しく、言葉は大切とあらためて思います。

◇湯ヶ島小学校の杉山校長先生もあすなろ調べ学習でいらしており、館長さんの質問に今の子供達の名前は読むのが大変と言っておられました。
昔はそれぞれの家に伝わった漢字を組み入れることが多かったけれど、今は親が一生懸命に考えて名前をつける。
読みにくい漢字にはルビが役立つでしょう・・・と館長さんが言っておられました。

アクセント

井上靖の作品は「しろばんば」、「あすなろ物語」など天城湯ヶ島の自然と人間の営みが描かれています。
館長さん、校長先生、文学館におられた地元の方々は
「しろばんば」「湯ヶ島」は「し」「ゆ」にアクセントを置くのが正しいとのこと。
参考ページ→こちら こちらも

音訳でも地元のアクセントにして欲しいと館長さんはおっしゃいます。
—このような例は多いのでしょうね。
標準と思っているアクセントで読むと地元の人が聞いて間違っていると感じる・・・
でも音訳は全国のユーザーを対称にしていますから標準と思われているアクセントで読まなくてはならない。

NHK静岡放送局の比留間 亮司(ひるま たかし)アナウンサーがおいでになっており、その辺は難しいとおっしゃっていました。

私達は読みやアクセントにNHKの放送や書籍に頼ることが多いと思います。
NHKでも言葉の読みは変化していくと言っていますし、アクセントとなると全国的に通用する読み方をするのでしょうね。

話に夢中になって「井上靖文学館」を後にし、ゆっくり館内を見学できませんでした。
静岡市からは近いのでまた近日中に来たいと思います。
井上靖の書籍も読み返してみたい。

ベルナール・ビュフェ美術館、ヴァンジ彫刻庭園美術館も案内していただき、クレマチスガーデンで満開のクレマチス、薔薇を楽しみ、梅雨の晴れ間の素敵な一日を過ごしました。

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私は5月17日にも「クレマチスの丘」を訪れています。
エリアが二つあり
ビュフェ・エリアはベルナール・ビュフェ美術館、井上靖文学館。
クレマチスガーデン・エリアはクレマチスガーデン、ヴァンジ彫刻庭園美術館、IZU PHOTO MUSEUM。
レストランもいくつかあります。

先日来た時の写真

クレマチス、200種のなかの一つ ヴァンジ彫刻の一つ
200種あるクレマチスの一つ      ヴァンジ彫刻の一つ 

二つのエリアを結ぶ道には吊り橋があります。
二つのエリアを結ぶ途中にある吊り橋

6月3日の今日はクレマチスも満開、まだ蕾もたくさんあります。
春の薔薇は今が見ごろでしょう。

両エリアは広く、散策にも最適。
住宅街を歩くと富士山が大きく美しいのでぜひお出かけ下さい。
交通も車で東名沼津インターから近いですし、列車でJR三島駅からシャトルバスが連れて行ってくれます。

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