音訳・点訳

吉田公園に命山2基(静岡新聞)の読み方

2017年3月26日

2017年3月26日
今日の静岡新聞を見て、静岡県吉田町の県営吉田公園内に「命山2基」完成の読み方を調べました。
二つの命山は海抜6.9メートルと8メートル。6400人が避難できるとのことです。

命山(いのちやま)は防災用語集によると台風による高潮や津波、洪水で地域が浸水したときに、住民が緊急避難するためにつくられた人工高台。→こちら 命山は広辞苑、日本国語大辞典にはありません。

WEBで調べるとコトバンクの日本大百科全書(ニッポニカ)、デジタル大辞泉に 命山(いのちやま)とあります。

ーー日本大百科全書(ニッポニカ)より
台風や津波で地域が浸水したときに、住民が避難するためにつくられた、人工高台の通称。
静岡県袋井(ふくろい)市湊(みなと)地区の遠州灘(えんしゅうなだ)から約1キロメートル内陸には、江戸時代の1680年(延宝8)に起きた津波の被害を教訓としてつくられた二つの人工高台、中新田命山(高さ5メートル)と大野命山(高さ3.7メートル)が残っている・・・
ーー

静岡県袋井市には昔からあったのですね。

袋井市ではさらに平成25年(2013)には約1300人が避難できる湊命山が新たに造営され、地上高7.2メートル(海抜10メートル)。現在整備中の湊西地区命山は8.1メートル(海抜10メートル)平成29年3月完成予定。
東同笠(ひがしどうり)・大野地区命山は7.5メートル(海抜10メートル)平成29年3月完成予定。
現在、中新田地区命山は7.2メートル(海抜10メートル)

命山(いのちやま)
湊命山(みなといのちやま)
中新田命山(なかしんでんいのちやま)
大野命山(おおのいのちやま)
2基(にき)「NHKことばのハンドブック 第2版」P340

命山の読み方は多く出ていますが数え方が 命山2基 とあります。
基の読みについて調べました。
「音訳の部屋・数詞・助数詞の読み方」の基(き)据え置くものなどを数える・・とあります。

ーー以下「数え方の辞典」著者 飯田朝子 小学館 P338 き(基)より一部参照
「基」は建物の四角い土台・基盤・根元を表します。据え置くもの、人間ひとりの手では動かしがたいものなどを数える語です。
①墓・神仏
墓・ピラミッド・古墳・墓穴・石室 鳥居・神輿 仏壇
②置物・設置物
庭園に据え付けてある灯籠・石塔 公園などの像・碑 公園のベンチ・遊具・トイレ 据えてある大型機械 照明設備(照明施設・街灯・信号機)*街灯は灯でも数える 住居跡・窯跡などの遺跡 ブイ(浮標) ビルの壁面に設置された大型のモニタースクリーン・画面 大型タンク(石油タンク) まれに魚のひれ
③台や塔、堤などの建造物
タワー・塔 やぐら 灯台・展望台 砲台・ロケットの発射台 堤防・消波提 橋脚 ダム
④炉・発電機
原子炉 原子力発電所・風力発電所の発電機
⑤設置された乗り物
スキーのリフト施設 エレベーター・エスカレーター・自動遊歩道
*エレベーターを他の階に移動するために利用する時は「台」で数えます。
「このエレベーターは満員のため、1台お待ちください。」
⑥飛行する機械・乗り物に関するもの 「機」と同様の意味を持ちます。
ロケット 人工衛星(偵察衛星2基打ち上げ) 飛行機のエンジン(事故機は2基のエンジンが停止していた)

*「機」P339
飛行機(ジャンボ機2機が離陸 ヘリコプター3機が出動)・誘導装置を持つミサイル・(専門的に)空軍組織の最小単位で、航空機とその乗員から構成されるまとまりを数えます。

ーー以上「数え方の辞典」著者 飯田朝子 小学館 P338 き(基) P339 き「機」参照

「NHKことばのハンドブック 第2版」助数詞の使い方もご覧ください。

数え方に「基」を使っていることが多いのに驚きました。

森友学園問題に関する言葉の読み方

2017年3月25日

2017年3月25日

森友学園問題が新聞・ラジオ・テレビ等、報道に多く記載されていますので、音訳・点訳で記事を読むときのために読み方を集めました。

報道関係から集め「敬称略」で記載します。
役職は報道に出ていたもので現在とは限りません。

学校法人「森友学園」(がっこうほうじんもりともがくえん)
瑞穂の國記念小學院(みづほのくにきねんせうがくゐん)
塚本幼稚園幼児教育学園(つかもとようちえんようじきょういくがくえん)
肇國舎高等森友学園保育園(ちょうこくしゃこうとうもりともがくえんほいくえん)
教育勅語(きょういくちょくご)の精神
閑谷学校(しずたにがっこう)

籠池泰典(かごいけ やすのり)(本名・康博)
籠池佳茂(かごいけ よししげ)
籠池諄子(かごいけ じゅんこ)(本名:籠池真美・まみ)
籠池町浪(かごいけ ちなみ)
森友寛(もりとも ひろし)籠池諄子氏の父・塚本幼稚園創設

安倍晋三(あべ しんぞう)首相
安倍昭恵(あべ あきえ)首相夫人旧姓:松崎(まつざき)
稲田朋美(いなだ ともみ)防衛相 弁護士
稲田龍示(いなだ りゅうじ)元塚本幼稚園の顧問弁護士、防衛相の夫 弁護士法人光明会(こうめいかい)
菅義偉(すが よしひで)官房長官
鴻池祥肇(こうのいけ よしただ)元防災担当相
麻生太郎(あそう たろう)財務相
辻元清美(つじもと きよみ)民進党議員
福山哲郎(ふくやま てつろう)民進党参議院議員
柳本卓治(やなぎもと たくじ)自民党参院議員
東徹(あずま とおる)日本維新の会(にっぽんいしんのかい)参院議員
北川イッセイ(きたがわ イッセイ)本名:北川 一成(きたがわ かずなり)前参院議員
竹下 亘(たけした わたる)自民党国会対策委員長
山本一太(やまもと いちた)参議院予算委員長
榛葉 賀津也(しんば かづや)民進党参議院国会対策委員長
石田 祝稔(いしだ のりとし)公明党政務調査会長
穀田 恵二(こくた けいじ)共産党国会対策委員長
小池 晃(こいけ あきら)共産党書記局長
西田昌司(にしだ しょうじ)自民党参院議員
辰巳孝太郎(たつみ こうたろう)通常たつみコータロー 共産党参議院議員
福島瑞穂(ふくしま みずほ)社民党参議院議員

木村真(きむら まこと)大阪府豊中市(とよなかし)市議会議員
橋下 徹(はしもと とおる)前大阪府知事
松井 一郎(まつい いちろう)大阪府知事
佐川宣寿(さがわ のぶひさ)財務省理財局長
村川 豊(むらかわ ゆたか)幕僚長
梶田 叡一 (かじた えいいち)大阪府私学審議会会長
谷 査恵子(たに さえこ)安倍昭恵夫人付きの職員・経済省職員
小川 榮太郎(おがわ えいたろう)文芸評論家 私塾「創誠天志塾」塾長
嶋田賢和(しまだ よしかず)釜石市副市長 前職:財務省
酒井康生 (さかい やすお) 籠池泰典氏の元弁護士
山口貴士(やまぐち たかし)弁護士・国会で籠池泰典氏補佐人

証人喚問(しょうにんかんもん)
便宜供与(べんぎきょうよ)
偽証罪(ぎしょうざい)
虚偽記載(きょぎきさい)
証人喚問(しょうにんかんもん)
忖度(そんたく)
孫請業者(まごうけぎょうしゃ)
詐欺罪(さぎざい)
九州賢人会議所(きゅうしゅうけんじんかいぎしょ)
百条委員会(ひゃくじょういいんかい)
背任容疑(はいにんようぎ)
告発状(こくはつじょう)
大阪航空局(おおさかこうくうきょく)
財務省近畿財務局(ざいむしょうきんきざいむきょく)

平成28年度日本芸術院賞授賞者の読み方

2017年3月23日

2017年3月23日
日本芸術院(院長 黒井千次)は平成28年度(第73回)の授賞者の選考を行い,以下のとおり決定。

【第一部(美術)】

恩賜賞
日本芸術院賞    書    髙木 聖雨(たかき せいう)(本名:髙木 茂行(しげゆき))[67歳]
「協戮(きょうりく)」(平成28年改組新第3回日展出品作)に対し
日本芸術院賞   日本画   西田 俊英(にしだ しゅんえい)[64歳]
「森の住人(すみびと)」(平成27年再興第100回院展出品作)に対し
日本芸術院賞   洋 画   根岸 右司(ねぎし ゆうじ)[79歳]
「古潭風声(こたんふうせい)」(平成28年改組新第3回日展出品作)に対し
【第二部(文芸)】

恩賜賞
日本芸術院賞   評 論   渡辺 保(わたなべ たもつ)(本名:渡辺 邦夫・くにお)[81歳]
演劇全般,特に伝統演劇の本質を綿密かつ精緻に探究した長年にわたる評論の業績に対し
日本芸術院賞   小 説   髙樹 のぶ子(たかぎ のぶこ)(本名:鶴田・つるた 信子)[71歳]
様々な類型の人間関係の機微を緻密に考察し,豊かな物語性を織りこんだ小説を造型した業績に対し
【第三部(音楽・演劇・舞踊)】

恩賜賞
日本芸術院賞   洋 楽   一柳 慧(いちやなぎ とし)(本名:一栁 慧)[84歳]
長年にわたる幅広い作曲活動と常に新しい世界を切り開いていく積極的な姿勢に対し
日本芸術院賞   能 楽   大槻 文藏(おおつき ぶんぞう)[74歳]
能の最高秘曲と復曲における優れた舞台成果,大阪能楽界の発展及び後進育成の業績に対し
日本芸術院賞   歌舞伎   市川 左團次(いちかわ さだんじ)(本名:荒川 欣也・あらかわ きんや)[76歳]
「助六由縁江戸桜」の髭(ひげ)の意休役,「仮名手本忠臣蔵」の高師直役及び桃井若狭之助役における演技に対し
日本芸術院賞   邦 楽   鳥羽屋 里長(とばや りちょう)(本名:川原 壽夫・かわはら としお)[81歳]
長年にわたり歌舞伎長唄に尽くした業績に対し

※年齢は授賞式当日(平成29年6月19日)現在の年齢

参考WEB 日本藝術院のページ→こちら

日本学士院賞の受賞者の読み方と授賞理由

2017年3月14日

2017年3月14日
日本学士院賞の受賞者の読み方と授賞理由

ーー日本経済新聞WEB参照

<日本学士院賞・恩賜賞>
長谷川 昭(はせがわ・あきら)東北大名誉教授、地震学。プレート沈み込み帯の構造と地震活動を研究。71歳。

<日本学士院賞>
奈良沢 由美(ならさわ・ゆみ)城西大准教授、西洋美術史。フランス南部の教会祭壇の類型を体系化。51歳。

清水 展(しみず・ひろむ)京都大教授、社会人類学。フィリピン・ルソン島の先住民族の実態を調査。65歳。

高崎 史彦(たかさき・ふみひこ)高エネルギー加速器研究機構名誉教授、物理学。粒子と反粒子の実験。73歳。

荒川 泰彦(あらかわ・やすひこ)東京大教授、光電子工学。電子を閉じ込める量子ドットを研究。64歳。

横堀 寿光(よこぼり・としみつ)東北大名誉教授、材料強度学。金属疲労を数値解析する理論。65歳。

難波 成任(なんば・しげとう)東京大教授、植物病理学。植物の病原性細菌のゲノムを解読。65歳。

戸田 達史(とだ・たつし)神戸大教授、神経内科学。福山型筋ジストロフィーなど糖鎖合成異常症の解明。56歳。

遠藤 玉夫(えんどう・たまお)東京都健康長寿医療センター研究所副所長、生化学。戸田氏との共同研究。63歳。

北村 惣一郎(きたむら・そういちろう)国立循環器病研究センター名誉総長、医学。小児の心臓手術法確立。76歳。

全国の火山概況 9の火山に「噴火警報」や「火口周辺警報」

2017年3月8日

3月8日
気象庁は8日、全国の活火山の2月以降の活動状況や警戒すべき点について発表しました。噴火が発生したり火山活動が高まったりして、全国の9の火山に「噴火警報」や「火口周辺警報」が発表されています。(NHKニュースより)

火山の読み方は「活火山読み方辞典」→こちら に作ってありますのでご利用ください。

トップに戻る